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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか についての感想・レビュー・書評


動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
1185人が登録 ★3.96

著者: 福岡伸一 
本 / 木楽舎 / 256ページ / 2009年02月17日発売
ISBN/EAN: 9784863240124
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評価平均: 3.96
登録数: 1185
レビュー数: 179
価格: ¥ 1,600 (参考価格:¥ 1,600)

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みんなの感想・レビュー・書評

さんのレビュー 5 読み終わった

生命とは?という大きなテーマに対して色々な例(ダイエットやコラーゲンやウイルスやタンパク質、ES細胞等々)を挙げて分かりやすく解説してくれた。
生命とは動的平衡にあるシステムであることがよくわかった。
もう一度、生物と無生物のあいだ を読み返したくなった。

王道名無しさんのレビュー 読み終わった

雑誌「ソトコト」のコラムを基本に加筆・編集
パーツ・機械論的な人体への見方を否定する。
その文脈でコラーゲン補う食事にも触れている

ライアル・ワトソンに対して好意的なのはちょっと意外。
※百匹の猿、とかで私は敬遠している

37 記憶はどこにあるか?
68 消化は食べたものの情報を解体することに意味がある
76 コラーゲン

87 必須アミノ酸をバランスよく含むのがいい食べ物、卵とか
90 人体は「ペニー・ガム」ではない
108 GI値

130 トマトの果肉は崩れかけが美味しい。くずれないトマトを遺伝子工学で作ったら市場で惨敗
171 死ぬまで脚気菌を探し続けた森鴎外
209 ミトコンドリア細胞共生説、唱えたのはカール・セーガン夫人(当時)。論文15回ボツ

ひろたさんのレビュー 4 読み終わった

『生命とは、分子の大循環の流れにできた「淀み」である』 食物を通じて体中のあらゆる分子が日々入れ替わり、物質的には数か月前の自分は今の自分とは全く違うものになっている。 まさに”汝とは「汝の食べたもの」である”。 これは科学的な方法で確かめられた紛れもない事実。 だとすると、『自分』ってなんだろう? 昨日食べたハンバーグであり、一昨日のパスタであり、朝食の食パンなのか? 科... 続きを読む »

pctrさんのレビュー 3 読み終わった

他著に比べ、やや散文的。生命の本質にまつわる興味深い論考。

○私たちを規定する生物学的制約から自由になるために、私たちは学ぶのだ(58頁)

○環境にあるすべての分子は、私たち生命体の中を通り抜け、また環境へと戻る大循環の流れの中にあり、どの局面をとっても、そのこには動的平衡を保ったネットワークが存在していると考えられるからである(234頁)

花和尚さんのレビュー 4 読み終わった

エネルギーの出入りがない閉鎖系では化学の第二法則であるエントロピー増大の法則により、あらゆるものが最終的には熱死する。しかし、太陽からのエネルギーを常時受け取っている地球は閉鎖系では無く開放系であり、エネルギーの供給を受け続ける限りエントロピー増大の法則はそのまま当てはまらない。だからこそ生物が発生し、存在出来る。  しかし、問題はその太陽のエネルギーをどう具現化することで生物は存在し続けら... 続きを読む »

小樽商科大学附属図書館さんのレビュー
kakabalikaさんのレビュー 4 読み終わった

ネタバレ 体や脳に関するさまざまな話が書いてある。 ダイエットには、食事回数を多くすることが有効。 食べ物が安ければ良いと考えるが、食品の質を価格に反映されているかを気をつけるべき・安物はそれだけ何かが悪い... 続きを読む »

peterjun77さんのレビュー 5 読み終わった

生命を線形的にとらえる思考とその流れから脱却し、非線形的な思考にシフトしていこうという著者の主張に感銘を受けた。科学的な話をまるで小説のような流れで書き上げた本書は読みやすく、そのため広い読者層を想定して書かれている。また、科学的な視点から科学の枠を超えた示唆を与えている。
『動的平衡2』が楽しみだ。

たかたかさんのレビュー 4 読み終わった

プロローグで、生命現象とは何かと問い、最終章で生命は分子の淀みであり、動的な平衡状態にあるシステムであると結論付ける。 「汝は汝の食べたもの」であり、私たちの体は食べたものでできている。しかし、他の生物の身体である食物(=タンパク質)をそのまま体内に入れてしまうと、他社の情報が、私たちの体と衝突、干渉してトラブルが起こるから、情報を一文字単位まで解体する。これが消化の意義だそうだ。こんな話は... 続きを読む »

juliesbooklogさんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ you are what you ate ランゲルハンス島 脳の不機能性、 直感が導きやすい誤謬を直すために勉強を続ける 進化が導いた人間のバイアス 見えているものへの妄執 見え... 続きを読む »

yass0045さんのレビュー 5 読み終わった

この本の面白さは、細部に徹底的にこだわりながらも、「生命とは何か」という巨大な問いかけからの視線を失わないところにあるのだと思う。最終章「生命は分子の『淀み』」は論考でありながら詩的でさえある。

mkt99さんのレビュー 5 読み終わった

とても興味深く読みやすいので一気読みしました。 お馴染み福岡ハカセによる最新の生物・生命論を、一般人にもわかりやすくまとめたコラム本です。本題のごとく「生命」とは動的平衡=絶えず流動しながら均衡を保ち続けるものであると、様々な事例を引きながら興味深く論じています。 より興味深かったのは、記憶は脳がいま作り上げたものである、年齢を重ねるごとに時間や月日が経つのが早く感じるのは逆に体内時計=細胞の... 続きを読む »

tetumyoubanさんのレビュー 3 読み終わった

ネタバレ 生命ドラマチックが良い番組だったので。 取り上げているテーマに新奇なものはなかったが、文章が丁寧で、番組での落ち着いた解説と重なった。 生命は環境を流れる分子のよどみである。 流れ、変化し続... 続きを読む »

