犯罪小説家 (ヴィレッジブックス F ハ 7-4)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863322226

感想・レビュー・書評

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  • いかにもな台詞回しが心地よい。主人公が作家という設定で、たまに編集者の修正が入る演出が秀逸。トリック自体はまあ、アメリカ人にしてはそこそこという感じだが、相変わらず彼らは伏線というものを引かない。

  • 途中、若干眠くなったのと、
    半分くらいで犯人が分かってしまった。

  • ミステリ作家のアンドリュー・ダナーが殺人罪で告訴される。
    元恋人のフランス女性ジュヌヴィエーヴの家で、遺体の上に倒れている所を発見されたのだが…
    なんと脳腫瘍のための昏倒で、その前の記憶を失っていた。
    心神喪失により無罪となるが、おおかたは有罪と思う。
    本人はまさかとは思うが、無実を確信できない。
    事情を調べようと決心するが、何者かの手が身近に迫る…?

    親友シックは元大リーガー。大事な場面でミスしたため新居まで持チームのファンからは罵られる。
    子だくさんで、母性そのもののような妻を持つ。放免されたドリューを温かく歓迎してくれるのだ。
    頭の切れる担当編集者プレストンや、犯罪についての情報収集をするために知り合った刑事や鑑識官、映画化されたときの主演俳優などの協力も得て、しだいに証拠を集めていくのだが。
    別な女性殺人事件が起きて、またドリューは逮捕されてしまう。

    目撃者の少年フニオールは保護観察中で、ホープハウスという施設にいたことを突き止める。
    フニオールはまだ15歳ほどで親もいないが、やんちゃでたくましい。
    ホープハウスの臨床心理士キャロラインに、面倒を見れば話をする時間も出来るだろうと言われて、裁判所に送り届けるボランティアとなる。
    顔に大きな傷のあるキャロラインは、非常に美しく、しかも強いのだが、気むずかしく傷つきやすい。
    フニオールに懐かれ、しだいにキャロラインにも惹かれていくドリュー。

    ユニークな友達に囲まれ、スリルもたっぷり。
    エンタテイメント性の高い設定にハラハラ、わくわく。
    じつはヒューマンな内容。
    この作品で大化けしたようです。

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著者プロフィール

ベストセラー作家としてニューヨーク・タイムズ紙にもリストされ、作品が22カ国語に翻訳されている。これまでにスリラー、コミックやグラフィックノベル、短編なども多数執筆。日本でも『犯罪小説家』『処刑者たち』『ER襲撃』を金子浩訳でヴィレッジブックスより出版されている。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学トリニティカレッジの修士課程でシェイクスピアの悲劇を学び、シェイクスピアに関する学術文献の執筆を手がけ、南カリフォルニア大学でフィクションライティングの教鞭をとった経歴を持つ。ロサンゼルス在住。

「2016年 『オーファンX 反逆の暗殺者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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