- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863321632
感想・レビュー・書評
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来世は人間に生まれレーサーになりたいと願う犬のエンゾが、その家族と共に過ごした一生を物語るお話し。
エンゾのご主人とその家族に降りかかる様々な困難。それをどう乗り越えるか。人生をレースの走り方に例えてエンゾは考える。はっとさせられる言葉がいくつもありました。
エンゾの家族を思う人間的な感情と時に抑えられなくなる犬としての無邪気な感情とで、読み終わると心がすっと前向きになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エンゾ、いいなぁ。表紙のワンちゃんの瞳に映るレーシングカーがまたいいです。パトリック・デンプシーで映画化されるかもしれないそうです。けっこうエンゾは映画好きなので、このノートに保存。
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レーサーのデニーに飼われている老犬エンゾ。
エンゾは生まれ変わったら、人間になれると信じていた。
エンゾの目線から、デニーとの出会いから別れまでが、つづられた物語。
デニーとエンゾの幸せな関係に、イヴという女性が入り込み、
エンゾは嫉妬を感じながらも、ゾーイという小さな娘が加わった家庭で、
平和な暮らしを続けていた。
デニーがレースの仕事に熱中している頃、イヴは重い病気にかかってしまった。
イヴの看病、ゾーイの世話に明け暮れるデニーは、レースの仕事もうまく行かず、
おまけにゾーイを手元におけなくなってしまう。
自分の意思をデニーに伝えられないエンゾだが、精一杯彼の役に立とうとしていた。
もしかしたら、本当に奇跡は起きたのかもしれない。