新編 荒野に立つ虹

  • 15人登録
  • 3.00評価
    • (0)
    • (0)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 1レビュー
著者 : 渡辺京二
  • 弦書房 (2016年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863291416

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トマ・ピケティ
有効な右矢印 無効な右矢印

新編 荒野に立つ虹の感想・レビュー・書評

  • 渡辺京二はわりとよくよむ方だと思う。これは80年代の評論の集成で、面白いが内容に結構かぶりがある。

    「コンピュータを介して同好の士に連絡をつけ、集まって議論を楽しむ公衆というものが、何か不可解なものに見える(略)これは一種の逆ユートピアではなかろうか。」
    SNSの話ではない。80年代に書かれたイヴァン・イリイチに対する評論である。著者の厭うディストピアは既に到来して久しい。あるいは、いつの世にも変わらぬ人間疎外の嘆き節というべきか。

    ベストセラーの「逝きし世の面影」の成立裏話みたいのもあるので、興味ある人は読むといいと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

新編 荒野に立つ虹の作品紹介

文明の大転換期に私たちは生きている。その混沌とした荒野で、2つの課題と対峙する。
◆近代の起源は人類史のどの地点にあるのか。
◆行きづまった現代文明をどう見極めればよいのか。

現代文明が、人類史のどのような道筋の上に築かれてきたのかを思考することは、かなり難儀なことである。その作業を過去の歴史や先人たち(ソルジェニーツィン、パステルナーク、ローレンツ、イリイチ、横井小楠など)の思想から学び、さらに独自の論を展開している渡辺京二というひとりの思想家がいる。かつて水俣病闘争を石牟礼道子とともに理論的に指導し、互いに刺激を与え合いながら思索の旅を続けている。今この文明の大転換期の中で〈近代〉の起源を探り、現代文明を見極めるための32の論考を集成。
渡辺京二が自ら、「力をこめて書いた」と語った『アーリイモダンの夢』と、「愛着があり、鮮度がいい」と評した『荒野に立つ虹』(評論集成第3巻)の2冊を合本・再編集した新編。

新編 荒野に立つ虹はこんな本です

ツイートする