レモンメレンゲ・パイが隠している (ヴィレッジブックス F フ 2-4)

  • フリュー
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863327412

感想・レビュー・書評

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  • お菓子探偵ハンナのシリーズ第4作。
    ハンナはクッキー作りの名人で、ベーカリー&カフェの<クッキー・ジャー>を経営しています。

    北の町レイク・エデンも、今は夏。
    愛猫モシャに枕をとられて、ハンナは寝覚めが良くない。
    モシャはオレンジと白の大きな牡猫で、毛がふさふさ。
    夏服を着ようとしたハンナは、きついのに大ショック~ダイエットが必要と決心します。

    歯科医で良い友人のノーマンが、いぜんコンテストに応募するためハンナの協力を得て設計した「夢の家」を実際に建てることに。
    誰もが二人が結婚すると勘違いし、ハンナもどっきり。
    すぐ結婚する気持ちは固まっていないものの、プロポーズされていないと説明するのも微妙。
    聞きつけた刑事部長のマイクが嫉妬する様子に、また心は揺れ動きます。

    「夢の家」を建てるために購入した土地に立っている古い屋敷の片づけに行くと、前の持ち主が死んでいた…!
    今回はハンナが見つけたわけではなく、ハンナ自身もう事件に介入するのはやめようと思う。
    ところが…?
    いつも反対していたマイクも、実は受け入れていると判明。

    毎週一度だけ金曜日は、<クッキー・ジャー>のパイの日。
    レモンメレンゲ・パイが、その家にはあった。一切れ食べられただけで。
    買ったのは誰だったのか…?

    大学に行っている末の妹ミシェルも登場。
    ミシェルが払ったお金の中に、不審な札があり、偽札ではないかと銀行へ行くハンナ。
    何とそれは…?!

    妊娠中の妹アンドリアはブランドもののマタニティ・ウェアを揃えるのを口実に、情報収集のためハンナとブティックへ。
    アンドリアは捜査に協力するだけでなく、7月4日の独立記念日に向けて、<クッキージャー>の山車を作りたいと提案。
    才能を発揮します。
    アンドリアの娘トレイシーも参加して、アメリカ人らしいお祭り騒ぎに。

    翻訳がなめらかでテンポ良く、基本的に人の良いハンナの観察眼が生かされ、楽しく読み進められます。
    美味しい食べ物が次々に出てくる中、我慢しているハンナ。
    ダイエットは成功するか?!

  • 図書館で。
    相変わらずの展開なんだけど、警察と張り合って捜査を進める理由って何だろう。まぁ警察だと表ざたになっちゃう醜聞を自分の胸三寸で納めておける利点はあるけれども。それで自分が危険な目にさらされるなら私なら絶対ゴメン被る感じではありますが。ま、それを言っていたらお話にならないけど。

    まぁこの話を読んでいる理由は謎解きよりもモシュが可愛いとか、クッキーが美味しそうとかそういう理由の方が大きいからなぁ。そういえばアメリカのクッキーって自動撹拌機みたいなのでガッチャガッチャに混ぜ合わせて天板にドロップして焼き上げるみたいなイメージなので、日本風の伸ばして型抜きクッキーのようなのばかりじゃないんだろうな~とはレシピを読みながら思いました。そして確かに繊維質が足りないよな、全体的に。大腸がんが多い理由もわかるな~とか思いました。

  • 毎回思うんだけどアメリカン・ロマンスってこんなにカジュアルにプロポーズするの??????????
    レイク・エデン式ジョーク?????

  • 今回は、「私は捜査はしない!」ときめたのに、周囲からやたら「やれ!」といわれる主人公が面白かった。ほんとまわりひどい(笑)。

  • 相変わらずの面白さ。このシリーズは難しいことを考えたくない時や合間に読めて良い。
    所々に差し挟まれるハンナの恋愛事情も楽しみ。

  • 【あらすじ】
    イク・エデンも今は夏。暑さとダイエットに苦しみながらも毎日クッキー作りに忙しいハンナのもとへ、ノーマンからびっくりニュースが届いた。なんとエデン湖畔にある古い屋敷を土地ごと買い取り、ハンナと設計した「夢の家」を実際に建てるつもりだと言う。「ついにふたりが結婚?!」と盛り上がる周囲をよそに、ノーマンとハンナがその家の片付けに行くと、キッチンにはハンナご自慢のレモンメレンゲ・パイの食べ残しがあり、地下室には元所有者の死体が…。今度こそ事件に関わるのはごめんだわ、と固く決意するハンナだったけれど―。今回もスイートなお菓子探偵ハンナ・シリーズ第4弾。

    【感想】

  • お菓子探偵シリーズ4弾。

    あらすじ
     ダイエットを気にするハンナ。歯科医のノーマンが、古い家を買い取り、ハンナと設計した夢の家を建てるという。プロポーズはまだ。しかし、古家の地下室で前の持ち主の死体が発見される。…

    クッキーだけじゃなくて、週に一回パイを作るハンナとリサの店。ケータリングや卸もやってて、忙しい。早朝開店で5時半くらいに閉店。田舎町での独立記念日を祝う様子とかがおもしろかった。末の妹も初登場。

  • 第四弾。積読になっていたものを読み終えた。以前思っていたより読みやすい。ダラダラ感が程よくサクサク進められるストーリーと感じた。続きを読むことにする。

  • クッキー・ジャーシリーズの4作目。
    今回はハンナのお母さんが死体を見つける破目に。

    前作の終わりで、
    クッキー・ジャーの隣に、お母さんたちがアンティーク・ショップを出すことになったたので、
    そこらへんがもめるのかと思っていたが、
    ちらっと話に出ていたドリーム・ハウスをノーマンと設計して
    コンテストに出したことが、今回の揉め事に。
    コンテストに優勝したは良かったが、
    ノーマンが実際にその家を建てるとあっては、
    お母さんならずとも「結婚」と結びつけるし、
    さあプロポーズかと期待するでしょう、そりゃ。

    被害者から土地を買ったために、捜査が解決しないと家が建てられないノーマンと、
    第一発見者のお母さん、
    妊娠中でなにかやることを探している妹アンドリアに頼まれて
    ハンナはまた事件の捜査に首を突っ込むことに。

    独立記念日のお祭りあり、
    末の妹の帰省あり、
    共同経営者のリサがプロポーズされたりと、事件以外にも盛りだくさん。
    モシェが餌盗みの腕をあげているのが面白かった。

  • 真夏のレイク・エデンでの事件。
    蚊は湧くし、エアコンがないと地獄の暑さというのが意外。
    冬は酷寒やし、結構大変な町やなあ。
    さてさて、ハンナの末の妹ミシェルが夏休みで帰省してきたので、
    より賑やかになりました。
    事件も起こるし、独立記念日のお祝いもあるし、華やかな回。
    犯人はわかってるものの、人のいいハンナは完全に筋道を立てないことには、どれほど怪しくても疑わない。
    なのでラストに自分の身が危なくなるまで野放しにしてしまいます。
    早いとこノーマンかマイクを恋人にして守ってもらえばいいのに。

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