CANIS-Dear Mr.Rain- (EDGE COMIX)

著者 :
  • 茜新社
4.08
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本棚登録 : 443
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863493735

感想・レビュー・書評

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  • とある帽子屋さんの元に現れたマフィアの狗のお話でまさかの続きモノでした。
    キス描写が多少出てきますが一先ずこの1冊ではその他の描写はなしで、
    ひたすらストーリーが展開していきます。
    でも凄く面白くて久しぶりに大当たりに出会えたそんな感じの1冊でした。
    二人の関係が徐々に進展していくというか、
    近付いていっている感じが出ていて弾き込まれていってしまいました。

    私は表紙イラストとカラーに凄く惹かれて手にとったのですが、
    ちょっと独特な絵柄ではあるので慣れるまでにちょっと時間がかかりました。
    ですが世界観ともあっていて凄く素敵です。

    主役の片方リョウがつかめない感じで謎な部 分の多いキャラクターなので
    今後の展開でどうなっていくのか目がはなせなくなりました。
    お相手の沓名さんはしっかり者というか面倒見のいいお兄ちゃんな様で格好良いです。
    凄くすごく続きが気になります!!早く続きがでないかなぁと思っております。<t>

  • 本来なら出会う筈のない相反する二人、と言う設定に弱く、帯文買い。表紙絵も雰囲気あり。中絵が誰かの作風に似ている、って思ったら、伸たまきさんではなかろうか。物語のテンポも非常に似ている。とにかく絵が自在で、アニメのコミカライズの様な雰囲気。伸たまきさん名義で描かれた頃に同系列のコミックスを読んでた世代の人ではなかろうか。なので、個人的に「鮮度」と言う意味合いでは…
    右手の感覚を失った帽子屋と、誰にもお前が必要だと言われた事のない訳ありの青年(?)の邂逅の物語。NY編が描かれるんだろうか。グローバル化する感じも、やっぱり伸たまき作品の影響が濃く出ているので、読んでた世代にはやはり二番煎じ感がどうしても付きまとう。『パーム・シリーズ』を知らない若い世代には新鮮なんじゃなかろうかと思うが。自分が年齢を重ねる、ってこういう弊害もあるよね。「〇〇さんっぽい」ってのがつき纏う…。「〇〇さん系譜」と言う人も無論いるが、作風や絵が似ているのも無論あるけど、マインドを吸収してオリジナル化している、と言う境界線があって、この「差」はかなりの違いがある。漫画描いてる人は当たり前に漫画読んで育ってるだろうから、好きな漫画の影響を受ける、ってのは当たり前だし、最初は「真似」から始まる訳だし、影響受けて「こう言うの描きたい」って憧れたまんまよりも「自分には描けないな」って思った方がオリジナリティ獲得できるのかもなぁ。

  • 初コミックスの作家さん…え?初めてですかZAKKさん(・◇・)? ってくらい、鮮烈なキャラと独特な世界観が確立されている新人離れした作品だった!

    話は、人手不足で困っている帽子屋が行き倒れの青年を拾うという、BL界では王道っぽい出逢い。 なのに、溢れ出るこの強烈なオリジナリティ!!
    表紙からクセの強い絵柄だな〜と思ったし、帽子屋と聞いて苦手なオサレ系雰囲気漫画かな…と敬遠しちゃったけどゴメンナサイ、スゴく面白かったわ。
    小太郎(犬)がイイ奴でね… 沓名さんとのエピソードが泣ける。 言葉が喋れなくても「気持ちが伝わる」という説明が、幼いさぁクンには出来なかったのが切な過ぎた(;‐;) 自分を「犬だ」というリョウの、健気さを超えた従順ぷりも何故か涙を誘う。

    「出逢ってしまった2人」のお互いへの気持ちがまだ曖昧で、でも端から見たら無自覚な恋人同士みたいで。 この一冊で相手との距離感を測りあっていた2人が、次巻でどうなってしまうのか…
    映画の予告編みたいな巻末のダイジェストが気になって仕方ない。 描きおろしのショッピングみたいに、どうか幸せに近付いていけるように、と願ってしまう。

