ハリー・ポッターと炎のゴブレット〈4‐2〉 (ハリー・ポッター文庫) (ハリー・ポッター文庫 8)

  • 静山社
4.24
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本棚登録 : 510
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891678

作品紹介・あらすじ

100年の時を経て復活する「三大魔法学校対抗試合」。代表選手を選ぶ『炎のゴブレット』が、不可思議な結果を吐き出す。ハリーの命を狙う罠か?陰謀か?思惑が入り乱れる中で、第一の課題が始まる-。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫で3部に分けられているものを1本の映画に収めるのだから仕方ないのだが、カットされているまとまった場面が特に多く感じた。
    映像としてドラゴンとの戦いは映えるから長い尺を取っているのだろうが、そこを削って下記のシーンのいずれかを足して欲しかった。
    また、ハリーやロンのパートナーになる姉妹は、映画では2人ともグリフィンドールだが、本書では姉はグリフィンドールで妹はレイブンクローだった。
    映画版はアズカバンまでは大好きで、炎のゴブレットから戦闘シーンが多くなり少し疲れるのだが、映像映えとして採用されるシーンが戦闘に偏るせいだったのかと納得。
    前編後編に分けて映画化してくれてたらな。
    採用されていないシーンが面白いだけに凄く勿体なさを感じるし、逆にいえば本書を読んで初めて知るエピソードに、読み出したら止まらなくなる。


    >映画になく、印象的なシーン

    ハーマイオニーのS.P.E.W(しもべ妖精福祉復興協会)の設立と、ホグワーツ校の食堂に忍び込み、そこでドビーやウィンキーが働いていることを知る。

    リータ・スキーターの自動速記羽根ペンQQQは話したことだけでなく、同時にリータの脳内でのでっち上げも書かれてゆく。ハリーへのインタビューは杖調べまでの待ち時間にこっそりされたものだった。杖調べではオリバンダーが4人の杖を点検する。その後、リータは時折姿を見せるが、途中から校内への進入禁止を通達されているにも関わらず無視している。(ハグリッドのリークも)

    第1の課題ではドラゴンとの戦いは映画よりあっさりしたものだった。戦闘そのものより、前日にハーマイオニーと呼び寄せ呪文の猛特訓をしたことの方が重要な気がする。他3人がどうやって金の卵を手に入れたのかもロンに説明される。

    クリスマスパーティでの演奏者は妖女シスターズ。ハリーポッター昔のゲーム版の魔法使いのカードにもバンドの担当別に登場していた。

    ハグリッドが半巨人であり、その凶暴さゆえ授業で生徒を虐めていて、マルフォイが授業を受けるのが怖い〜旨を答えたインタビューもある日刊預言者新聞のデタラメ記事。また、同じ半巨人であることを期待して打ち明けたマダム・マクシームには骨太なだけですわ!とキレられてしまったこともあり、二重にショックを受けて小屋に引きこもるハグリッド。ダンブルドアとハリーら3名が慰めて復活する。

    三本の箒にて、クラウチが行方不明になり翻訳してくれる者がいないので小鬼がバクマンに抗議していた。ゴブルディグック語がチラッと出てくる。(ハリーポッターレガシーで活用されていた)

    金の卵の謎を解こうと透明マントを被り深夜徘徊していたところ、忍びの地図でスネイプの研究室にクラウチの名前があり、気になりすぎて向かうハリー。階段のトラップに引っかかってしまい、金の卵と忍びの地図を落としてしまう。金の卵の落下音でフィルチ、スネイプが駆けつけ、フィルチはビーブスが金の卵を盗んだに違いないと訴え、スネイプは自身の研究室に何者かが侵入した痕跡があり、魔法使いでないと入れないので生徒の仕業だと考える。
    そこへマッドアイもやってくる。魔法の眼は透明マントをも見透かすため、フィルチやスネイプの話を聞きながら魔法の眼ではハリーと見つめあい(シュールすぎて笑ってしまった)、状況が飲み込めたマッドアイはハリーを庇い、金の卵と忍びの地図を回収する。フィルチ、スネイプが行ってからハリーに返すが、忍びの地図がどうゆうもので、なぜハリーはここにいたのか説明されると、忍びの地図を貸してくれないかと頼んで借りる。

