桃花水 きみを待つ春のほとり (ヴィレッジブックス edge イ 1-3)
- ヴィレッジブックス (2009年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863321380
感想・レビュー・書評
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桃の節句に生まれた主人公の桃香は、幼なじみで同じ病院、同じ日に生まれた雛子とルームシェアをして大学に通っています。桃香は可愛らしい名前が自分らしくないと思っていて、あまり好きではありません。桃ちゃんと呼ぶのは幼なじみの雛子だけです。夏休みに引っ越しのバイトで出会った孝紘は、なぜか最初から桃ちゃんと呼び、その孝紘のことが好きなのだと気づいた時にはバイト期間も終わり、バイト仲間と春の引っ越しシーズンのバイトで再開しようと約束して別れます。淡い期待を持って春の再会を待っていた桃香ですが、偶然にも春を待たずに犬の散歩のバイトをしていた孝紘と再会します。でも桃香は自分の気持ちを伝えることができません。
もどかしいけど、優しい恋の物語です。このお話のタイトルが綺麗で好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白く、先が気になり一気読み。
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マロウ
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恋をすることの苦しさ、切なさ、そして想いが通じた幸せ・・・それらがとても丁寧に書かれているお話。この作者のお話は切ない話だけど、流れている空気がとても優しくて好きです。
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友達と同じ人を好きになる。
自分ならどうするだろう、と考えました。
ぜいたくするシーンがすごく綺麗に書かれていて、こういう生活っていいな。と思いました。
引越し屋さんのバイトがしたくなりました。 -
この人の本を買うの、3冊目。
なんか、ベタな感じで展開が予測できちゃったり、最後きれいにまとまりすぎだろって気もするんだけど、全体に流れる優しい雰囲気が心地よくてつい読んでしまう。