  • OPERAで続編掲載中の、これが初コミックスとは思えない達者な腕の持ち主。
    表紙に惹かれて購入しましたが、中身も満足で面白かったです。
    帽子屋を営む主人公が、雨の日に道端で倒れていた謎の男を拾うところから始まるストーリー。帽子をつくることに全力の男と、ワケありな青年との間に共通点は皆無。そんな二人が「雨、犬、ひと目惚れ」というワードで不思議な強いつながりを見せていきます。
    今のところエロもなくぜんぜんBLらしくないけど、とても期待させるなにかがあって引きこまれました。

    絵柄がBLで今まで見なかったタイプで、躍動感があってスタイリッシュです。こなれた感じで、うまい。
    表情も豊かで、アニメや動画を観ているような錯覚すら感じてしまうくらいです。

    ストーリーも時間が激しく前後していて、読んでいて思考を研ぎ澄まさなくてはいけないので緊張感が倍増します。そんな中、くだけた場面、笑える場面があちこちに投入されていて、緩急もいい感じ。お店の女の子が超お気に入りです。

    一緒に住むまでの仲になった二人ですが、何しろどう見てもノーマルで恋愛感情とはかけ離れた立ち位置にいるんですよね。これからどう二人の距離が縮まっていくのか見ものです。互いが必要な存在なんだというところまでは、すごく納得できたので…

    続編も楽しみです。

  • いやー、あとがき見ました!?
    めちゃくちゃ字がきれい!
    絵も丁寧で字は体を表すってね!

    世界観がすごいー。
    初めてお目にかかった作家さんですがこのシリーズしか書いていないのかな?
    続きは気になるけど縁があれば…ってかんじかな!

  • 2015-7-25

  • イケメンを拾う話の中ではかなり上質な物語( ˘ω˘ )

  • 茜新社 OPERA
    綾さんからお借りして。

    まず本を開いてすぐの扉絵で分かる、圧倒的画力。
    しっかり書き込みの絵から、デフォルメのゆるっとした線まで自由自在。
    画面のデザインにもセンスを感じます。

    本編はというと、この巻はまだまだ序章にすぎない、という印象。
    特にBLっぽくもないし。
    それでもがっつり読者を物語世界に引き込む画力とストーリーセンス。
    絵柄は扉絵同様、しっかり描き込むところとゆるっとした線とのメリハリがしっかりついていて、読んでいてくどくなりすぎない。
    デッサンしっかりできてるなぁ…と感服。
    窓から空を見上げるリョウの斜め下からのアングルは圧巻。
    筋肉の描き方もキレイ。

    さて、お話としては、前述の通りまだまだほんの始まり。
    人気帽子店を構える沓名聡(くつな さとる)がある日、道端で倒れていた上にNYから来たという柏木リョウを助け、二人は一緒に住むことに。
    リョウはどうやら、イタリアンマフィアの構成員だった模様?
    まだまだ全ては謎のままです。

    沓名とそのお店の面々は明るく、日常BLっぽい雰囲気を醸すメンバー。
    が、リョウがやはり異質な存在。
    ぱっと見はダダのイケメンだけれども、時々見える過去と、それ故の言動が物語の鍵かな。

    聡の過去とリョウの過去が交互に描かれるシーンが印象的。
    あと、リョウのファッションショー的シーンも大好きw
    聡のタバコも良いよね!!

    BLとか関係なく、物語のドラマチックさがとても魅力的。
    続き読むの楽しみ!

  • 凄い面白かった!帽子屋×過去にいわくありげな美青年、年の差10歳。まだまだBLには程遠い感じだけど世界観とか二人のバックグラウンドが切なくて、これからどう交じり合っていくのか楽しみで仕方ない。個人的に過去のトラウマを相手で埋めるところから始まる関係が好き。出会いのシーンとか傘の伏線も最高。絵もアニメのように動きがあって綺麗だし、過去の犬の描写とリョウが重なって切な可愛い。あとビジュアル的にはマフィアの黒髪の彼が好み。彼のエピソードも読みたいし続きが非常に楽しみ!

  • 絵が好き!!!線とかすごい綺麗 続き読みたい…

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