エルデスト 宿命の赤き翼 上巻 (ドラゴンライダーBOOK2)

  • 静山社
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891456

作品紹介・あらすじ

ドラゴンとライダーの復活は、邪悪な王ガルバトリックスの知るところとなった。導き手のブロムを失ったエラゴンとサフィラは、洞窟都市での戦いに勝利したいま、ヴァーデン軍と分かれ、修行を完成させるためエルフの国へおもむくのか?いっぽう、従兄のローランが暮らす故郷パランカー谷にも、帝国の魔の手がしのびよっている…本格ドラゴンファンタジー、4部作第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • この物語は、アラゲイジアという架空の世界で展開されます。アラゲイジアは、かつてドラゴンと心を交わすライダー族やエルフ族などが共存する平和な世界でしたが、裏切り者のガルバトリックスが王位を奪い、暗黒の帝国を築きました。この世界では、魔法や古代語が重要な役割を果たします。魔法は自然界の力を借りて行使されるものであり、古代語は真実を表す言葉であります。また、この世界では、自由や平等や正義などの価値観が強く描かれます。エラゴンとサフィラは、自分たちの運命や使命に対して悩みながらも、仲間たちと共に帝国に抵抗することを選びます。

    本作は、「ドラゴンライダーBOOK1 エラゴン 遺志を継ぐ者」の続きから始まります。エラゴンとサフィラは、導き手のブロムを失った悲しみと共に、洞窟都市での戦いに勝利した後、修行を完成させるためにエルフの国へ向かいます。しかし、その途中で様々な困難や敵に遭遇し、彼らの旅は危険に満ちています。一方、エラゴンの従兄ローランが暮らす故郷パランカー谷にも、帝国の魔の手が忍び寄っています。

    ドラゴンライダーシリーズの第2巻の上巻ですが、それだけではなく、独立した一つの物語としても楽しめます。エラゴンとサフィラはそれぞれに試練や苦悩に直面しながらも、強く成長していきます。また、彼らと敵対するガルバトリックスやモルザンなどのキャラクターも魅力的で、彼らの動機や背景に興味を持ちます。物語は感動と驚きに満ちています。また、ドラゴンと人間の絆や、魔法や剣術の修行など、ファンタジーの魅力がたっぷり詰まっています。登場人物たちも個性的で魅力的で、彼らの成長や感情に共感できます。物語はスピーディーでスリリングで、読み始めたら止まらなくなります。

  • 下巻にまとめ。

  • 題名は変わっていますがドラゴンライダーシリーズの2作目。
    今作は主人公エラゴンだけでなく、兄のローランも活躍します。
    ドラゴンライダーとして賞賛されていくエラゴンに対して、村人を守るため傷ついていくローラン、二人の対象的な話が交互に進んでいく今作は読み応えがあります。

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著者プロフィール

1983年 南カリフォルニアに生まれる。2002年『エラゴン』、2005年に続編の『エルデスト』を出版。19歳の若さで、ベストセラー作家としてニューヨクタイムズで紹介され、『エラゴン』は映画化、ゲーム化もされた。

「2022年 『星命体 下 星の海に眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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