オルモスト・ムーン 月が欠けゆく夜

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制作 : イシイシノブ 
  • ヴィレッジブックス (2009年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863322189

オルモスト・ムーン 月が欠けゆく夜の感想・レビュー・書評

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  • 期待して読み始めたんだけど・・・
    ちょっと私の感じとは違ったかな

  •  読み応えぎっしり。
     母と娘の因縁と言うか……根が深くどうしていいかわからないようなどろどろとした深みに、どんどんと沈んでいく主人公。ほんとに読んでいてありえそうで怖い。
     しかしながら主人公の生真面目さやいい加減さに助けられ、最後まで読みきると……。

     月はいつでも同じなのに、見てる側によって姿が違うんだよ、という言葉が深い。
     読み応えもあるし、暗い話であるが、オススメ。

  • アリスシーボルト「オルモストムーン」読んだ。この作者には「ラブリーボーン」の、という枕詞がつくらしい。猟銃自殺した父親を持つ娘が精神病で痴呆の母親を殺した話、と書くと陰鬱で救いがなさすぎるけど淡々としている。悲惨な話だし主人公の内面にフォーカスしてるのにここまで乾かしたのはすごい

    つづき)死体への行為は猟奇的なはずなのに、読みながら主人公の思考をなぞっているからその行為を違和感なく受容できちゃう。母殺しの当事者の内面に入り込んでいける。やっぱり親子殺しは他人には裁ききれない悲惨な話だ。家族に他人が口を出すのは間違い。人の内面に指図するのも間違い。(おわり

  • 心を病んだ母と自殺した父、そして今老いた母を手にかけてしまったヘレン。彼女はどこへむかっているのだろうか。かなしいの一言。

  • 八十八歳の母親を、ある日ふと殺してしまったヘレン。
    死んでしまった父、殺してしまった母、別れた夫、娘たち、親友とその息子、美術家のヌードモデルという仕事。
    そういった彼女の人生を、ただじっと見守っているような気持ちになる本でした。
    傷ついたり、逃げ込んだり、やりすごしたりしても、ヘレンには媚びたところがなくて、同調も求めていないし、手を差し出せない雰囲気をもっていて、けれど目も離せない、魅力的な物語でした。良く考えるとものすごい暗いんだけど。
    内容の重さ、暗さの割に読後感が悪くないところがアメリカっぽいなと思いました。もちろん偏見です。

    あとで知ったのですが、著者は映画化された「ラブリー・ボーン」の原作者でした。
    主人公の女の子可愛いな~くらいにしか興味がなかったのですが、ちょっと観てみたくなったかも。でも暗そう・・・・・・。

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オルモスト・ムーン 月が欠けゆく夜の作品紹介

二十年前、家からほとんど出たことのない八十八歳の母。変わり者の母のために、苦労しつづけた四十七歳の娘。父が亡くなって以来、母の面倒を見てきた娘がついに母を手にかけたとき、その胸中に去来したものとは?静かに壊れてゆく、ひとりの女性の物語。

オルモスト・ムーン 月が欠けゆく夜はこんな本です

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