緑の祠 (新鋭短歌シリーズ10)

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著者 : 五島諭
  • 書肆侃侃房 (2013年12月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863851320

緑の祠 (新鋭短歌シリーズ10)の感想・レビュー・書評

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  • 短歌選と返歌による感想。五島諭 短歌 久々に銀だこのたこ焼きを買う雨の大井で大穴が出る シャワーでお湯を飲みつつ思うぼくの歌が女性の声で読まれるところ 「失態を演じる人」の「演じる」のあたりで五月雨が川をなす 涼しげな香りのどくだみ化粧水ただそうやっていればいいのに 死のときを毎秒察知するようにホースの中を水が走るよ 祈るときますます強く降る雨の撥ねっかえりでまっ白い道 p20 こないだは祠があったはずなのにないやと座りこむ青葉闇 返歌 祠ならあっちにあるよと指をさす緑の藪のそのまた向こう

  • 一角 という同人誌の「わたしの五島さん」というエッセイを読んで、知らない五島さんに興味がでた。現代の短歌というものを本で読んだのはそのときがはじめてだった。友人が「おもしろいよ」と貸してくれ、あまりにおもしろかったので自分でも買った。

    そこで紹介されていた
    海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている
    地声から裏声に切り替えるときこんなにも間近な地平線

    の二つがやっぱり印象的です。平安時代の人が読んでも「わかる〜」って言ってくれそう。

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緑の祠 (新鋭短歌シリーズ10)の作品紹介

冷徹な青春歌
感傷や郷愁をふりほどき、今ここにある光を掬う。
東 直子

自選短歌五首
物干し竿長い長いと振りながら笑う すべてはいっときの恋

泥のしみこんだ軍手を手にもって立っている次に見る夢にも

地声から裏声に切り換えるときこんなにも間近な地平線

朝焼けのジープに備え付けてあるタイヤが外したくてふるえる

若いうちの苦労は買ってでも、でしょう? 磯の匂いがしてくるでしょう?

緑の祠 (新鋭短歌シリーズ10)はこんな本です

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