戦国乱世最後の光、真田信繁。六連銭の旗印に受け継がれた智謀の系譜を追い、徳川家康をして恐れさせしめた戦略・兵法・情報戦を駆使した真田家の強さを探る。日本一の兵の伝記決定版!(2009年刊)
序 章 真田信繁の誕生
第一章 真田の里
第二章 六連銭 真田氏誕生の謎
第三章 真田信繁登場
第四章 豊臣政権と信繁
第五章 関ヶ原合戦
第六章 大坂の陣前夜
第七章 決戦大坂の陣
終 章 真田家の意地
三池氏の著書(洋泉社Y新書)は骨太で好感が持てる。本書も期待して読んだのだが、情緒的な表現が目立ち、筆が走り過ぎている気がしたのだが、出版社のホームページによると本書は歴史読み物とい位置づけであったので納得させられた。そういう意味では自分の期待とは異なったが、押さえるべき資料は押さえており、少なからず知見を知る事が出来た。
さほど目新しさは無いが、数少ない真田信繁の伝記として貴重である。