1時間でパッとわかるなるほど現代世界史 (静山社文庫) (静山社文庫 A ふ 1-1)

著者 : 藤井青銅

• 静山社 (2010年6月2日発売)

感想・レビュー・書評

[ふっく1008さんの感想 · 2012年8月14日]

学校でも駆け足で習う近代・現代史。
今を生きている僕たちには一番必要なところなはずなのに…。
と、いうことで、『社会主義vs資本主義』という対立の視点で分かりやすく説明してくれる。
ラジオの構成作家だけ会って軽妙な語り口でスラスラと読める。スルスルと理解できる。
人間関係や苦悩やドラマがあると、偉大な人物も一人の人間として感じることができ、世界史が大の苦手な僕でも楽しく読むことができました。
感情を入れすぎない冷静な視点がいい！

しょせん資本主義だの社会主義だのといったって、権力が集中すれば腐敗がおき、富は集中し、一般庶民の生活は苦しい。
いったいどっちがいいのかなんて分からないけれど、世界は意外と偶然の上に成り立っている危ういものなんだなぁと感じた。
日本ってうまくやれば、バランス感覚のいい、すごく頼られる国になると思うんだけど。
少ししたら絶対忘れてしまうと思うから、ことあるごとにパラパラめくりなおしていきたい。

[ブルさんの感想 · 2010年7月25日]

サブタイトルのとおり、”1時間でパッと分かる”そんな本でした。

現代世界史の要点を、著者なりのユーモアをもって解説してくれている。
硬い本ではないです。読みやすい。
イラストの似顔絵や適度に図が差し込まれてて、イメージしやすかった。

学校の教科書だと、国ごとの歴史をそれぞれ学ぶ感じだったけど、
この本は、国と国の横のつながりがよくわかるようにまとめられてます。

でも、現代世界史のさわりだけなので、詳しく知りたい人にはすこし物足りないかも。
この本を読み終わってから、もっと世界史を詳しく知りたくなって、別の本を何冊か買いました。

世界史をおさらいしたい人には最適な1冊です。

[039atnupさんの感想 · 2010年8月29日]

近代史を「民主主義」と「共産主義」との対立を軸に書いた本。

すっっっごい砕けた感じなので、読みやすいは読みやすいけど嫌いな人は嫌いだろうなぁって感じです。

[tonousaさんの感想 · 2010年8月25日]

ソ連最高権力者のツルツルふさふさ説を初めて知りました

著者プロフィール

23歳の時、第1回「星新一ショートショート・コンテスト」入賞を機に作家・脚本家・放送作家としての活動に入る。ライトノベルの源流とも呼ばれる『死人にシナチク』シリーズなどの小説のほか、数百本のラジオドラマを執筆。「バーチャル・アイドル」芳賀ゆいの仕掛けや、腹話術師・いっこく堂のプロデュースを手掛けるなど、メディアでの活動は多岐にわたる。最近では、落語家・柳家花緑に47都道府県のご当地新作落語を提供している。

「2021年 『一千一ギガ物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」