I -イトウさん 2- (EDGE COMIX)

著者 :
  • 茜新社
4.29
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本棚登録 : 125
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863496620

感想・レビュー・書評

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  • 表紙やタイトルからは想像できないほど、壮大な愛のストーリーでした。

  • パラレルワールドの後にあの話持ってくるのはズルい

    本当にこの作品は大好きだ

  • 星評価MAXを振り切ってくる傑作続編でした!
    前作も大好きだったので恐る恐る手にしましたが、殺し屋史上でも屈指の名作ですぅぁ…。前作でサラリと終焉を迎えてしまうボス戦を踏まえて、序盤から重厚なドラマをみせてくれました。ボス、やはりめちゃくちゃカッコイイです。(下衆ではある) Iが仲間内でも憧れの存在となるようなサイドストーリーはちょっと欲しかったなという気はします。追っ手の同胞いっぱい殺していたので。スピンオフ下さい。
    また、イトウさんのアイコンである服の趣味や、張り付いた笑顔の由来にも並々ならぬ説得力があり感服しました。
    後半はダメ押しのスターマイン状態でめまいがするほど面白かったです。(本家のパラレルとはw)ラストシーンでは予想外に涙が吹き出してしまうほど胸を打つセリフが詰まっていました。
    日付けの設定を追うと2023年ごろが無人島epになってると思うのでまた要所要所で読み返したいです。

  • あぁこのシリーズやっぱり好きだな・・・・。
    殺し屋Iがイトウさんになるまでの話で、恭介が彼が変わるきっかけになってたのだなぁと。二人とも凄惨な過去があり心身共にボロボロになったけどラストやっと二人で幸せそうに寄り添ってて良かった、良かったねとなりました。イトウさんの番外編は、もしだったら・・・平凡な日常を過ごしていたかもしれない、という感じで読んでて切なかった。

  • ショタのモブレ描写が最近苦手になってしまった…年取ったせいか?BL作家さんたちのレベルが高くなっているせいかも…。
    というわけでイトウさんとキョウスケの続編(出逢い編)。壮絶な過去おくってた二人が巡り合い幸せになってくれてほんっっとよかったー!ちなみに知り合いにイトウ姓がいなくて良かった…世界観が壊れそうで…(笑)

  • ▼あらすじ
    組織から殺人と性の技術を教え込まれたコードネーム"I(アイ)"。
    機械のように生きてきた"I"は、娼夫のキョウスケから"イトウ"という名を貰う。
    これは、"イトウ"と"キョウスケ"の始まりと再生の物語ーー。

    ***

    前作、「イトウさん」が発売されて早2年…。
    続編を願ってはいたものの、まさか本当に出るとは思わず発売の知らせを聞いた時はめちゃくちゃ喜びました(笑)

    「イトウさん」ではキョウスケくんが記憶を失ったまま、イトウさんとくっ付く前にお話が終わってしまったのでかなりモヤモヤした方も多いのではないでしょうか。
    かくいう私もその一人で、2巻を手に取った時はこれでスッキリするに違いない!と、期待を込めて本を開いたのですが…。

    結果、完全にモヤモヤが消える事はありませんでした(笑)
    いや、今度はしっかりイトウさんとキョウスケくんがくっ付いたし、前作のラストよりは断然良い終わり方なのですが、いかんせんキョウスケくんの記憶が戻らなかったのが私にはどうにも引っ掛かってしまって…(^^;)

    記憶喪失ネタって割と定番ですが、大抵最後には思い出しますよね。
    当然、「イトウさん」もそのパターンだと思っていたのですが、残念な事に「イトウさん」はそのパターンには当てはまらなかったようです。

    キョウスケくんのそれまでの境遇を考えると記憶が戻らない方が幸せなのは分かりますし、過去の記憶が無くてもキョウスケくんはキョウスケくんだっていうイトウさんの考えも勿論理解出来るのですが、1巻のあのイトウさんとの強烈な出逢いやドラマティックな結ばれ方を見てしまうとどうしても思い出してほしいなって思ってしまうんですね…。

    ラストは涙を誘うくらい綺麗に終わってるので、それ故にキョウスケくんの記憶が戻るのを期待していた私には少し切なさを感じてしまいました。
    記憶が戻ってこそ真のハッピーエンドだと私は思いますし、これでは1巻の事が無かった事になっているのと同じなのでそこは少し寂しく感じるところかなと…。

    因みに今回、イトウさんとキョウスケくんの生い立ちが明らかになるのと同時に、謎が多かったボスについても明らかになった部分があるのですが、ボスはやはりI(イトウさん)に少なからず愛情があったのですね。
    それどころかしっかり肉体関係まであったと(笑)
    これはまぁ、前作のあのイトウさんへの執着っぷりを見れば薄々察しが付くところではあるのですが。
    それにしても分かりづらい愛情だなあと思いましたね(笑)
    歪み過ぎててまず愛情だって分からないし、もう少し分かりやすく表現してもらえたらボスにも萌えたのになあと。

    そしてイトウさんとキョウスケくんの生い立ちは予想通り、かなり重かったですね…。
    キョウスケくんに至っては安定のモブレありです。(しかもモブ×ショタ!)
    まぁ、読んでて気持ちが明るくなるような話ではなかったですね。

    あと、本編後に収録されている学園ネタでちょっと吃驚したのですが、もしかしてこれが「イトウさん」のオチって事なんでしょうか?
    イトウさんが旅行先で攫われていたら殺し屋になっていたかもしれないし、キョウスケくんが母親に捨てられていたら娼夫になっていたかもしれないっていう…。
    学園ネタこそがパラレルワールドだと思っていたのですが、まさかのこっちが本編で「イトウさん」がパラレルワールドだったとか…?
    その発想は無かったので吃驚しましたが、正直、これはこれでアリかもって思いました。
    何より、学園版のイトウさんは正真正銘ハッピーエンドですしね(笑)
    どういう解釈をするのかは読者の自由って事なのかな。

    色々書きましたが、2巻は2巻でとても楽しめましたし、何より半分以上諦めていた「イトウさん」の続編が読めた事は結果がどうであれ大変嬉しかったです。
    流石に1巻のインパクトの強さには敵いませんでしたが、私の中で「イトウさん」が大好きな作品である事には2巻を読んでも変わりないので、これからもイトウさんに会いたくなったら読み返す事にします。

    何より冥花すゐ先生の絵柄がとても好きなので、これからも陰ながら応援し続けたいと思います!「イトウさん」に出会えて良かったです(^^)

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