- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863892163
作品紹介・あらすじ
新学期。アメリカ・コネティカット州のスノウヒル小学校で5年生になった7人の子どもたちは1人の新米先生と出会う。「学校はきらいだ」「サボったってバレやしない」「ママが親友。友だちなんていらない」そう思っていた子どもたちが、テラプト先生のユニークな授業で少しずつ変わっていく。しかし、学校が楽しい場所になりつつあった矢先、すべてを変えてしまう事件が起こった-。現役教師が描くリアルな物語。
感想・レビュー・書評
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新学期。アメリカ・コネティカット州のスノウヒル小学校で5年生になった7人の子どもたちは1人の新米先生と出会う。「学校はきらいだ」「サボったってバレやしない」「ママが親友。友だちなんていらない」そう思っていた子どもたちが、テラプト先生のユニークな授業で少しずつ変わっていく。しかし、学校が楽しい場所になりつつあった矢先、すべてを変えてしまう事件が起こった-。現役教師が描くリアルな物語。
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娘に借りて来た本だけど、とても面白く、感動的で、
一気に読み終えてしまった。
購入しようかな。
この子達はこの後どのように成長していくんだろう?
テラプト先生自身にも何か隠された事情がありそう、、、
続編が読んでみたい。
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米国作家の邦訳。児童書だが侮ることなかれ。途中で涙腺崩壊、声を上げおいおいと。私の子どもの頃の心に沈め込んだ感覚や思いが、呼び起こされたのだと思う。物語は小5の男女7人の視点で教室や自分の家族の風景が描かれる。親の不和、兄弟の喪失、生い立ちの難しさや障害等、皆何某かの哀しさを抱え、皆自分を責めている。天真爛漫、不安などないとは大人都合の子ども観。新任テラプト先生との関わりで、子どもたちは孤独や淋しさから解かれ、変化がもたらされる。心の微細な動きが本当に素晴らしい。
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とてもよかった。
アメリカでは続編が刊行されてるようだけど、日本では…とても気になる… -
7人の5年生が、それぞれの視点で描く形態。
テラプト先生と出会って、少しずつ変わって行く。
それぞれの子どもが、家庭環境によって考え方や人とのコミュニケーション能力が異なってきたことがわかる。どうしようもない、と言ってしまうこともできるが、5年生ともなれば一人ひとりの力で家族の考え方さえ、変えることができると知る。 -
「飛ぶ教室」2013.秋号で金原瑞人さんがオススメされてた本。
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クラスの子どもたちが各々の視点で先生を語り,同時に物語が進むのがドキュメンタリーのようで新鮮でした。
個性あふれる子どもたちの心の移り変わりが興味深いです。 -
アメリカのお話。5年生で、混乱したクラスに新任のテラプト先生が来た。以前の先生とは全く違う先生に児童たちは学校を面白いと思うような、変化が。一人一人の悩みや問題を浮き彫りにするよう、児童の一人ずつが語る形式となっている。問題ばかりのクラスが、満点の日がある度に紙で輪を作り一つずつ天井から吊るすうち、いつしか輪が床に着く。そのご褒美として先生は一日遊びの日を提案する。みんなで意見を出し合い、遊びの計画を練り、みんなが楽しんだ当日に事件が!まさかの事に子ども達それぞれが考え、出来ることをし、そして待つ。物語は事件を挟む前の前半に伏線があるがわからない。後半の思い悩む場面になって、伏線の存在が浮き彫りになってくる。
「クローディアの秘密」「Shift」も面白かったがそれに次ぐ面白さだった。