バットマン:ダークビクトリー Vol.2

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863322776

作品紹介・あらすじ

"ホリディ連続殺人事件"から約1年。恐怖の記憶も覚めやらぬゴッサムを新たな連続殺人鬼が跋扈する。その名は"ハングマン"。警官ばかりを狙うハングマンの意図とは何か、そして、殺害現場に残されたゲームに隠された秘密とは…。ゴッサムを支配下に置いてきたファルコーネ帝国の黄昏を尻目に、我が物顔で暴れまわるジョーカーら、"フリーク"達。トゥーフェイスとなった盟友ハービー・デントの思い出を胸に、心を鬼にして捜査を進めるバットマンとジム・ゴードン本部長。古き悪と新たな悪、そして正義を求める者達の三つ巴の戦いは、ハングマン事件を軸に思わぬ展開を見せていく。新たな悲劇を呼びながら…。話題作『バットマン:ダークビクトリー』完結編、ここに登場。

感想・レビュー・書評

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  • ゴッサムシティを震撼させた"ホリデイ連続殺人事件"から約1年。犯罪王カーマイン・ファルコーネの死を契機に、ゴッサムシティの裏社会の実権は、ファルコーネ一 家に代表されるギャングファミリーの手から離れつつあった。
    1年前、彼ら組織犯罪を根絶すべく立ち上がったバットマンとジム・ゴードンに とっては歓迎すべき事態ではあったが、共に誓いを立てた地方検事ハービー・デントのトゥーフェイスへの変貌は、なおも二人の心に暗い影を落とす。
    時代が大きく動こうとする中、新たな連続殺人事件が発生する。警官ばかりを狙 う犯人"ハングマン"の目的とその正体とは…。
    前作の「バットマン・ロングハロウィーン」でファルコーネ一家のボス・カーマインがトゥー・フェイスに殺害され、娘のソフィアが跡目を継いだ。
    マローニ一家やファルコーネ一家の身内がゴッサムの覇権を狙う中、元市警本部長ローブや元市警のフラスたち警察官を殺害するハングマンという殺人鬼が登場する。
    事件の裏にトゥー・フェイスがいることを確信したバットマンとゴードン本部長は、事件の真相究明に乗り出す。
    バットマンのエピソードの中でも屈指のミステリー巨編「ロングハロウィーン」の続編だけに、トゥー・フェイスやジョーカーやスケアクロウやペンギンが仕掛けた陰謀を追うバットマンの追跡がよりパワーアップしたミステリー巨編となっているし、バットマンとキャットウーマンの切ない恋愛やバットマンの相棒ロビンの成長物語やマフィアとジョーカーたちヴィランがゴッサムの覇権をめぐって繰り広げる仁義なき血みどろの抗争と人間ドラマも掘り下げられていて、フランク・ミラー版バットマンの続編にふさわしいクオリティの傑作ミステリー巨編に仕上がっています。

  • 読み応えのある見事な謎解きだけど、バットマン自身のお手柄と言えるかは微妙だなあ。赤鰊が多すぎて微妙に未解決の問題が残るのはご愛敬。

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著者プロフィール

●ジェフ・ローブ[作]……ライター、脚本家。海外ドラマの『LOST』や『HEROES』の脚本家としても活躍。

「2019年 『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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