ナイン・ストーリーズ

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制作 : 柴田 元幸 
  • ヴィレッジブックス (2009年3月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863320505

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ナイン・ストーリーズの感想・レビュー・書評

  • 僕にとっては薬みたいな本だね、本当の話。

  • 「バナナフィッシュ日和」「コネチカットのアンクル・ウィギリー」
    かわいそうできれいで、もうだいすき。

  • 私には一回読んだくらいじゃ真意みたいなものは理解できない.多分何周してもよく分からないと思う。
    けどそんな構築的な要素は置いといて、
    感情や舞台の描写がいちいち印象的。特に思い入れはないけどふとした時に脳裏に浮かぶささやかな記憶のようにシーンが見えてくるし、今でも映画を思い出すように頭で話を辿ることができる。
    想像もできなかった表現が沢山出てきたけど、すべてしっくりくるのが不思議。賛否両論な柴田訳しか読んでないけど、私は好きです。(ただバナナフィッシュは「うってつけの日」かなぁ)
    「エスキモーとの戦争前夜」がお気に入り。

  • もう少し日本語っぽい日本語にならないものか。
    名作のはずなんだが・・・。

    ぜひ村上春樹の翻訳で読んでみたい。

    何度も読み込めば良さが解ってくるかな。

  • 高校時代、「バナナフィッシュにうってつけの日」だけ読んで、意味がわからない!と放り出してしまったまま幾年。
    柴田元幸信者として、彼の訳なら読まねばと重い腰を上げて再読したのだけど、一編目で放り出した高校生の自分は何ともったいないことをしたのか…。
    いや、当時の私が続けて読んでもこれを魅力的に思ったかはわからないけれど。
    「コネチカットのアンクル・ウィギリー」が、もうどうしようもなく私の心を潰してたまらなかった。
    涙出た…。
    他の作品も胸に迫るものが多く、最後の「テディ」が、その結末の鮮やかさを含めてまた見事。
    一つには戦争、もう一つには人と人とが通い合う・合わないのほんの紙一重のこと、ほぼ全編にそれがあるように思うけれど、この作品に解釈ということに意味があるのかどうか。
    特にバナナフィッシュについては相変わらず意味はほぼわからないものの、これはこのまま読んで何か言葉には表しがたいものを感じた、それでいいんじゃないかと今は思う。
    一言でこの作品集を表すなら、愛おしい、だと思った。

  • 何度も読み返さないと話の流れを見失う難解さ、いや、少なくとも一度ではよく理解できない意味不明さがとても魅力的な短編集だった。
    読んでいくと何となく見えてくるが、結局理解できない、物語全体や登場人物が持つ底知れない喪失感。。

    冒頭のバナナフィッシュ日和に何かパンチを食らったような感想を覚え、そのままの勢いで打ちのめされたような凄い一冊だった。

  • 2014.1.12読了。
    レベッカ・ブラウンの翻訳が好きで、柴田元幸さん訳の本書を読みました。サリンジャー本人が元々繊細でミステリアスな人なのでしょう、と評している方がいらっしゃいましたが、全く同じ印象をもちました。私の知識や読解力がまだまだ未熟であり、この本の半分も理解できていない感じがします。歳を重ねて、また読み直したい一冊です。

  • 「メアリ・ジェーン。聞いて。お願い」とエロイーズはしくしく泣きながら言った。「一年生のときのこと覚えてる?あたしがボイシーで買った茶と黄色のワンピース着てたら、ミリアム・ボールにニューヨークじゃそんなワンピース誰も着ないって言われてあたしが一晩じゅう泣いたときのこと?」。エロイーズはメアリ・ジェーンの腕を揺すった。「あたし、いい子だったわよね」と彼女はすがるように言った。「そうよね?」

