魔女の目覚め 上 (ヴィレッジブックス F ハ 20-1)
- ヴィレッジブックス (2011年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863323292
感想・レビュー・書評
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自分が文体に慣れていないせいか状況を上手く飲み込めず、誰が喋っているのか分からなかったり、キャラクターの言動が唐突に思えたりで、入り込むまでに時間がかかりました。
世界観が分かってからは、絶え間ない緊張感や、魔術師の怖さが切実なものとして迫ってきます。
まだまだ明らかになっていない事柄も多く、下巻が楽しみ。
魔女が目覚めると何がどうなるんだろう。
あとは、過保護なマシューが可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋で「ハリポタとトワイライトシリーズが好きな人なら絶対好きになる」と書いてあったので購入。本当にその二つを混ぜたようなお話になってる。文章は飽きなくとても読みやすい。
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魔女の目覚め(ヴィレッジブックス)
著作者:デボラ・ハークネス
発行者:ヴィレッジブックス
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
facecollabo home Booklog
https://facecollabo.jimdofree.com/
魔女✕バンパイア禁断の恋の謎。 -
題名のとおり、クリーチャーの出てくる本。
錬金術について研究するヒロインは、自分の能力を拒絶し、世界の大多数を占める普通の人間として生きようと苦しんでいて、マイノリティの苦難を思わせるようでもあり、過去と戦う姿に愛着が湧きました。
しかし、凄くてんこ盛りです。魔女の他に、紅茶、ワイン、ヨガ、英国の歴史を感じさせる建造物にファニチャー、乗馬、しまいにはロマンス、、、ドラマSACのように、女性を虜にするアイテムが満載。
下巻次第で、上巻の評価を決めたいです。
追記・下巻読みました。上巻の方が、まだ肉感的でないので、読みやすかったです。ご免なさい。 -
魔女の目覚め上を、読みました。じっくり読んでたのでちょっと時間がかかりました。
とても魅力的な本です。魔女の血を引く歴史学者と、天才科学者のヴァンパイアが主人公。
この本に出てくるヴァンパイアと「トワイライト」に出てくるヴァンパイア
どうちがうのか!半分ぐらい同じかな。
この本では人間とクリーチャーとよばれる「ヴァンパイア」「魔女」
「デーモン(悪魔ではなくひとつの才能が秀でてる人(狂気と紙一重)のよう)」
クリーチャーの3人類?は、他のクリーチャーと恋愛・結婚をしてはならないという掟がある。
しかし魔女の血を引く歴史学者と、天才科学者のヴァンパイアが、
謎に満ちた錬金術の写本をめぐって強大な戦いと愛を、引き寄せる。
これは、おもしろい。
読む価値あり。< -
実はこの本を読むのは二度目。
とても面白く感じたけれど、理解するのに時間がかかって、
シリーズの途中までで積読になっている。
今回、とても気になって手に取ってみた。
前に読んだ時とは違って、
細かな描写、
部屋の装飾だったり、服装だったり、雰囲気だったりがより鮮明に頭の中で絵として
理解できるようになっていた。
もともと内容は面白く大好きなので、
前回よりも楽しく読めたように思う。
ただ、ダイアナの性格にたまについていけないことがあるけれど…(気が強すぎるのと頭が良すぎるのとで)
気持ちが理解できるところも多々あり、
面白くページをめくれている。
私は読むことに時間がかかるので、
これだけ太い本だとサクサクというわけにはいかず、
毎日少しづつ読み進めているけれど、どっぷり
魔女の目覚め
の世界にはまっていることが楽しく感じている。
これから
下
を読もうと思う。 -
イェール大学の若き歴史学の教授であるダイアナ・ビショップはオックスフォード大学のボドリアン図書室で写本の研究を続けていた。研究の為にリクエストした中に謎めいた写本が入っていた。それは、金色に塗られた背表紙に押された紋章は、エリアス・アッシュモールのものだ。十七世紀の蔵書家で錬金術師でもあった。その革の表紙に手を伸ばしたところピリピリ痺れる感覚が両腕を駆け上がってきた。ダイアナは古い魔女の家系の最後だった。魔法を使うことを嫌っていたダイアナは困惑してしまった。この写本が未知の世界に導いてくれるとも知らずに…。
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3.82/451
魔女シリーズ(「魔女の目覚め」→「魔女の契り」→「魔女の血族」→「緋色の夜明け」)
『世界35カ国話題騒然の、超大型デビュー作。
その本は図書館の奥でひっそりと眠っていた。彼女を待ちわびるように……。イェール大学の若き歴史学教授ダイアナは、錬金術の研究中にオックスフォードのボドリアン図書館で一冊の写本を手にする。褪せた金箔が放つ虹色のきらめき、鼻をつく不思議なにおい。それは彼女に何かを語りかけているように見えた。由緒ある魔女の家系に生まれながら魔法を否定して生きてきたダイアナはすぐに本を返却するが、やがて周囲で奇妙な事が起きはじめる。すべてはあの写本が原因なのか? ダイアナはオックスフォードの教授で天才科学者と名高いヴァンパイアのマシューと共に壮大な謎に取り込まれてゆくが──』(「ヴィレッジブックス」サイトより)
原書名:『A Discovery of Witches』 (All Souls #1)
著者:デボラ・ハークネス (Deborah Harkness)
訳者:中西和美
出版社 : ヴィレッジブックス
ペーパーバック : 518ページ(上巻) -
この世界観、面白いかも
でも、クリーチャーでない普通の人ってなんなの?
