大人の学校 入学編 (静山社文庫)

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  • 静山社 (2010年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863890640

大人の学校 入学編 (静山社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「イトイ式コトバ論序説」 糸井重里

    コトバはコトバの素の集まりである

    ダジャレとはコトバの素の集まりを、通常とは別のつなげ方をしてしまう方法である

    コトバがもっているある要素を、他の要素とつなげてしまったり組み替えたりすることで変えてしまうことをナンセンスという 構造の組み替え

    キモチとコトバがうまくいってると快感がある

    コトバには共振作用があるけど、ただそういうものだ



    「無意味講座」 川崎徹

    無意味というのは体力がいる。そこにずっといるには、精神力もいる。それに耐えられなくなって、つい意味を求めてしまうのでと思う

    キンチョール バケツ
    「バケツだから」というのは、話としては全然意味のないこと。その全然意味のないことを、まったくの無意味のままでやっちゃうと、見る人はみんな心配になる。心配というか、訳の分からないのはイヤなのね。「あんな訳の分からないものをテレビで見せられたら、オレはイヤだ」という。そこで、日常の、意味の側からのお手伝いとして、郷ひろみとか横山やすしという人に、登場してもらった。そういう日常の助けがあって初めて、このコマーシャルがみんなの中に受け止められていった

    人は「意味」といのは「理解できるもの」あるいは「理解しようとした場合にちゃんと応えてくれるもの」と考えている。そして、そういうもののほうが、人によっては安心できるし、やはり、ありがたいわけ。逆に、理解しよう、「これはこうだ」と解釈しようとしても、いっこうに手がかりの得られないもの、その努力が報われなくてただむなしいものは無意味なものである。「あ、やだな。見なかったことにしてしまおう」というので、地位が下がりがちになる

    無意味は意味の助けを借りて認められている 日常の余白

    意味の逆転 逆転するということは、元には意味があったということ

    企画をするということは、ある商品に対してどれだけ多くのまなざしを見つけることができるかということに尽きる

  • 違った視点から

  • 僕は糸井重里さんと川崎徹さん、野田秀樹さんの回が好き。

    こんな素敵な番組がやっていたなんて見たかった〜。

    きっと映像の方が得るモノは大きかった気がする。

    内容は広告について話しているわけではないが、ポストバブルの世間に漂う雰囲気や方向性みたいなものを浮き彫りにしてくれる。

    企画の立て方や言葉選びについて学べる。

  • 90年代前半に放映された、有名人の短期間のTV講義をテキスト化したもの。
    本書は5名分の講義を取り上げているが、私は中でも淀長さんの美学入門と荒俣先生の図像学入門をプッシュしたい。

    淀長こと淀川長治さんの美学入門は、必然的に映画の話になるわけだが、現代人が失ってしまった(と彼が考えている)愛、粋について、大好きな映画を引いてこれでもかと熱く語るのを見る(読む)と、こちらも熱くなる。観たことのない映画を観た気にもなってしまう。いや、観たくなるのは間違いない。

    荒俣先生の図像学入門は、表現こそ荒俣流なれど、「観るな、読め」の話などは図像(決して美術とは言わない)を観るときだけでなく、人生の様々な文脈に適用できる、奥の深い話だ。言い過ぎだろうか。

    文庫でもあるし、この2本を読むだけでも十分元取れ感はある。

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大人の学校 入学編 (静山社文庫)の作品紹介

コトバ論、人間論、美学論、無意味論、図像論…こんな学校はありません。授業も講師も超一級。

大人の学校 入学編 (静山社文庫)はこんな本です

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