セルフ マーケティング 自分のポジションを“無理せず”高める実践術

著者 : 中江哲夫

• シーアンドアール研究所 (2010年1月25日発売)

感想・レビュー・書評

[torepan07さんの感想 · 2019年1月12日]

セルフ マーケティング 自分のポジションを“無理せず”高める実践術
2010/1/25　著：中江 哲夫

セルフマーケティングとは、仕事の場で自分のファンを創って、その力を活用し、目標をできるだけ「楽」に達成するための技術と手段である。

セルうマーケティングは自分の価値を生み出すものであるが、0から生み出すものではない。人は誰もが、それぞれにユニークな「価値」を元来持っている。セルフマーケティングの作業はこの価値を見つけて、魅力的に発信することである。

本書の構成は以下の6章から成る。
①セルフマーケティングとは
②自分の差別化ポイントを引き出す
③患者のニーズを明確にする
④マーケティングの戦略を考える
⑤戦略を実践する
⑥セルフマーケティングに終わりはない

自分探しの旅にでる。
誰しもがいつも自分探しをしているのかもしれない。今の自分に満足できない。こんなはずじゃない。何をしているのだろうと虚無感におそわれる度に人は自分探しの旅にでる。そして自分自身もそんなことをしていることもある。

自分探しには答えはない。
しかし、本書は改めてそれが何かのかを考える枠組みを与えてくれる。そしてその自分をどのように知ってもらうか。自分としてもどのように形作っていくのかということを具体的に提示してくれている。

ざっくりとした自分探しも段階的にそして枠組みを与えてくれることにより悪いとっちらかりから一定の塊として自分を把握できる。

自分だけではなく、いろいろな人と共にグループワークのような形で取り組んでおもしろそうだと感じた。

[kiyomimiさんの感想 · 2010年2月22日]

就活中に読みたかった一冊。
今就活OG訪問をよく受けるので、後輩には勧めています。
就職を前に、自分の持つ強みや魅力を確認、利用したくて購入。
中にあるワークシートは、就活中の自己分析シートと何か特別変わるものではないですが、そこから出てきた自分の特徴や強みをいかに生かしていくか、という視点は、より丁寧に書かれていたと思います。
ただし、常に己に関して考察しているレベルの高い方には物足りないことでしょう。
自分を見つめなおすには、良書。
就職してから、１年後ぐらいにもう一度読みたいと思います。