ドラゴンの塔 上巻 魔女の娘

  • 静山社
3.64
  • (15)
  • (17)
  • (24)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 316
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863893665

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 記録

  • ザ・ファンタジー読みたくなった。
    これは初めて作者。
    本当はこの作者の別の作品を探してたのだけれど、手近の図書館で直ぐに入手できるのはこれだった。

    気が強いけど臆病でいつも身なりがズタボロな感覚派ワイルドキャットガールと、二言目にはばかたれだのとんまだのと罵ってくる気難しい理論派魔術師(見た目は若いがオーバー100)が魔の森と戦うマジカルファンタジー(ロマンスあり)
    ネビュラ賞も取った作品。

    まず、表紙が上下で対になってて、上がヒロイン、下がヒーローな訳だけど、ヒーローどう見てもバン○ラン……
    クールで皮肉屋なくせになんのかんのと世話を焼いてしまう……バン○ラン

    最近はネット小説のわかりやすい展開のをぱかぱか読んでたので、ロマンス開始が遅く感じたけど、上巻の後半なのでまぁそんなもんかな。
    ていうか唐突すぎてびっくりした。え、ここ?

    著者紹介でRPGの開発してたって知ってなるほどなと思った。
    下巻も楽しみ。

    2016年ネビュラ賞長編部門受賞 / アメリカ図書館協会最優秀ファンタジー小説賞受賞
    原題 / Uprooted(2016)
    カバーイラスト / カガヤケイ
    カバーデザイン / 藤田 知子

  • ストーリーに勢いがあって、あっという間に読めました。視覚だけでなく、匂いについての描写も多く、また地の文の説明も苦ではありませんでした。異世界?ファンタジーですがすぐに世界観に入り込めました。

    ただ個人的には、会話文の段落のつけ方が読みにくかったかな。それは訳者さんの問題なんでしょうけど。

    とてもおもしろかったと思うのですが、ところどころ愛人やら夜伽やらを匂わせるヵ所があったので、高校生以上にしかオススメしにくいかなあ…。

  • 東欧のとある谷間の村には、奇妙な風習があった。100年以上生きていると言われる魔法使い「ドラゴン」によって、10年に一度、17歳になる娘が一人選ばれる。その娘は、谷はずれの塔に連れていかれ、ドラゴンとともに暮らさなければならない。10年経って塔から出てきた娘は、まるで別人のようになり、村に戻ってくることはないという。
    アグニシュカは17歳。そして今年はドラゴンがやってくる年。平凡でなんの取り柄もない自分が選ばれることはない、と思っていた。しかし、ドラゴンに指名されたのは、アグニシェカだった。

  • 序盤は、よくある展開の話かな?と思いながら読み進めていたのだけど、どんどん特徴が出てきた。<森>の存在がとても恐ろしい。暗くてひんやりしていて、おどろおどろしい怪物が蠢く、民話に出てくる森のイメージそのまんま。
    魔法も、呪文をつっかえたりすっ飛ばすとそういう効果になるのかーと面白い。

  • 7月1日読了。図書館。

著者プロフィール

【著者】ナオミ・ノヴィク Naomi Novik
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。他の作品に『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』「死のエデュケーション」シリーズなどがある。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす。

「2023年 『テメレア戦記 7 黄金のるつぼ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ナオミ・ノヴィクの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×