- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863420014
作品紹介・あらすじ
「学校はうわ〜っとなる」「教室はうわ〜っとなる」「うわ〜っとなる」という表現でアスペルガー症候群の世界を伝えてくれた娘。娘はアスペルガー症候群の専門家です。「私のような子どもたちや私のことを変と思わないで、きちんと理解、応援してほしいです」10歳の少女がありのままを綴ったアスペルガー症候群の世界。
感想・レビュー・書評
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アスペをもつ当時5年生の女の子が自分のことを綴った本。
彼女は、大きな音が苦手、予定変更が苦手、人とのたわいのない会話が苦手、抽象語が曖昧で何を指すのかわからないなど生きていくのに困難さを感じる場面が多い。
それでも、趣味となったギターとの出会いを通すことなどで少しずつ取り組める場面が増えてきたりしている。
困っている子とは、こちらの想定とははたまた違ったことで困っていることも大いにあるのだと実感した。
また、学校に来ること、皆と同じに過ごすことが必ずしもよいわけではなく、その子にあったペースで取り組めるものから取り組むという考えも今の学校には求められているようにも思えた。 -
10歳とは思えない。
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アスペルガー症候群のご本人(10歳)が書かれている本です。子育てに行き詰った時(コドモのワケわかんない言動にイライラした時など)に読むと落ち着きを取り戻すことができます。
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アスペルガー症候群と診断された10歳の女の子が、自分のことを感じたまま表現しています。
成人した発達障害当事者が書いた本はいくつか読んだことがありますが、子ども自身が書いたものは少ないので勉強になります。
お母さんから見た沙都ちゃんについても書かれているので、サポートする立場の人間として参考になりました。