チェリ-・チ-ズケ-キが演じている (ヴィレッジブックス F フ 2-8)
- フリュー (2007年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863329201
感想・レビュー・書評
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お菓子探偵ハンナのシリーズ第8弾。
<クッキー・ジャー>というカフェ&ベーカリーを経営するハンナ。
前作でマイクとノーマンの二人からプロポーズされ、なかなか返事をしないハンナに、町中がやきもき。
その結末は?
‥読んでのお楽しみ!
ミネソタの田舎町レイク・エデンに、映画のロケ隊がやってきた。
3月の第2週、メインストリートを借り切っての撮影に、住民もエキストラで参加することに。
妹アンドリアの娘トレイシーは主演の子供時代の役を射止め、アンドリアはステージママに。
映画プロデューサーのロスは、ハンナの大学時代の友人で、4年ぶりに会う彼は良いほうへ変わっていた。
主演女優のリンも学友で、これまた女優らしくみごとに変身を遂げていた。
ロスに好意を寄せられるハンナに、またまた周囲はやきもき?
気難しい監督のディーン・ローレンスに、毎朝、好物のチェリー・チーズケーキを届けることになったハンナ。
傲慢で女好きな監督のこと、奥で女性の気配がすることもたびたび。
ハンナもセクハラされそうになり、妹たちが監督の毒牙にかかるのではないかと心配する。
大学生の末の妹ミシェルは、映画の製作アシスタントのバイトで、町に戻ってきていたのだ。
そして、撮影現場で、事件が‥!?
ミス・マープルの住むセント・メアリー・ミードより犯罪発生率の高い町レイク・エデン。
事件が起きれば、ハンナとその家族と友人たちが、総出で捜査に当たる。
もはや慣れたものになりつつあります。
8作目でまだ1年半ぐらいかな?
ハンナの恋人選びという問題もあるので、何年に一度の事件にするわけにもいかないし~これはもう、ゲームとして楽しむものでしょうね。
愛猫モシェにも癒されつつ、テンポよい展開にのって、楽しく読めます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レイク・エデンで映画ロケ!?
メインストリートは普段の商売はそっちのけで全面ロケ協力体制。
町ぐるみでバックアップしちゃう様子がなんともいえず、素朴な感じなんだけど…やっぱり事件は起こってしまうのよ。
そして魔性の女(笑)ハンナをめぐるトライアングルにさらに学生時代の仲間も加わって、もう、モテキまっただ中。
ストーリーも今回はいつもとちょいと違うオープニング。だんだん作者がうまくなっているのかのう。 -
図書館で。
なるほど、ここでロスなる男が現れるのか…。
最新刊でどうなってるのか気になって、海外のレビューを読みに行ったら、このシリーズは1年に一度、知り合いの近況を聞くように「アイツ今何してる?」みたいな楽しみのために読んでるって書いてる人が居て、なんだかすごく納得しました。確かに、ミステリーは別に…なんだけど登場人物たちのその後が気になるんですよね。後、食べ物がおいしそうだし。
とは言え圧倒的に野菜を食べていないので、アメリカは大腸がんが多い理由がわかりました。CMも「More fiber, less colorie」ってスローガン多かったもんな~
レシピを見ていて思うのは、市販のケーキミックスとか、缶入りスープとかをちょっとアレンジして作るものが多いなぁと。そういえばジェローのレモン味を濃い目に作って、柔らかくしたクリームチーズに混ぜ、市販のタルト型に流しいれて固めたレアチーズケーキを作ってくれた奥さんがいたなぁなんて思い出しました。ホント、簡単なのよって。確かに、簡単(笑)
持ち寄りだのパーティだのが多いところはそういうちょっとアレンジレシピを知ってるとラクなんだろうなぁなんて思ったことを懐かしく思い出しました。 -
相変わらず容赦なく登場人物が死ぬな・・・
そして昔の男もよく出るなハンナ・・・
さては慢性的無自覚モテ期だな・・・ -
映画のようでお洒落なミステリー。
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甘いもの好きにはたまらないミステリ小説。
推理自体はそれほど凝っておらず、犯人も意外性は無いものの、話の設定が面白く、軽い読み物として楽しめる。
何よりもレシピを見てどんなお菓子かな?と想像するのが楽しい。
実際作るのは材料が日本で市販されてなかったり、分量が多かったり、砂糖の量に圧倒されたりで、かなりのアレンジが必要と思われる。
チーズケーキが無性に食べたくなった。 -
湖畔の避暑地、レイク・エデンに映画の撮影舞台がやってきます。
しかも撮影関係者にはハンナの友人が2人も!
前回のプロポーズから、一週間たち、男性2人のソワソワ感もおもしろい。
ハンナの決断はあれで良かったのですが、その後ロスといちゃつくのはなんだかなーーー!
今回も愛猫モシェと愛姪トレイシーは際立って可愛いです。銀幕デビューまでしてしまうんやから。
謎解き部分では、ミシェル&アンドリアと三姉妹で協力するのがいいですね。
これが、三兄弟だと決まって力持ちの長男、ずる賢い次男、勇気と機転を併せ持つ三男(主人公)がセオリーなのに、
姉妹になった途端、キャッツアイ的な、知的な長女かまとめ役になるのが、とても興味深い。
女性ならではの年長者を立てる思考でもあるのかしら??