そういう面で★三つかな -
魔女とヴァンパイアの学者同士という珍しい組み合わせ。魔法と科学と歴史が交わりながら新感覚で読めるロマンス。
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魔女とヴァンパイアとデーモンと人間が混じり合って普通に生活しているという世界観を違和感なくごく自然に描かれている.しかし水面下では静かであるいはあからさまな戦いが繰り広げられていて.そんな中で魔女のダイアナがどのようにヴァンパイアのマシューと出会い愛を成就するかの,魔力を含めての目覚めの物語である.古い歴史を今見てきたように語るマシューの経験と博識,ワインに関する造詣にも圧倒される.
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☆3.5
2011年。 -
魔女とバンパイア・デーモンの話。
前半はストーリーが全然進まなくて
読むのがしんどかったけど
後半から面白くなってきた!
下巻も楽しみ! -
原書名:A discovery of witches
著者:デボラ・ハークネス(Harkness, Deborah E., 1965-、歴史学者)
訳者:中西和美(横浜市、翻訳家) -
大好きなシリーズ。子どもの頃ハリーポッターにハマって以来、こんなにワクワクしたファンタジーは久しぶりでした。オックスフォードにまた行きたい。
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歴史的な背景を説明する箇所以外がすべて中学生の夢小説。
常に余裕がなくキレ気味で頑固なヒロインの可愛さがまったくわからない。わがままで気取り屋で怒りっぽい吸血鬼の格好よさがまったく伝わらない。
何度も何度も「吸血鬼は目を奪われずにはいられないぐらい美しい、危険な魅力に満ちている」と書いてあるのに恋人のマシュー以外の吸血鬼は空気のように扱われている。そしてマシューについても「格好良くて倒れそう!」とヒロインが言うのでそうか、と思うだけで文章から自然に伝わってくる魅力はない。
これより藤本ひとみ読んでる方がいい。 -
TwilightシリーズのコメントをAmazonページで読んでいたためか、後日Amazon(Bot)さんから「あなたへのおすすめ!」としてこの本の紹介メールが届き、興味をひかれ読んでみました。著者の経歴がユニークでおもしろそうで。
上巻を読み終わったところで、ここまでの感想。
これは申し訳ないけど、訳が良くない、と言わざるをえないでしょう。
非常にぎこちなくて、直訳。ときどき描写が変。ひどい時は、言っていることの意味が分からなくて、でもどうにも読み飛ばすことができなくて、ネットで探してオリジナルの英文を確認してやっと理解するはめに。
特に分かりづらかったと記憶に残っているのは、マーカスとマシューの出会いを追憶するシーン(360ページ)。
舞台がいきなりアメリカなんだってこと、「ブランディワインの戦い」だけでは普通の日本人には分からないでしょう。少なくとも私は分かりませんでした。独立戦争中だということくらいは、たとえ原文になくても入れるべきでは?
更に、英語は同じ語の繰り返しを非常に嫌うために、別の語で言い換える傾向にあるのですが、それを直訳し過ぎているために、誰が誰だか分からず、シッペン医師を罵倒するフランス人兵士って誰?この「自分」はどの「自分」?等々、混乱が混乱を呼ぶ。
おもしろいシーンなのにイライラ。
まあ訳への文句はそれくらいにして、内容ですが、まず思ったのは、マシューの描写(所作とか性向とか)がTwilightのエドワードとそっくり!
失笑するくらい似てる。魔女の血は「歌う」、だから強く惹かれる、と表現しているところなんかはtwilightの「La tua cantante」が想起させられるし。
とにかくどちらも同じヴァンパイアだから、という説明では納得いかないくらい似ているので、さては作者はTwilightシリーズのファンなんだな、そしてエドワードが大好きで自分でもそういうのを書いてみたくなったのかな(でもベラは嫌いだからもっと自立した女性を主人公にしたくなったのかな?)、などと邪推する私。
ところが、英語版Wikiの著者のページを読むと、著者はアン・ライスのヴァンパイアものは読んでいたけど、Twilightシリーズは読んでない、と書いてあった。
・・・・ほんとかなぁ?(笑)
不思議なのは、明らかにプロットはTwilightより凝っていておもしろいと思うのに、読んでいてもTwilightみたいにノリノリにならない。キャラクター達への興味もそんなにわいてこない。なぜなんでしょうね。
魔法がかかった本や、マシューの過去や、主人公の能力や、家族の過去など、興味深い「謎」がてんこもりで、本来なら続きが気になって気になってしょうがない状態になりそうなんですが、あんまりそういう気持ちにならず。
逆に、細かいところがまるで小姑のように妙に気になって困りました。たとえば、食事を必要としないヴァンパイアがワインにこだわったり、驚くほどおいしい食事を喜々として作ったりするかな?とか。マシューとのディナーで主人公が身につける服装がオバサンぽくて趣味が悪いな~、とか。
あっ、ネガティブなことばかり書いてしまった。
最後に良かったところをひとつ。
オックスフォードの宿舎の様子とか、図書館の描写とか、ボートやリサーチに没頭する描写など、そこで過ごした人しか知らない部分の描写はとっても素敵でした。
さて、これから下巻を読みます。 -
ヴァンパイアと魔女のロマンスもの。
二人とも学者なので何だか小難しい。
まだマシューの人物像が掴みきれず、下巻に期待。
主人公が図書館で古い本を読んでいるシーンがとても好き。