永遠でないほうの火 (新鋭短歌シリーズ25)

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著者 : 井上法子
  • 書肆侃侃房 (2016年6月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863852235

永遠でないほうの火 (新鋭短歌シリーズ25)の感想・レビュー・書評

  • 井上法子 短歌 かわせみよ波は夜明けを照らすからほんとうのことだけを言おうか 抱きしめる/ゆめみるように玻璃窓が海のそびらをしんと映せり 波には鳥のひらめきすらも届かないだろうか海はあたえてばかり みずうみと海とがあった輝きのゆたかな抱擁をしっていた 渚から戻っておいで微笑みも雪の匂いもわすれずおいで ずっとそこにいるはずだった風花がうたかたになるみずうみに春 耳でなくこころで憶えているんだね、潮騒、風の色づく町を #返歌 台風の雨風怯えこころでも耳でも潮騒時空質量

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永遠でないほうの火 (新鋭短歌シリーズ25)の作品紹介

【言葉が奏でる究極の結晶】
とうめいな水の底に光る幻影は、
深い祈りが集めた光なのだと思う。
(東 直子)

[自選短歌五首]
どんなにか疲れただろうたましいを支えつづけてその観覧車

月を洗えば月のにおいにさいなまれ夏のすべての雨うつくしい

煮えたぎる鍋を見すえて だいじょうぶ これは永遠でないほうの火

ふいに雨 そう、運命はつまずいて、翡翠のようにかみさまはひとり

ぼくを呼んでごらんよ花の、灯のもとに尊くてもかならず逢いに行くさ

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