あと少しの支援があれば 東日本大震災 障がい者の被災と避難の記録

著者 :
  • ジアース教育新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863711761

作品紹介・あらすじ

あと少しの支援があれば助かった命、あと少しの支援があれば苦しまずに済んだ避難。そして今、あと少しの支援を待っている人がいる。

感想・レビュー・書評

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  • 障がい者の支援に特化した本。教訓を活かしきれていないなという感想。避難所での生活も大変。行政だけのせいでもない。やはり考えさせられる。

  • 命にかかわることなので、このような本の存在は貴重だ。しかし、これだけで万全とは言えないところに災害対策の難しさがある。当事者、家族、それらの支援団体、行政にとって貴重だが、事例が少ない、また、統計的な分析もまだまだ必要だと感じた。

    事例は主語(筆者なのか当事者なのか)が分からなくなることが多かった。記述に工夫が必要。

    ・P79 ささやかな幸せまでも奪われた
    ・自閉症者のパニック
    ・災害時に複数の人を1人で助けることは不可能
    ・県や市レベルよりもさらに小さいレベルでの組織化が必要。
    ・デイサービスの時間だったため、知的障がい者は生存率が高かった。自宅にいたものは犠牲が目立った。

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著者プロフィール

愛媛大学教育学部教授。1958年兵庫県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究課程修了。教育心理学博士。社会心理学、トランスパーソナル心理学を専攻とする心理学者であると同時に、奥四国にある龍王神社で権訓導の資格を取得した神職でもある。現在取り組んでいるテーマは、呪的実践と神道的世界観の心理学的研究。著書に『臨死体験の世界』二見書房、『超心理学入門』(光文社)、共著に『オカルト流行の深層社会心理学』(ナカニシヤ出版)など。

「2003年 『呪いの研究 拡張する意識と霊性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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