- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863493650
感想・レビュー・書評
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5年間かけて上下巻の堂々刊行となった大作ww一気に読んだ結果、面白かったです。
実は「刺青の男」のあの衝撃を引きずったままだったので、今回の作風もあんな感じかなとビビッていたんですよね。そしたら、意外にも軽くてコメディタッチでギャグ満載。もちろん、自殺未遂で一命を取りとめた謎の記憶喪失青年ミクの暗澹たる過去をめぐるストーリーなので、シリアスにとらえるべきところは頻繁にばらまかれています。かなりヘビーですよ、ミクのかかえているものは。
ミクを発見して助けたのは、寺の坊守のネオ。善意もあったかもですが、どう見てもミクの所持していた大金に目がくらんだとしか思えません!俗世のアカにまみれていて笑えます。弟のドレッドヘアなバンビがマトモに見えてしまいますww
記憶が戻るまでミクはお寺に居候して、呑気でお気楽な日々をネオ兄弟と過ごすことになります。でも、ミクが時折見てしまう悪夢から次第に過去の悲しい出来事が少しずつ明かされてきて。
重い話になりそうなところで、ブラックジョークをかましてきたりピヨシに癒されたり、始終アップダウンがありました。人の生死にシニカルなギャグを絡めても不謹慎に思わせることなく、上手く人情話になっているんですよね。ただの重い話じゃないところがポイントです。
ほんとの楽屋系、内輪系の笑いもあったりして受けました。
BL的には淡白。なにしろお寺ですから…と言いつつ、モラルゼロです。
ただ、浄土真宗のいろいろなうんちくが描かれているのは、BLとしては珍しいかも。金に絡むあれこれは冒涜ではなく、あくまでもフィクションですね…??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上・下巻、読了。
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2013-6-16
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結構覚悟して読み始めたら案外ポップで油断したらテンションの高低差!
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ギャグテンションでメタ発言もありつつ、ちょいエロとサスペンスを楽しめる上下巻です。
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阿仁谷ユイジ
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謎の疾走感……
阿仁谷さんは刺青の男のイメージが強すぎて、というか刺青の男しか読んでなかったのでとてつもなく重くて暗くてえろくてどろっどろなやつかく人だと思ってた。しかもこの表紙だし、帯だし、すごく重い話かと思ってた。
これ一種の表紙詐欺じゃないかなあ…調べ不足だった自分が悪いけどこんなにもコメディ調だとは…
デフォ絵が7割。ギャグ:シリアスは7:3ぐらい…?8:2? 波が大きすぎてつかみ所がない。きた!と思ったらすっと逃げていく感。このつかみ所のなさがクセになるっちゃあなるけど、好き嫌いは分かれそうだし個人的にギャグはあまりツボではない。こういう、なんていうんだろう、漫画の世界からはみ出たジョークを入れてくるギャグ…?を連発するのはあんまり好きじゃない…
シリアス厨としてはギャグ:シリアスはせめて6:4ぐらいにしてほしい…見方によっちゃそのぐらいなのかな。 -
表紙はダークな雰囲気醸し出してるけど全体的にはコミカル。でもいろんな謎がまだ明かされてないので油断ならない。BL要素はありつつまだラブもなし。ネオの先生への絶ちきれない執着にちょっと萌えっとしてしまいました。
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表紙で買ったけれど読めない・・・