刺青の男 (EDGE COMIX)

  • 茜新社
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863490277

感想・レビュー・書評

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  • 不幸で救いのないラストに思えるが、そこには確実に愛があった。人を傷つけた報いは必ず己に返ってくる、こういうカタチでしか成仏出来ない愛もあるのだろう。せめて夢の中でだけは、幸せな刻を刻んで欲しいと願わずにはいられない。
    冒頭の「僕のカタギ君」という呑気なタイトルから始まって、ラブエロコメから怒涛の展開、そしてそれぞれのエピソードが収束され全てが繋がるラストまで、全く無駄がなく素晴らしい!
    幸せに雛形なんてなければ、不幸にも雛形なんてないんだと思わせてくれる作品。途轍もない傑作のように思えるが、読後感の重苦しさがハンパないので個人的に☆4つ。

  • 未だ携帯コミックどまりですが…

    重いですよね…
    本当に辛い。
    でも、他の皆様の仰る様に、罪と罰と償い、とか、深い愛の強さとかがドカン!ときて、最後に潟木に語る久保田の言葉が、墜ちて行くだけの心を、細くて暖かい光の筋が指してくれます。
    良い作品です。

  • うわっ、なにコレ。しんどいっ。

  • この本は、
    ただのヤクザものとか
    BLとかで
    終わらない作品です。

    もっと、もっと深く読んで
    深く深く、感じ取ってほしいです。
    この作品の伝えたいこと
    悲しみ、痛み、思い
    すべてが詰まっています

    読んでください
    読んで、思いを、掴み取ってください。
    そして、感じてください。
    それだけ、この作品には
    色んなことが詰まっています。

  • 全然全く好みではないが、作品としてはアリだと思う。
    ちょっと文学っぽい感じ。エロい。
    読みながら疑問に思っていたことが、途中でちゃんと解決されてしまってあぁorz
    あれは目覚めない方が幸せなんだろうな……

    好きな人はすごく好きそうな話です。

  • わぁぁぁすごいぃぃぃすごい世界…
    複雑すぎて一度読んだだけでは理解できない。
    誰か解説して…

    潟木が捕まった日の10時に武藤と坊を迎えに行く予定だったんだよね?
    潟木は迎えに来なかったけど二人は逃げて、しばし二人暮らしをする。(武藤の小指がないから抜ける話している??)
    でも植物状態の坊を見に行ったとき、武藤は埜上組との銃撃戦で亡くなったと。
    それは久保田を捕まえた日だったと。
    えーー?
    じゃあ坊と武藤の同棲生活は夢?

    はっっっそういうことか!!あれは耳鳴りじゃないのか!!
    うわーーーせつないーー
    もぉぉぉこれは映画か!?

    久保田と潟木cpもせつない!
    久保田の事を憎い気持ちと好きな気持ちがあるんだろうなぁ…。。憎いけど嫌いになれない、みたいな。
    あんなことしちゃうけど、久保田は気づいてるんだよねぇぇ
    はぁ。これはメリバか。
    ため息が出るほど素晴らしい作品でした…

  • 2017/04/19
    絵が荒いぃぃ!!それも味か。
    ヤクザが出る作品を探していて、レビューをチラ見したらハードだったとか重めな内容という感想が多かったので購入。
    内容はそこまでハードではないけども、場面や空気を切り替えるシーンで見せるパンチの威力は、おぉっとなった。久保田君イイネ!だわ。
    この本を開いて一発目の赤いページは武藤さんと坊だったんかね?

    はるのこい ゆめあんない
    好きな人の生霊と楽しいこと出来るなんて1番いいやん。キスも抱きしめることも出来ないから、いつかは虚しくなるかもしれないけど個人的にはとっても都合良くて羨ましいなぁと思ってしまった。

  • 阿仁谷ユイジ

  • 作者買いし、軽い気持ちで読み始めて、完結となる書き下ろし作での衝撃のラストに絶句してしまいました。
    BLでこんなに圧倒されたのは後にも先にもこの作品だけだと思います。
    もともと阿仁谷ユイジ先生は好きでしたが、この作品がキッカケで信者レベルにまでなってしまいました。

  • BL漫画で、これほど圧倒されたのは初めてかもしれません。
    刺青を背負った3人の男の話なのですが、それぞれバットエンドです。切ないという気持ちよりも、少し恐怖心を抱くくらいの後味。
    潟木が刑務所から出て、これからラブラブ展開になるのかなと思いきやHIV移し……怖い!おおお怖い!あと耳鳴りの表現がとても良かった。
    殴ったり、殺したり、殺されたり、アングラな雰囲気の表題作でした。私はこういう話が大好物なので何度も読み返そうと思います。

    また他にも大学生の話が収録されていますが、こちらも良かった。好きな相手が生霊として現れる話です。

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