- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863321915
感想・レビュー・書評
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途中で飽きてしまい挫折本になるのではないかとも思われたが、この本は雰囲気を楽しむものなんだと自分に言い聞かせ我慢して読んだ。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou21401.html
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[ 内容 ]
レースの編み目を見ると未来が読める不思議な能力を持つ人―それがレースリーダーだ。
タウナーの大おばエヴァは、魔女の街セーラムでも有名なレースリーダー。
その大おばが失踪との報を受け、タウナーは15年ぶりに帰郷することに。
しばらく故郷に滞在するうち、彼女が失くしたはずの記憶が蘇りはじめる。
もっと知りたいのに、それ以上先へ進むのを何かが拒む…。
いったいここで過去に何が起こったのか?
エヴァ失踪の真相は?
各所に潜む細かな伏線。
徐々に明かされていく真実。
そして待つ衝撃の事実の暴露と、感動のラスト―新人らしからぬストーリーテリングも圧巻な、デビュー・ミステリー。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
早い段階で脱落した。その後はページを消化するためひたすら斜め読み。謎も事件もないので、ストーリーは常にぼんやりしている。メイン・ストーリーを把握するのに苦労した。
寄り道するエピソードのくだりが長過ぎる。通常の倍以上の労力を使って、一から十まで事細かに説明してある。重要かと思って読んでみればそのパートは尻切れトンボで終わり、忘れかけていたメイン・ストーリーに合流するといったパターン。これがイヤというほど繰り返される。宮部みゆきのスタイルをもっとしつこくした感じ。これでは読書にのっていけない。事件性もないので吸引力はゼロ。行き着く先に何があるのか全く不明。五里霧中の状態で読書するのは私の性に合わないのだ。
ラストでサプライズを持ってこられても、脱水症状ギリギリでゴールを目指している私には迷惑でしかない。こんな退屈な作品がどうして世界中で翻訳されてるのか、その方がよっぽど謎だ。ちなみに、レースリーダーは作者の想像の産物であり、この世には存在しない。 -
とても複雑な内容だ。頭の中が疑惑でいっぱいになる。遠い昔の少女の苦しみが伝わってきて胸が痛む。ラストにひとすじの光が見えた気がする。