  • 2で終わりかと思ったら3もあるという衝撃。
    ハリーとロンの喧嘩からの仲直りの過程、すごくしっかり書かれていて感情移入がめちゃくちゃできた。 映画としてもすごい有名だけど、これは小説としてもめっちゃ凄いんだなぁと実感する。

    毎年変わる闇の魔術の先生。
    前回のルーピン先生が良い先生すぎて、これから先これ以上はいないんじゃないかと思ったけど、ムーディ先生が余裕で超えてきた。

    キャラを作るのが上手いなぁ

  • ハリポタシリーズ、第四作。三大魔法学校の代表に選ばれたハリー。選ばれ方もその後のドラゴンの対決も主人公補整バリバリで、ご都合主義と言われても仕方ない・・かも?でも、面白いけどねw ドビーが出てくるだけでだいぶ場が和むわ〜、ホント。さて次巻は第二、第三の課題やシリウス、クラウチの動向など、どう展開するか楽しみだ!

  • 一番面白いのは、ドビーがホグワーツで働いているところとクリスマス・ダンスパーティのところである。

    ドビーがホグワーツで働いているシーンは映画にはなく、印象的であった。給料をきちんと貰っているところには、感激した。

    クリスマス・ダンスパーティで、ハリーがドビーの作った靴下を履いており、彼の優しさを垣間見ることができた。

  •  はじまる三大魔法学校対抗試合。
    なぜか選出されるハリー。
    そして、深まる謎。

    個人的には、ダンスパーティの下りが好き。
    ハーマイオニーとクラムの絡みがなんとなくいい。

  • 面白かった!
    内容は特別凝ったものじゃないんだけど読んでるうちに気づいたら引き込まれてて不思議です!子供心が蘇ってくるのかも!

  • ハリーはどちらかといえば目立ちたがり屋なので少しばかり小憎たらしいところがありますが、今回の件に関しては同情しますよね。しかも親友と仲違いしてしまうとは。同年代の子供たちが缶詰にされてるんだから喧嘩しない方が不自然ですけどタイミングが悪すぎる……。
    映画はとても良く作られてますけど、やっぱりこのシーンが活かされるには、ハーマイオニーが美人すぎました! エマにしてみればその方が良いんですけど、いつも一緒にいる恋愛感情を抱いたことのない女の子が、とびきりのお洒落をして見違えたような可愛い女の子に変身する……のが良くないですか?! というわけで、映画も良かったけどここは小説が圧倒的だと思いました。

  • それはの、ハグリッド、世界中の人に好かれようと思うのなら、残念ながらこの小屋にずっと長いこと閉じこもっているほかあるまい。わしが校長になってから、学校運営のことで、少なくとも週に一度はふくろう便が苦情を運んでくる。かといって、わしはどうすればよいのじゃ?校長室に立てこもって、誰とも話さんことにするかの?

  • 数日前に読了。「ハリー・ポッター」シリーズ四巻目の中巻。
    ロンにイラッとする巻。ハリーもダンスパーティの一件では割とひどい。どんなに親身になっても、男の子の友達より格下扱いされるハーマイオニーは不憫だなと思う。あと正直なところ、ハグリットは教師の位置に留まらない方が良い気がするのだけど、そこで留まらせる方に心情を動かしていくのは、「魔法」の反秩序性の強調なのかしら。

  • ハリーポッターのいいところは、たまにハリーが物凄く理不尽に追い詰められて、それを仲間や友達の助けなしでハリーが自分の力で切り抜くとこだと思う。仲間との絆も大切だけど、打開する力も大切だといつも教えてもらえる。
    今回もロンと仲たがいして嫌な雰囲気が続いたけど、最終的にいつもの3人に戻っていて、スカっとした。
    それにダンスパーティーや、魔法以外の学校生活が垣間見れて、いつもよりサクサク読めた。

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著者プロフィール

J.K.ローリングは、記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。J.K.ローリングはまた、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の舞台も手掛けている。この作品は、2016年夏にロンドンのウェストエンドで初演され、2018年春にはブロードウェーでも上演された。2012年、J.K.ローリングはウェブサイト〈ポッターモア〉を開設。このサイトでは様々なコンテンツや記事、J.K.ローリングによる書下ろし作品を楽しむことができる。他、一般書『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』を執筆したほか、ロバート・ガルブレイスのペンネームで犯罪小説を発表している。これまで、大英帝国勲章、レジオンドヌール勲章、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など、いくつもの賞を受賞してきた。

「2020年 『イッカボッグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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