インヘリタンス 果てなき旅 下巻 (ドラゴンライダーBOOK4)

  • 静山社
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891944

作品紹介・あらすじ

囚われの身となったナスアダ-ガルバトリックスの拷問を鋼の意志で耐えぬく姿に王の僕であるマータグの心はゆれうごく。いっぽう、グレイダーとサフィラとともに、伝説の地「クシアンの岩」をめざすエラゴン。そこで目にしたものとは?あきらかになる「13人の裏切り者」とガルバトリックスの過去、決死の作戦に身を投じるローランたち、エルフ、人間、ドワーフ、魔術師たちの死闘…。すべてを賭けたライダーの戦いに、いま決着のときが訪れる。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    長い旅が終わったよ。この壮大な世界観。
    王を倒しただけで終わらず、その後の様子も描かれていて良かった。謎が残ったりいろいろ思う所はあるけれど、本当に楽しかった。
    文庫本だと全15巻。文庫の方が軽くて読みやすいけど、やはり大きい本は表紙が綺麗。

  • ついに最終巻。
    ヴローエンガードに隠された驚きの真実が明らかになる。

    価値のあるものに簡単なことなどないーー。
    新たな力を得たエラゴンはついにガルバトリックスとの最終決戦へ。

    一人の少年とドラゴンの出会いから始まった物語がついに終わる。

    自分の弱さや欠点を受け入れること、人は変わることができるということ、叡智が道を開くことーー。冒険を通じて多くのことを学んだ気がする。

    未回収の伏線や消化不良の部分があるので、またいつか再読したい。

    コロナ禍のなか、束の間の冒険へ連れて行ってくれたことに感謝。

  • 疑問がちらほら残ってるんだけど、ブリジンガーまでをほぼリアルタイムで読んでて詳しい部分は全然覚えてないので、きちんと読み返したら分かることもあるんか??
    ローランを助けた女性とか、アンジェラが何者かとか、そーゆーいろいろ。
    あとグレイダーの不穏な態度も何やったん…ドラゴンと記憶が戻ったことで吹っ切れたんかな。

    でもローランもマータグも生存するとは思わなんだ。二人ともか、どっちかは死ぬと思った。作者はナルニア読んで育ったんかな。この生存率。話の流れもやけど、すごい平和な結末やと思うよ。なんせ二人とも生きてる。

    あとでかいカタツムリ…美味いんか…

  • 最終巻。
    表紙は最後の卵から孵った新たなドラゴン。
    (実際はまだまだ卵はあったけど)
    このドラゴンは先頭では全く関わらなかったけど、「未来」を感じさせるものだった。

    ナスアダは囚われてガルバトリックスに拷問されて忠誠を迫られ、
    マータグはそのナスアダを救おうと考え、
    エラゴンは自身の真の名を突き止めて新たなエルドゥリナや卵を見つけて力をつけ、
    ついにガルバトリックスと対決する。

    話自体は「めでたしめでたし」となっているのですっきり読めました。
    長かった。。。

    ただ
    「賢者のベルトが見つかってないまま」
    「アンジェラやその師匠の正体が謎」
    「エラゴンが祝福を与えて、間でローランを救った女性は何者なのか」
    と言った疑問点がちらほら残ったのが残念。
    作者が書ききれなかったのか、別の話に絡めるつもりだったりでもしたのかな?

    あとガルバトリックスとの決着が思った以上にあっさりついて、少し拍子抜けしました。

    王を倒した後についても細かく書かれてたのが良かったです。
    欲を言えばもっと未来の話も知りたかった。
    (エラゴンがその後どのように過ごしたか、とか)


    全体を通して「THEファンタジー」と言った感じで良かったですが、
    戦争の話なので少し暗いかなといった感じですかね。

  • ドラゴンライダーシリーズの最終巻です。
    やっとやっと読み終えることが出来ました。

    夫の友人の奥様にオススメされて読み始めた本でしたが、まさかこんなに長編とは思わず、手を出したことを何度も後悔しました。とにかく中だるみが多くって。
    指輪物語とスターウオーズを合わせたようなお話で基本的には好きな世界観なんだけど、仔細な設定に飽き飽きすることが多く、今は読み切ったことへの安堵感の方が大きい感じ(笑)

    今、レビューを見返したら2013.9月から読み始めてました・・・1年越しだったのね。挫折せずに読み終えて私エライ。
    なーんて、そこまでつまらない本ではなく、むしろ面白いお話なんだけど、本筋に関係のないサイドストーリーが多すぎるのと、細かく突き詰めるとつじつまの合わなく感じることが多く、複線の肩透かしも多く、、私てきにはそれが合わなかっただけです。

    最終巻ではガルバトリックスとの戦いを制してすっきりしました。
    長旅の割にはあっさりと勝利するし、勝利の仕方も精神を攻めるのがらしくないけど。
    その後の国の再建の様子を仔細に描くあたりが最後まで著者らしかったな(苦笑)
    エラゴンのその後の身の振り方の選択はよかったよ。

  • 【ネタバレ】面白かったー。やっぱり最終巻というものは急速に物事が終わりに向かうのでどの巻よりもエネルギーがある。ラストをどうするか悩むところだったのだろうけど、こういうラストで嬉しいし、考えさせられた。ガルバトリックスを倒してからページ数があってその後が読めたのがただ単純に嬉しい。切ない部分もやはりあるけれどまだ続き(外伝?)があるかもしれないのでそちらへの伏線ということかな。

  • すべてが解決して終わるのもどうかと思うけれど、もう少しいろんなものが見えるとうれしかったな。ガルバトリックスに勝たないとね、物語としては成り立ちにくいからそこはOK。勝ち方がもうひとつだったけど。ドラゴンのいる未来がどうなるのか、なかなか見えなくてそのあたり物足りなかった。アンジェラが何者かも結局明かされなくてもう少し暗示でもほしかったな。

  • ようやく完結しました^_^; シリーズものはどうしても最後まで読みたい方なんですが、さすがに13年は長かったですね^^; でも、それだけの面白さはあったと思います^ ^ ラスト、これをハッピーエンドと表現していいかどうか、意見が別れるかもしれません。自分は好きです〜^_^

  • 終わってしまった。
    面白かったけれど、最後エラゴンとアーリアは結ばれて欲しかったなあ…
    まあ、アンジェラの予言は、いつそれが実現するかまでは分からないので、エラゴンはまたちょくちょくアラゲイジアに戻って来て、アーリアと幸せに結ばれた後、もっとずっと先にアラゲイジアを永遠に去る、という風に信じたいと思います。
    そうじゃないと悲しすぎるので。

    あと、アンジェラの正体は予想がつくのですが、エラゴンが祝福を授け、ローランが助けられたあの子供を連れた女性は誰だったのか?
    まだ謎が残りますね。

  • 待ち続けた長編の完結。
    三巻から更に進展し、沢山の仲間に支えられるエラゴン。政治が絡むところが多いため滞りがちで面白さは減ったものの、一巻からの伏線も殆ど回収されてとても読み応えがありました。
    ただ、ガルバトリックスとの対決までの流れとその後の物語は、思っていたよりありがちな展開だったように感じます。

    作者さんはまたアラゲイジアの世界を書きたいと仰っていたようなので、これからの執筆にも期待します。
    最大の謎はアンジェラ笑

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著者プロフィール

1983年 南カリフォルニアに生まれる。2002年『エラゴン』、2005年に続編の『エルデスト』を出版。19歳の若さで、ベストセラー作家としてニューヨクタイムズで紹介され、『エラゴン』は映画化、ゲーム化もされた。

「2022年 『星命体 下 星の海に眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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