  • 野崎孝さんの訳より、もっとやわらかい感じ。すんなり文章が入ってくる。良くも悪くもゴツゴツした感じはうすまってる。

    やはりこの作品は、なにか違和感だとか諦観だとか人とのつながりを求める心だとか求めない心だとかを、さりげなく上手に描いているから素晴らしいのだなと思った。

    ふとした瞬間に、登場人物がどのように妥協して生きていったのかが垣間見えるときがある。その瞬間がたまらない。

    あとがきにあった「丸腰の個人」というフレーズに感心した。確かに、この物語の登場人物に当てはまる言葉かもしれない。

  • 「バナナフィッシュ日和」「華麗なる口もと 緑なる君が瞳」「テディ」が好きです

  • 2011.10.25 読了。
    以前の訳より読みやすかった。

  • ◎笑い男
    ◎エズメに 愛と悲惨をこめて

  • 夏期休暇中に読んだ4冊のうちの1冊。発売とともに買ってそのままになっていた柴田元幸訳の『ナイン・ストーリーズ』を読もうと思ったのは夏だからで、僕は“『ナイン・ストーリーズ』といえば夏”というイメージを持っているのだけれど、改めて読み返してみると設定を夏にしている短編が少ないことに驚いた。それでも、やはり読後感が「夏」なのは、海辺の描写が多い所為か、新潮文庫版のカバーデザイン(麹谷宏による青と緑のドット柄)が染み付いているからだろうか。『三番街とレキシントンのあいだで、財布を出そうとコートのポケットに手を入れたら半分のサンドイッチに手が触れた。彼女はそれを取り出し、道に捨てようと腕を下ろしかけたが、結局そうせずにポケットのなかに戻した。何年か前、部屋のクズ籠に敷いたおがくずのなかでイースターのひよこが死んでいるのを見つけたときも、ジニーはそれを始末するのに三日かかったのだった』(「エスキモーとの戦争前夜」)。ところで、僕は20代の頃、自分が開くパーティーに「ライ麦畑を抱いて眠れ」というタイトルを付けていたことがある。「一晩だけは自分の中の少年を思い切り解放し、あとはそれを胸に秘めて暮らそう」といったぐらいの意味だったのだが、そのお陰で僕をサリンジャー好きだと思っている友人が多いらしく、著者が亡くなったときには思いがけず沢山のメールが届いた。

  • 柴田さんは大好きな訳者さんで、新潮版の野崎訳はきっと現代の若者には合わないかも知れない。でも、だめなんです、私は。
    野崎訳のところにも書いたけれど、だめなんです、野崎訳じゃないと。もう身体の一部なんで。自らのお国言葉を違う方言で話せと言われてるようなもので。
    バナナフィッシュは”うってつけの日”なんです。はい。
    柴田さんが悪いわけではない。
    私は詩に傾倒していた時期があって、リズムを大事にするので、身体に刻んだリズムは消しようがない。
    そういうことです。

  • ◎バナナフィッシュ日和 
    ◎笑い男 
    ◎エズメに――愛と悲惨をこめて 
    ◎ド・ドーミス=スミスの青の時代 

  • 某アニメの影響で笑い男がどんなんか読みたかったので読みました。

  • 苦い味ばかり。だけど印象に残ります。
    「だから、どうして姉さんのことをそういう風に言うのかって聞いてるのよ」

  • 『ライ麦畑でつかまえて』で有名なJ.D.サリンジャーの短編集。
    36年ぶりに柴田元幸氏が新訳しました。
    サリンジャーという人は独特の世界観を持っていますが、それが如実に表れた作品かもしれません。
    時代設定が古いために途中理解に苦しむところもありました。
    元々サリンジャー本人がとても繊細でミステリアスなところがある人なのでしょう。
    そういったところが見え隠れしています。

  • 野崎訳よりは好き。けれど、何かが足りない。その一つはおそらく閉塞感で、諦念とか絶望とか不条理とかとは違う、自分自身が社会に内包される恐ろしさ、そういった感覚が原書にはあったように思う。

  • 上手に読めない。

  • ☆きっかけ もともと気になっていたのと、最近読んだ「スカイ・クロラ」の各章の始めにその引用が書かれていたから。それと、柴田元幸さんが訳していたから。  ★感想 このようなジャンルは、いわゆる”ハード・ボイルド”というものなのでしょうか。『ライ麦畑~』を村上春樹氏が新訳したのもわかる。柴田さん訳のポール・オースター『ガラスの街』は同じテイストながらかなり気に入ったのに対し、この作品はいまいちピンと来なかったのはなぜでしょうね。

  • ド・ドーミエスミスの青の時代 はアメリの監督で映画化したらよさそう

  • 笑い男が私的に一番好きだったな。なんかやっぱ英米文学向いていないっす。

  • サリンジャーのサリンジャーたる所以は、「閉塞感」という目に見えない鬱屈をヴィヴィッドに表現できることではないか。
    例えば1人の女がペディキュアを塗りながら電話にでるとき、カウチに寝そべって、今にも酒がこぼれそうな程自堕落な様子で語らう旧友達、威丈高に振る舞ってたチーフが振られしまった風情など、とにかくその人の情景が「全体」で伝わってくる感じ。
    多くの作家がそうであるように、文章を追っていく中で得られるヴィジュアルはだいたい、表情と声音。足先や腰つき、肩の動かし方などささいな仕草が連想されにくい。

    そういう小さなことを見逃さなかったサリンジャーはいろんなことが見逃すことができない存在として疎ましく思っていたのかもしれないなぁ。

    ご冥福をお祈りします。

  • やっぱり野崎さんで読むと、柴田さんに変な違和感を感じてしまう、翻訳の不思議。

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35年ぶりの新訳による、最高の9つの物語。

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