さんのレビュー 4 読み終わった

私達の体が動的平衡にある という事が面白かった。

生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子と置き換えられている。身体のあらゆる組織や細胞の中身はこうして常に作り変えられ、更新され続けている。
私たちの身体自身も、通り過ぎつつある分子が、一時的に形作っているにすぎないからである。
私たちは流れの中に回帰して行く存在。

生命は、エントロピー増大の法則に先回りして、自らを壊し、そして再構築するという 動的平衡 の状態を選択した。しかし、長い間、エントロピー増大の法則と追いかけっこをしているうちに少しずつ分子レベルで損傷が蓄積し、やがてエントロピーの増大に追い抜かれてしまう。つまり、秩序が保てないときが必ず来る。それが個体の死である

○眼鏡さんのレビュー 5 読み終わった

生命とは、生きているということは、何を意味するのか。

何億年も続けてきた生命の営みの神秘。

現代分子生物学のはらむ危うさ。

生命とはこれほどまでに複雑で偉大なものだ。

風楽人さんのレビュー 5 読み終わった

分子生物学の権威である著者が、生命について、わかりやすく興味深く説明している。観点は「動的平衡」、すべての生体はこの状態をイメージすることで説明できるらしい。激しく納得してしまった。そして、あいまいな知識だった細菌とウィルスについても、非常によく理解できた。さらに、これら病原体の今後の進化とヒトへの侵入を想像し、震えるほど怖くなった。

takanoさんのレビュー 読み終わった

食べたものがそのまま人間の体を構築するわけではない。コラーゲン食べてもコラーゲンが体に蓄積されるわけではない。
なんとなくそうだろうな,と思っている生命観を否定する内容。納得できる内容だけれどこれを読んだだけでそちらの意見に傾いてしまうのもまた違うのだろうなと思う。

erifujimotoさんのレビュー 5 読み終わった

とにかくおもしろい!そしてわかりやすい。
食べるということはどういうことか、など人間の体のメカニズムの中でも身近なポイントがわかりやすく書かれている。

mimu36さんのレビュー 5 読み終わった

はしがきの「青い薔薇」からして面白い。読み進めることによる知的興奮を期待させるのに十分。
実際、期待に違わず最初から最後まで知的興奮の連続。「動的平衡」は以前に読んだ著者の「生命と無生物のあいだ」にも詳しいが、本書でもこの考えの素晴らしさが示される。特にネズミが3日で体が置き換わる話や、象やクジラが低周波音でコミュニケーションしているという話、さらにアンチ・アンチエイジングが、エイジングと共存する賢いあり方とい考え方には引き込まれた。

s.kitamiさんのレビュー 4 読み終わった

 生物学者である著者の雑誌連載(ソトコト・シグネチャー)エッセーの単行本。動的平衡とは分子レベルで見た時、生命体の組織は絶え間なく変化しており、合成と分解の連続であるということ。私達の体も例外なくその流れの中にある「澱み」であることを訴えている。

 よって、その流れを攪乱したり逆行させるような試みはしてはならないことを強く主張している。遺伝子組み換えやクローン技術からサプリメントでの栄養摂取、アンチエージングなどに警鐘を鳴らしている。

 「生物と無生物のあいだ」同様、著者の温かいまなざしが全編を貫いており、難解な理論をしっかりと噛み砕いて説かれている。

raulreaderさんのレビュー 3 読み終わった

ネタバレ 専門外でもつっかからず読めるのは素敵。 栄養と行動のつながりとかはわかりやすかったです。 ただ、結局はシェーンハイマー主義ともいえるような、一つのアイデアへの固執と、相対する理論への明確にならない... 続きを読む »

tot0tot0tosshiさんのレビュー 5 読み終わった

そういえば自分も生物でした。忘れてました、ごめんなさい。
この作品は、高等な学問を触れることのできる位置まで持ってきた、紛れもない良作です。

you0w0さんのレビュー 5 読み終わった

Γ私達は、食べたもので出来ている。」ロハスが好きな分子生物学者は、なかなか染みることを言うなと目からうろこでした。節約と称して食費を削り、粗悪なものを食べて、からだの一部とすることに異義を唱える点は、女優さんやモデルさんが言うより、よほど説得力がありました。文系の人にも読んでほしい。

keitamotegiさんのレビュー 5 読み終わった

かなりのところまで解き明かされた部分もあるとはいえ、生命というものの仕組みについては、現代に至っても未だに神秘のヴェールに包まれた部分が多い。
しかしながら、本書は神秘を神秘として語らない。生命科学/バイオテクノロジーの最先端トピックについて、興味深い考察を加えながらわかりやすく解説してくれている。
それはあくまで謎解きの考察ではなく、生命の尊さへ至るための科学的アプローチで貫かれている。読めば読むほど、生命という現象に対する興味をかき立てられてやまない一冊。


全179レビュー中 1 - 25件を表示
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