- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863203365
感想・レビュー・書評
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ここでの廃城は明治以前に建てられた建造物がその場に残っていない城、といった意味をさす。
この本で取り上げられた廃城の内、今までに行った事があるのは、
七尾城・一乗谷城(居館跡のみ)・後瀬山城・高天神城・岩村城・田丸城・竹田城・有子山城・徳島城・岡豊城
の10ヵ所。読み終わって早速飯盛山城に行った。
さて次はどこに行こうか。高取城か周山城か…
ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店にて購入。 -
全国に点在する「廃城」を紹介。苔むした石垣、土塁、壕、といったわずかな城の原形を残すだけの「廃城」の魅力に迫る。
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「模擬天守で”壮麗優美”な城なんてもうアキアキ!」表紙に書かれたコピーに大いに賛同する。旅先で城を目にすると通り過ぎるのが惜しいと思う。しかし、山城はそこが城であることを知らなければ目を向けることなく通り過ぎてしまう。本書の続編も刊行されているので、廃城をゆくコンセプトは多くの人に支持されているのだろう。自分も本書を読んでいる最中に本佐倉城跡を訪れ、山城ビギナーの一歩を踏み出した。
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池上
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城跡巡りのロマンをうまいこと抽出して、編集されているムック本である。裏表紙のコピー「模擬天守で“壮麗優美”な城なんてもうアキアキ!土に埋もれ、苔むした廃城にこそ城の真の魅力が詰まっている!!」が、本書の編集方針を象徴している。このコピーの主張はまさしくその通りで、城跡や古戦場というのは、「兵どもが夢の跡」の感覚を醸し出していることが重要だと思う。本書に載っている「あやしい“模擬天守”大図鑑」のような史実無視の復興はやめて欲しい。
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廃城についての本がなかったので購入。
廃城をここまで取り扱うか!と非常にうれしく思います。綺麗なお城はもう飽き飽き!って確かに笑
ただ、値段の割りに装飾やフォントがそこらへんの安い本みたいで残念。別にあるか分からない伝説ものを扱っているわけではないのだから、もっとデザインの編集しようがあったのでは?
テーマも内容もそして値段もそこそこいいのだから、もっと堅苦しさが欲しかったかも。研究誌としては好きな人は手に取りにくいと思う。そこが残念。 -
廃城好きにはいい本だと思う。
けど、所謂エセ復元天守なんかをけちょんけちょんに書いてるので、復元天守も好きな私としては好感度が下がった本でもある。 -
天守閣が残っている、再建された、などの城も数々あるなかで、あえて石垣だけが残る「城跡」に着目した1冊。メジャーな城が多いですが、いろんな城が載っています。崩れかけたような石垣が好きな人に特におススメ。