- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863891784
作品紹介・あらすじ
「ハリー・ポッターを差し出せ。刻限は午前零時」圧倒的多数で城を包囲する闇の帝王。ついにホグワーツ対闇の軍団の戦いの火ぶたが切って落とされる。死の秘宝と分霊箱。2つの謎に翻弄されるハリーは、戦いのさなかにダンブルドアの真の意図を知る。ひとり、帝王の待つ「禁じられた森」へと向かうハリー。生か死か-愛と勇気と信頼の大長編。圧巻の完結編。
感想・レビュー・書評
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最終章のいっちばん最後。
ハリーポッターの長きに渡る青春(というにはあまりに惨すぎるが)の日々が終わった。
2ヶ月近く、ハリーポッターを読んでいたことになる。あまりにも長かったけど、ちっとも嫌にならなかった。
大好きだったキャラは何にも死んでしまうし、悲しくもあるけど、それでも最後まで読んでよかったと心から思う。
映画を見て、これどういう事だろう?? となったところも、小説だとほとんどが明かされて、「なるほど!」と納得する。
キャラの一人一人がよく書かれ、味方キャラだけでなく、悪役にも不思議な情が湧く。
本当の意味で嫌いになれるキャラクターなんていなかったかもしれない。あ、アンブリッジ…
この小説のテーマは「死」
これについて少し書きたい。
読んでいて伝わったのは、
死を受け入れるのが大切ということ。
大切な人も、自分自身も、いつか死ぬ。
それは突然かもしれないし、ずっと先かもしれない。途方もなく悲しいことだろう。
だけど、受け入れなくてはいけない。
というより、悲しむことの対極に受け入れるがあるのではなく、悲しむことは受け入れることに内包されているのだろう。
自分も、他人も、いつか死ぬ。それは凄く悲しいけど、凄く悲しいけども。これ以上は安っぽくなるから言葉には出来ないけど、受け入れる。が1番近い言葉に感じる。
受け入れられなかったのがヴォルデモートで、彼はずっと生に固執していた。それも自分の生にだけ。死を怖がっていた。
自分はそんな風にとらえた。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニー、ネビル、ルーナ、マルフォイ、ダンブルドア、マクゴナガル先生、スネイプ、ヴォルデモート。
上げたらキリがないからこの辺に。
じっくり練り上げられたキャラクターと、表現の多彩さ、物語の展開や、ありきたりだけど馴染みやすい世界観。
とっても楽しく読めました!! 読書っていいなあ。
豊島園に新しく出来るハリポタのやつ。
3か月前までは興味なかったのに、今ではとっても楽しみです。間違いなくこの本は、僕の人生を彩ってくれました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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