- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863891722
作品紹介・あらすじ
「一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ」闇の帝王との宿命に操られ、動かされるハリー。たった1人の大切な人も囚われの身に。急ぎ救出に向かうハリーと仲間たち。囚われの地は、夢で見た黒いドアの部屋。魔法省「神秘部」。しかし、そこに待っていたものは…。「騎士団」と「死喰い人」の対決の末に、大切なものが指先からこぼれ落ちる。
感想・レビュー・書評
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しばらく以前に読了。「ハリー・ポッター」シリーズ第5巻の4巻目。
ダンブルドアの告白が、ぐだぐだと言い訳しているせいで誠実さを示すものというより卑怯に思えた。自分の発言の正当性を守るために、あえて責任を感じているというパフォーマンスをしている感じ。血のつながりによる守護という展開は、前巻(5-3)一度くじかれた家族幻想を再発させている気がするのだけど、父の人間性への疑念は今後再登場するのかしら。
最終巻までの道のりはまだ長い…。 -
ハリーのせいでシリウスが…と悲しくなったし、それでダンブルドアにあたるハリーの子どもっぽさにうんざりもしたけれど、実際自分がハリーの立場だったらそうなっても仕方ないか…とも思ったりして…その容赦なさがハリーポッターシリーズの凄さなんだろうな。
今まで超人めいていたダンブルドアの人間味も。
ファンタジーの中のリアリティ。 -
いろいろと首を傾げたくなる巻だった。
まずデスイーターが弱いこと弱いこと。唯一まともなのがベラトリクスだけという…情けない。あと変な呪文を掛ける意味がわからない。最初からアバタケタブラで瞬殺すれば良いのに訳の分からない踊り出す呪文をネビルに掛けたり、素手で向かってきたりとやってる事が意味不明である!
その他にもダンブルドアの告白がハリーを甘やかしすぎでしたには驚きでした。これだけ引っ張ってそれかいって!
でも最終的にアンブリッジが追い出されてスッキリしたから良し!個人的にはもっと懲らしめてやっても良いのにと思ったが。 -
購入
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前半の見せ場は、フレッドとジョージの華麗なる退学劇!
原作の描写は、爽快さ以上にお別れの寂しさが胸に迫ってじーんとした。
どの道あと数カ月なんだから卒業しておいた方がいいに決まってるのに、何の未練もなく自主退学を選ぶ双子が本当にかっこいい。
それができるだけの自信と能力あってこそだもんな。
退学後の身の振り方はかなり前から準備してあったし、派手なパフォーマンスの裏ではアンブリッジの目を自分達に引き付けることでハリーがシリウスと接触する時間を作ってくれたし、破天荒に見えて超クレバーなのがフレッドとジョージのかっこいいところです。
そして後半は………シリウス………
ハリーはもちろんだけど、ルーピン先生の隠しきれない傷心ぶりが悲しい…
暖炉の前で笑いあいながら学生時代の話をするシリウスとルーピン先生、かわいかったなあ…!