- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863540811
作品紹介・あらすじ
膨大な情報の中から、効率よく「ひらめき」を引き出し、発想力をスパークさせるEvernote活用の真骨頂がここに。
感想・レビュー・書評
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2011.04.05開始〜2011.04.11読了
<u><b>所感</b></u>
Evernoteを本気で使ってみたくなったので、世に言うハウツー本やマニュアルではなく、知的生産として活用するにはどうすればいいかを知るために購入。
内容的には面白かったが、Evernoteの基本的な使用方法などを押さえるのには向いていない。
ある程度GTDなどのライフハック術をこなしている人にとってはうまくEvernoteをその中に取り込むためのハウツーとしてはなかなか有用な本かもしれないが、Webを普段からチェックしていれば知っていることもそれなりに多く、1500円もだして購入する価値があるかどうかはちょっと疑問。
<u><b>文章表現/構成等について</b></u>
通常のノウハウ本とは違うので、メソッドの説明の前にその方法を使う理由の説明が入る。個人的にはこういう表現はとても好きだが、これすら無駄だと考える人はいるかもしれない。
<u><b>概要/ピックアップ</b></u>
スキャン未実施詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Evernoteを使ってどうというよりもクラウド環境活用のライフハック。べつにEvernoteに一元化する必要は全然ない
と思う。あと全文スキャンできる環境がなくて模索中だと言うのだが、全ページ撮影すればいいだけでは。書見台にのっけるとさくさくできる。 -
八重洲ブックセンターで購入
一回読んだけど、もっかいじっくりよみたいので「読中」にしておきます。
Evernoteのツール本じゃない、Evernoteを使った生産のための本。
もう一歩先を行けそうな気がする。 -
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EVERNOTEの使用方法について実際にどう使うかというノウハウよりも、どのような考えに基づいて使用すべきかというコンセプト的なところの記述が中心。自分的にはその方が役に立た。 情報収集、整理についての考え方、着想の記録、発想での使用法、情報発信としてのツール、など記述は様々に渡る。EVERNOTEというツール単体よりもこれからのビジネスパーソンの考え方という点でも役立った。 具体的な使用法としては他ツールとの連携が使えそう。特にMediamarkerとの連携での蔵書管理とブックレビューの共有、瞬間日記の取り込みはぜひ使いたい。
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・今、検索すれば見つかる情報を知っていても評価されることはない。
評価される人は自分の頭で考えたオリジナルなアイデアを発信できる人
独自の切り口や新しいアイデアがあるからこそ、付加価値がある。
・知的生産の4ステップ
①インプット
②情報整理
③発想、思考
④アウトプット
・アイデアを生み出す2原理 byジェームズ アレン「アイデアの作り方」
①アイデアとは既存の要素の”新しい組み合わせ”でしかない。
②”新しい組み合わせ”を作る能力は、”物事の関連性を見つけ出す”能力によって向上する
・集める情報は2種類
①資料
⇒(自分の外側)外部の情報
①-1一般資料:広く浅く収集する。基本は話題になっているものを抑えてOK。増えすぎる傾向にあるので注意。
①-2専門資料:自分の専門分野。しっかりと情報を集める。
②着想
⇒(自分の内側)アイデア、資料の組み合わせ方
⇒①-1一般資料と①-2専門資料を組み合わせることが多い
・情報を集めるときはフィルタリングする。アウトプットがなければ知的生産ではなく、知的消費に過ぎない。
・情報の集め方
①-1一般資料
⇒情報サイトのランキング上位をチェックするのが一番。
多くの人を”フィルタ”に使う。
いろいろなところで目にするものは価値がほぼない。
⇒特に興味のあるものは、詳しい人(専門サイト)のサイトをチェックする。
①-2専門資料
⇒”フィルタ”はできるだけかけずに生の情報を集める。
Googleアラートが便利。
⇒更新分だけチェックする
Googleリーダー
・着想の分類
①「!」ひらめき、思いつき
②「?」疑問、問題点、不満
⇒疑問や不満の解決法を発見すれば、それが新しい”組み合わせ方”になる。
[Evernote整理方法]
・なぜ整理を行うのか?
⇒必要なときに検索する時間を減らすため
⇒ルールを作ることが基本。
ルールに沿って探すことで情報を検索する時間を最小限にする
・ノートは原則”1枚に1つのこと”だけを書く。 by 京大式カード
発想に必要なのは情報ではなく、新しい組み合わせ方。
1つのノートに書き込むと新しい組み合わせを見つけるのが難しくなる
・分類の仕方は主観的、適当でよい。
きっちりとした客観的な分類では新しい組み合わせ方を思いつかなくなる。
・タグはとりあげず第一印象でつける。なにが自分にひっかかったのか?
同じタグのものが増えてきたら、ノートブックにタグがついているものをすべて移す
・使えそうなの”保存された検索”
・新しい分類(ノートブック)を考えること自体が知的生産になる
[発想法]
・KJ法のやりかた
・TRIZ
発想トリガーカード -
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!と?でタグを作るのは着想の上で参考になった。
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情報整理術や、それをいかに発想に繋げていくか?という入門書。
分かりやすい文章で初心者にピッタリ。
筆者の使用例が図で示されているのもイメージが沸きやすく好意的に感じた。
2011年初版発行のため、今はサービス終了しているツールも紹介されている。