- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863540910
感想・レビュー・書評
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手帳については、システム手帳や電子手帳がブームになった時以前から興味があり、私のコレクションアイテムの一つとなっている。その使い方(ノウハウ)本についても、研究をかねて手帳の活用本を多数読んで参考にしている。
スマホが普及し、デジタルとアナログの情報を融合化し、いかに効率よく自己管理していくかということを模索中に、この本を読んでみた。内容的には、自分がやっていること
、やろうとしていることと大差はなく、自分のやろうとしている方向性に間違いはないことは確信できた。現在は、スマホアプリでデジタル・クラウドで保存管理できるものがいろいろでてきてアナログとデジタルの融合化・活用はますますやりやすくなってきており、
活用できる人とそうでない人とのDigital Divideは加速してくるであろう。有意義なアプリ・ツールを活用して、自己管理をしていこうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自己管理のヒントが満載の1冊。発行から10年以上経っているが、まだまだ学ぶところがある良書。
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blog(2015-05-19)から転記
デジ・アナ ミックススタイルの手帳術本。
筆者のやり方・考え方の紹介なので、試してみて、自分に合うようにアレンジするってのが良いかと思います。
いろいろとツールを使い分けているのがマネするにはやや煩雑な印象。
個人的にはモチベーションを維持しきれない印象なので、もうすこしシンプルなメソッドが好みかな。
割り込み仕事が多くてもモチベーションが維持できるノウハウが知りたいお年ごろ……。 -
従来のアナログ手帳だけでなく、かと言ってデジタルツールだけでもなく、両方を組み合わせて使おうと提案する本。
著者が執筆当時使用しているツールとその使い方を紹介している。具体的には、ほぼ日手帳カズン、Googleカレンダー、Evernote、iPhone、ロディアやモレスキンなど。
本文にも書かれているとおり、本書で紹介されている構成はあくまで著者の環境に最適化されたものであり、読者は各々自分の置かれた環境に合わせてツールを選択するべきだ。
個人的には家計簿やライフログなどで既にハイブリッドなツールの使い方をしているが、手帳に関しても構成を見なおしてみようと思った。 -
基本はほぼ日用な感じ。使い方は人それぞれだが、アナログの良さとデジタルの良さ、使い分けが微妙な気がした。
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やっと楽天ブックスから届いた!(∩´∀`)∩ワーイ
さっそく読んでるなう。
まだ途中だけど、すごくためになるというか納得できる。
読むだけじゃなくて実践したい。まずは全部読んで自分なりにまとめよう。 -
2011年発売の本だけど、2019年の今でも通じる考え方だと思いました。
スケジュールを見渡す機能や、メモを発生するシーンごとに対応の仕方を変えて最終的にはひとつに纏めるところは今まで考えたことがなく参考になりました。この本を参考にしながら自分なりの情報整理術を確立したいな。 -
アナログとデジタルの両方のメリットを駆使した「手帳」にまつわる行為の解説。
単純なハウツー本ではなく、
・そもそも手帳というものがなぜ必要になるのか
・時間、タスクを管理するという事はどういう事か
という概念的な説明が中心で、この手の本で辟易させられる「ツールの使い方をダラダラと説明」した内容はない。
もともと、偶然見つけた作者のブログを見て、その文体がとても気に入っていた。
押し付ける文体ではなく、ただ、自分の経験則を丁寧に語っている。
「言霊」とう日本語があるけど、こういう本には、文章力というものがいかに大事か分かる。
<気に入った点>
・デジタルはリマインダー アナログは計画と記録
僕はこの13年ぐらい、紙でスケジューリングをした事がない。Google Calendarが登場した事と、そしてスマートフォンと連動するようになった事で、紙をスケジューリングに使うなんて原始的なノスタルジーだと思っていた。
ただ、不満があった点は、記録として残すのが難しい事だ。
デジタルは未来に起きるタスクの時間軸を設定できるが、過ぎた事を記録するのには向かない。
Google Calendaに5年前の記録は入っているが、それは5年+アルファの過去にプランニングされた予定だ。
最近、特に多忙なので、日常のタスクの処理時間をiPhoneのアプリで記録し、Evernoteへ送信してストックしているが、タスク毎の断片的な記録は一覧性がない。
計画->アナログの手帳 ->確定 デジタル -> 記録 アナログの手帳
という流れは合理的だと思う。
もう一点、重要な事は、アナログである事は、情報にコンテクストをもたせる事が出来る事だ。
作者が挙げている例がとても理解しやすかった。
彼は311の大震災の当日、都内にいて、偶然動いた大混雑の最後の電車で帰った
その日の手帳には、その時に購入した切符が貼りつけてある。その日のメモと共に
アナログである事の検索性の欠如も、そのばでiPhoneで撮影し、Evernoteに送信すれば、日付が自動的に入ったインデックスになる。
・好みは機能に勝る
iPhoneは機能に制限があり、Androidは自由だ。だから、android(あるいはwindowsユーザー)の人の意見で多いのは、Appleのプロダクトは、見た目ばかりで、機能は押し付けで中身がないというものだ。
僕もAppleのユーザーであるが、昔からのAppleユーザーの、なんというか歪んだ選民意識みたいなものは、ちょっと敬遠していた。
この本で、初めてAppleのプロダクトデザインの意味のひとつがわかった。
iPhoneのアプリケーションのデザインは、「触感」をとても重視してガイドラインが設計されている。
ただ単に、ボタンを押すというだけでなく、物理的な実体のあるものに「触れた感覚」を重視しているのだ。
だから、触れる事が快感になる。
快感になるという事は、接触する機会を増やし、情報へのアクセスが増し、自分の行動へのフィードバックが増加する。
もっとも、ゲームとか、チャットとか、浪費にも加担するのだけど、記録のカテゴリーには、定期的にアクセスする事で意味のあるものもあり、その意味では、「触れたい道具」というのは、それ自体が重要な機能だ。
「仕事が出来る人」の使っている「ツール」がすごいのではなく、その「ツール」が好きだから、その人の生産性は高い。
これはとても斬新な視点だった。
僕はカメラに機能以外は一切求めず、フィーリングとか、味とかに言及するのは、自己満足だと思っていた。
確かに、レースを撮影するデジタルカメラは、僕にとっては、ほぼ使い捨ての道具なんだけど、よくよく考えたら、その選択基準は、自分の反応速度にストレスなく追随できるという事なので、それも道具に対するコダワリかもしれない。
ライカのフィルムカメラを使って思ったのは、ロードバイクに近いという事だった。
ロードバイクにのった最初の印象は、「組み付け精度の高さ」。
走っていて、捻じれや異音やストレスがなく、がっしりとした剛性が感じられる乗り物は、本当に気持ちがいい。
(自転車でも車でも)
ライカのカメラは、この感覚に近く、ロードバイクに6時間乗っても楽しいように、一度4時間空を撮影していても楽しかった。
デジタルは結果を出すためだったが、フィルムは触れている過程も快楽だと気がついた。
こういう日常の漠然とした気づきに、裏付けを与えてくれる本は嬉しい。 -
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