カルチャー・クリエイティブ : 新しい世界をつくる52人 (ソトコト新書)
- 木楽舎 (2007年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240001
作品紹介・あらすじ
スローライフを提唱する著者・辻信一氏がこれまでに出会い、語り合った“新しい世界をつくる人々”=“カルチャー・クリエイティブ”51人との対話集。現代の平和・環境運動の精神的指導者、サティシュ・クマールをはじめ、哲学者、思想家、NPO・NGO主催者、アーティスト、環境活動家、落語家、職人等々…21世紀のカルチャー・ムーブメントを牽引する人々との会話の中から、21世紀人の進むべき道、選ぶべき道が導き出される。
持続可能な世界を創造する国内外のキーマンたちの生の声に加え、これからの時代を読み解くための100のキーワード集も充実。対談ゲスト、サティシュ・クマール(哲学者)、ゲーリー・スナイダー(詩人)、ウ・オン(森林官)、ヘレナ・ノーバーク・ホッジ(言語学者)、山口タオ(童話作家)、古今亭菊千代(落語家)他 全51名。
感想・レビュー・書評
-
スローライフの提唱者、辻さんの一冊。世界のいろんな場所でスローでクリエイティブな生き方をしている人たちを紹介しながら、その生き方や考え方について触れています。自分らしく、できる範囲で楽しみながら働いて生きていく、そんな消耗しにくい暮らし方で暮らしている人たちのことを知って少し世界が広がる一冊だと思います。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごくたくさんの視座を学ぶことができる
ちょっとした哲学書かも。 -
新しい価値観として、社会的な地位より自己実現、外からの評価より内面的な成長、お金より時間、物質的満足より創造的でスピリチュアルな経験、結果よりプロセスの重視、などがあり、それらを求める人たちと著者の対談。
このような価値観の世界では、世界を引っ張るような国は現れるのだろうか。それぞれがそれぞれの国のオリジナリティを重視する世界になりそう。
あた、このような価値観の中での途上国支援のあり方を考えさせられた。
ガンジーの言葉、be the change,世界を変えたければまず自分が変われという意味。
ナマケモノは筋肉を鵜sくなくして高い、細い木でぶら下がれるようにしている、一方で糞は木の根元まで下りて、埋める。木の成長をわかってやっているのか。
ヤギは酪農だと草を食べるだけなので、人間の食べ物と食べ物の点で競合しない。牛よりもヤギの乳を普及させてみては。
何かを思い出そうという人の歩調はゆっくりだが、忘れようとしている人の歩調は速い。 -
各国で素敵な活動をしている52人の紹介。
ひとつひとつが短いので、読みやすい。
キーワードもわかりやすく説明されている。 -
世界のあちこちで、新しい社会が芽生え、それを支える新しい文化が生まれている。
その担い手がカルチャー・クリエイティブ―文化を創る人々だ。
辻信一が世界中で出会った彼らの声を伝える。 -
ソイル(土)、ソウル(魂)、ソサエティ(社会)
-
環境の考え方は変わります。
-
<a href="http://loggedreviews.blogspot.com/2009/03/slow-and-slower.html" target="_blank">read review: レビューを読む:</a>
-
カルチャー・クリエイティブ―新しい世界をつくる52人 (ソトコト新書 7)
-
未読
-
紹介 松崎 仁
この本は明治学院大学教授で環境運動家の辻信一さんが、月刊『ソトコト』という雑誌で世界で活躍する環境運動家51人の方と対談した事が書かれています。
環境運動家といっても、ミュージシャン、パン屋さん、町工場のおじさん、農家の方など様々な人がいました。
みなさんが行われている活動は様々ですが、共通しているのが、『自分の為にやっている』が『人や環境の為になっている』ということ。また、それを楽しんでやっているところです。
“あたり前の事”ですが、一人一人の力はとても小さな力です。でも今出来る事を少しでもいいからやってみてください。いい事と分かっていても、面倒だからやらないのは・・・・・ですよね。
なんでもいいです、近所の人に挨拶をする、歩ける距離なら歩く、水筒とハンカチを持ち歩くなどなど、自分に出来る事を少しでもいいから、楽しみながらやってください。
僕は、時間が有るときは近所を散歩して、会う人に挨拶をして、水筒を持ちあるくようにして、長く着れる服を買うなどを出来るだけ、ゆっくりとやっています。
やってみると楽しいんですよ、歩いてると緑が少ない事に気づいて、なんとなく部屋に緑を増やしてみたり、子供が自分から挨拶してくれて何か嬉しかったり、水筒を持ち歩くから、お金使わずに済みますしね(笑)
みなさんも是非出来る事を見つけて、楽しみながらやってみてください。
こんなサイトもあるんですよ。
-
文化人類学者で「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人でもある辻信一さんが、日本や世界じゅうで出会った「51人」との対談を1冊の本にまとめてくれました。世界じゅうのさまざまな人たちが、サスティナブルな社会づくりを楽しみながら続けている話は読んでいてとても勇気づけられるし、また彼らの、現代社会に対する鋭い視線に学ぶところも多い一著です。(BOOKPACKER)