ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ (ヴィレッジブックス)

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制作 : 鈴木恵 
  • ヴィレッジブックス (2009年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863321502

ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ (ヴィレッジブックス)の感想・レビュー・書評

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  • 従業員を殺されたピザショップのメンバーが犯人捜しをする、というだけの物語。特に意外な犯人も意外な真相もない。サスペンス部分だけを言えば全く平凡な一作。
    しかし、出所して再起を図る主人公の視点から描かれた日常と、頼もしくユーモアのあるキャラが良く出来ていて、このドラマ部分が魅力的でラストまで楽しんで読めた。
    会話にユーモアが効いているし、ピザの配達と大工仕事をしながら少しずつ経済的にも社会的にも自立をしていく主人公の再生の物語としても気持ちよく読めて、最近は陰惨な事件を描くサスペンス作品が多い中では、珍しい一作。
    シリーズは2作目までしか邦訳されてないようで、ほとんど作者の自伝的(もちろん殺人をのけて)作品なのかな?

  • (2014-07-27L)

  • ガチムキ版コージー?ご都合主義で、犯人はそこかぁ、っていうプロットとしては全くダメ。ただ、いかにも楽しそうだし、主人公が好きになれれば面白い。スナックとコーラかビールがほしくなるね。。。。体に悪そう(笑)

  • テリーは腕のいい大工だったが、ちょっと人生につまずいてしまった。暴力沙汰で刑務所入り。出所したところで金も仕事もなく妻にも捨てられ、今じゃ屋根裏部屋で居候暮らし。やむなく近くのピザ店「カーロ」でデリバリーの仕事に就く。個性派揃いの店の従業員に助けられ、テリーが自分の生活を取り戻しはじめた矢先、嫌われ者の同僚が店の駐車場で刺殺された。前科のせいで容疑者扱いされるテリー。明らかにもっとあやしい人物がいるのにもかかわらず、だ。一向に進まない警察の捜査に業を煮やしたテリーと仲間たちは、自分たちで犯人探しを始めるが…。小さな田舎町を舞台にした働く男たちのミステリー。

    原題:Cold Slice (2003)
    訳者:鈴木恵

    ヴィレッジブックス(2009.05)

  • 2012年1月25日読了。

  • ほのぼのコージー・ミステリ。ユーモアがあって嫌味がなくてさくさく読める。
    冒頭にあるように、これは“仲間と労働の話”。とんとん拍子に進んでる感はあるが、割とスムーズに受け入れてしまった。描写が秀逸というわけでもないのに、各シーンをはっきりとイメージできる。キャラクターがすごくいい。気さくで明るくて判りやすい。中盤辺りから、キャラの会話にくすっと笑ってみたり、「ああ、このキャラだったら言いそう」と、すっかりカーロの一員になった気で読んでいた。このメンバーとだったら働いてても楽しそうだ。テンポもいいし、作品全体からアメリカンな雰囲気が伝わってくる、そしてなぜか空腹感を覚える。
    残念ながら、ミステリ部分にはあまり期待できない。コージーの基本をどうにかクリアしているレベルだろう。でも途中からそんなことはどうでもよくなってくる。殺人事件はオマケで結構。これは“仲間と労働の話”なのだから。

  • 「ベーカリーは罪深い」と同じように、男性版コージー。これもシリーズの第一作めです。お酒と鬱屈のせいでバーで大暴れ。妻も職も住むところも失って刑務所から出てきた身長195センチ!のテリーが主人公なのですが、その彼がなんと、ピザ屋さんの配達人として就職。親友を頼ってやってきた町、という設定なので、誰もかれもが見知らぬ人たちで一から友だちを作っていく過程がとても面白かったです。彼も新しくできる友達も、さっぱりした労働者たちで、いい感じなんですよ。しばしばマリファナを吸うシーンが出てくるのですが(アメリカではそんなにポピュラーなことなの??)テリーはお酒もドラッグも全くやらない。そして、実は元は大工だったいうことで、ピザ屋さんの仕事の合間に、友だちからデッキ作りを頼まれそれが口コミで広がっていくところが嬉しかった。就職の面接の時にも、刑務所から出たばかり、とあっさり打ち明けて、それでもきちんと受け入れてもらえたし、途中起こった殺人事件では前科のせいで疑われたりもしたけど、そんなにしつこい描き方ではなかったし。あとがきにもあったけど、ピザ屋さんの内部事情や大工仕事の詳細がとても詳しく描かれていて、また著者自身が表に出ることを避けているという情報から、この主人公と著者はかなり重なる部分があるのでは・・・と。このシリーズはもう二作あるそうで、でも翻訳はまだ。訳者は全部読まれているらしくて内容がちょっと紹介してあるんだけど、早く読みたいよぉ〜〜〜、でした。

  • ものすごおおおーーーくおもしろかったーーー! 大好き。もっと評判になっていいはず。コージーミステリの男版、といった感じ。刑務所から出所したばかりで仕事も家もない主人公、小さな町のピザ屋で働くことにするのだけど、そのピザ屋の男たちがすごくいいやつばっかりで、友達ができ、家ができ、仕事もうまくいき、と、どんどん楽しくなってくる! 協力してピザをバリバリ配達し、仲間みんなで近所のダイナーで朝ごはんを食べたり、ひとりが夕食をつくってくれてみんなで食べたり、ほんとに楽しそうでうらやましくなってくる!男たちのちょっとした会話がおもしろいし、表面は荒くれっぽいのだけれど、なんだかみんなすごくかわいい!と思えてきて。ま、殺人事件の謎解きはご愛嬌?っていう感じなのだけれど、素人っぽさ丸出しで解決しようとする男たちがまたキュート。あと続きが二作あるらしいのだけれど、絶対絶対翻訳を出してもらいたいー。

  • ちょっとだけ人生につまずいてしまった大工の青年・テリーは出所後ピザのデリバリの仕事に付く。
    そこで殺人事件が起こり、犯人と疑われたことから仲間と共に真犯人探しに乗り出していく。

    いやぁ、面白かった。
    男性が主人公だとどうしても男ならではの内省がハードボイルド風味になりがちなんだけど、この作品にはそんなの微塵もなかったわ。立派なコージーだった。
    キャラクターも個性的で魅力的。
    メインに結構な人数が出てきたけど、きちんと書き分けされていて、読んでいても混乱したりはしなかったなぁ。
    欲を言えば、昼の部のマネージャーがもう少し活躍してくれたらよかったのに。冒頭とあとほんの少しだけではもったいなかった。
    最初にこの話に読み手を引き込むのに多大な貢献をしてくれたんだし。
    ミステリ部分は犯人が再登場したあたりでおおよそそうだろうなぁと思えてしまうレベル。それでもこの話には合っている。
    あとそんなに詳細に書き込んでいる訳ではないのに出てくる料理が美味しそうに思えて困った。
    ピザをはじめ、かなりジャンクな食べ物が出てくるので、お腹がすいてるときには読むのをお勧めしないかな。
    あとがきによるとこのシリーズは3作しか出ていないそうなんだけど、残り2作も是非読んでみたい。

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