ない世界

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著者 : 江口宏志
  • 木楽舎 (2013年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863240667

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ない世界の感想・レビュー・書評

  • 何かがあることで何かを失っている。裏返せば何かをなくせば何かを得ることができるということでもある。本書は「ないの世界」を実践した著者の記録。まずはケータイのない世界。スケジュールは意外と記憶していたことが分かった。SNSは追いかけなくなったら気にならなくなった。調べるより考えるようになった。ないの世界のポジティブな面を表出させる。この後、お酒のない世界、怒らない世界、毛のない世界、青のない世界、終わりのない世界など、1か月単位で一年続く。いずれも深くいいところを突いている。逆境を順境に変える発想の転換を学んだ。

  • 何でもある日常的から「ない」世界をつくってみたら。

    ないからこそ得ることができるものって実はいっぱいありますよね。

    「ある」ことすら意識しないまま抱えているものがたくさんある現代社会で本当に必要なものを見つけられる目を持ちたいですね。

  • おもしろい。ない世界、ここでのない世界は、物質的なものだけでなく、考え方や行動もその範疇に入る。
    いろんなないを体験する筆者だが、その中で特におもしろかったのは「お酒のない世界」。お酒を飲まないことで、体調はなんだかすっきりしているものの、最終的には友人から「笑わなくなったね」と言われてしまう。筆者はそれがお酒のせいだろうか、と考えるけど、自身に置き換えてみるとお酒がなくなったらぜったいに笑いが減るだろうなぁーと思ったけど、やっぱりたしかにそうなんだろうかと少し考えてしまった。お酒がなくても笑うなと。
    「怒らない世界」も筆者は実践しますが、ほんまにそんなんできるんかい!というのが率直な感想。
    2016.9.29読了 図書館

  • 新しい考え方や刺激を得るのに参考になる本。

  • ユトレヒトの代表、江口宏志さんが毎月「〇〇がない」というテーマを決めて実験的に試してみるという本。シンプルに実験内容、結果。という構造ではなく途中で方向が変わったり、試す前に悟ったりと人間らしく自然でいいなと思える。各テーマに対し否定ではなく、無くなったことで別の視点からの価値を見出すことができるということが、自らの生活での経験から書かれている為、大きな驚きはないけれどリアルで親近感の湧く内容になっている。文章が優しくていい。

  • 雑誌の連載をまとめたもの。著者が普段接しているものが「ない」世界を体験していく。
    携帯、髪の毛、怒ることなどなど…普段自然と生活に馴染んでしまっているものをなくすことで、新しい世界観に出会ったり、もう一度その必要性に気づいたり。自分達の住む世界を、よりビビッドに体験できた気がします。エッセイとして面白い。

  • とくに中身が濃いわけではないのですが、写真がない世界は、やってみたいかな。アイディアを探すときって、何かを生み出そすことを想像しがちだけれど、今の世の中で言えば、何かをなくすことを想像する方が、答えに近づく気がする。

  • とても柔らかな口調で、私たちを「ない世界」にいざなってくれる本です。
    本をつうじて、自分にとって何が必要かをかんがえさせてくれます。

  • 当たり前のように身近にあるものや無意識のうちに行っている行動、染みついてしまっている考え方を、一つずつ選び出して、自分から敢えてなくしてみる。12ヵ月の「ない世界」によって自分はどう変われるのか。
    それとも何が残るのかその記録集です。そして「ない生活」をしてみて感じたことは、「ない世界」とはつまり「ないものについて深く深く考える世界」のこと。参考にさせていただきます。

  • 携帯やお酒や苗字など、
    〇〇のない暮らし を順番に試していくスタイルのエッセイ。

    本当にタダのエッセイという感じで、
    特に大きな発見はない。

  • あまり、本当に「ない世界」というのは感じられなかった。巻末のブックガイドよりももっと何かがないことに関して記述してもらいたかった。ただ、何かが「ない」はそれについて考えるいいきっかけになる、という意見は面白かった。

  • 非常にさらーりとしていて、読み終わってもふぅんという感想しか持てない。
    それがこの本の良いところなのかな?試みは面白いのだし。

  • ケータイ、お酒、怒らない、毛、青、行きつけ、名字、明日、飽きない、断らない、写真、終わりのない世界。

    自分の行動の中からなくすこと。月ごとに、半月くらいが限度、現代人の脆弱さ。なくせるものを探すのも難しいみたい。

  •  いつも新しいものを見つけ、新しい場所をつくる、そんな江口さんが「なにかをなくしてみる」事で自分を再発見していくエッセイ。なにかを無くしてみても、なんだか淡々と飄々としてみえるところが江口さんらしい。

     結構、なにかが無くても何事もなく日々が過ぎていくのですが、私が本書でハッとさせられたのは「飽きない世界」と「写真のない世界」。「飽きない世界」は、江口さん(書店「ユトレヒト」店長)には無くてはならない読書について。ひとはどんなに好きなものでも絶対にいつかは飽きる。本が好きで本屋になったのに、本に、読書に飽きてきてしまっている自分を感じてしまった。じゃあ飽きないためにはどうすればいいのか。そこで彼が企画したイベントが、現在、各地に広がりを見せている朗読イベントではないでしょうか。

     そして 「写真のない世界」。子供も生まれ、SNSもやっていると、ついいつも何かしら写真を撮ってしまう。そうそう。まさに自分もそう。でも、それをやめてみる。自分の目に見えた素敵なものを、写真に撮らずに文章だけで説明してみる。写真と違って簡単にイイネ!は付かない。でも、それってとても素敵。

     なにかを無くして代わりに見えたもの、得たもの。ほんのちょっと生まれかわった感じ。
     

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ない世界の作品紹介

12か月、12の自分なくしの物語。「ない」から生まれる新しい世界へ。

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