グリーンランタン:シークレットオリジン

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制作 : アイヴァン・リース  市川裕文 
  • ヴィレッジブックス (2011年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863323391

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グリーンランタン:シークレットオリジンの感想・レビュー・書評

  • 傑作

    想像したものを具現化できる指輪で戦うヒーロー、グリーンランタンのオリジンを描いた作品です。

    他のアメコミヒーローの例に漏れずグリーンランタンにも何人かいるのですが…今回は、「ジャスティス・リーグ:誕生」において覚悟を決めたバットマンに正体を明かされた際に「ブルース・ウェインって誰だよ」と名シーンを台無しにする迷台詞をぶちかましてくれた、あのハル・ジョーダンさん。

    日本ではあまり馴染みのないヒーローということで、読む前は二の足を踏んでいたのですが…これが非常に面白い作品でした。

    その要因の一つは、オリジン(ヒーローになったきっかけを描く作品)であるため、アメコミにありがちな必要な前知識がいらない、ということが挙げられるかと思います。
    ですから、これからアメコミをちょっと読んでみたいな〜、でも何から読んだら良いか分からないな〜、なんて人にもオススメできます!

    また、主人公ハルの心理を丁寧に描写してくれているので、感情移入がしやすい、というのも重要な要素です。
    アメコミといえば、筋肉モリモリマッチョマンのタイツヒーローが能天気に殴り合うだけ、などと思っている方にも読んでほしい作品となっています。

    ただ、一つ残念な点があるのですが…それはその後の物語は邦訳ではほとんど出ていない、あるいは絶版になっていることでしょう…
    今後予定されているジャスティス・リーグの映画でもグリーンランタンの姿は予告されていません…
    ですので、映画に便乗しての邦訳も期待できません…

    これは原書に手を出す時期が近づいているかもしれませんね。

  • ハルがランタンに選ばれた話を近年語り直した物。映画を見られたなら、これが良さそうです。とは言っても、映画自体がランタンの主要な話を織り交ぜ再構築した印象があるので、映画を観られた後だと随分と毛色が違うかも。本書の良いところは、ランタンになる前の、主人公としての問題を抱えたハルの姿が見れることです。ハルに課せられるものとして毎度人間性の未熟がある(エメラルド・ドーンあたりから?)のですが、本書ではそれを「怒り」と表現していました。ハルが恐れを知らない知らない戦士であることは周知の事実ですが、過剰な無謀さはどこから来るのか?ということを丁寧に語ってくれていたのがとても良かったです。ムードメーカーとして一役買うことの多いハルですが、理解者がおらず、やはり彼も孤独に苦しんでいたんだな、と思い、より親近感が沸きました。
    夜中に読んだら眠れなくなったぐらい面白かったです。

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