ドラゴンの塔 上巻 魔女の娘

  • 静山社
3.64
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本棚登録 : 315
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863893665

作品紹介・あらすじ

東欧のとある谷間の村には、奇妙な風習があった。100年以上生きていると言われる魔法使い<ドラゴン>によって、10年に一度、17歳になる娘が一人選ばれる。その娘は、谷はずれの塔に連れていかれ、ドラゴンとともに暮らさなければならない。10年経って塔から出てきた娘は、まるで別人のようになり、村に戻ってくることはないという。
アグニシュカは17歳。そして今年はドラゴンがやってくる年。平凡でなんの取り柄もない自分が選ばれることはない、と思っていた。しかし、ドラゴンに指名されたのは、アグニシェカだった。
全米の識者が選ぶSFファンタジーの最高傑作、ネビュラ賞受賞。ノヴィクの最新話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 女の子をワクワクさせれスタート、花嫁選びか!と思わせておいて…
    けっこう切ないシーンもあったど下巻が楽しみです。

  • ダークファンタジー。

  • ヤングアダルトコーナーにあったが、ダークでグロテスクな世界観が大人向けでとても良い。子どもの頃に読んでいたら理解できなかっただろう怖さがある。
    そして可愛くて優しくて誠実ではないヒロインの性格が好きすぎる。

  • 記録

  • アグニシュカの村では 10ねんに一度 若い娘をドラゴンに捧げる習慣があった。
    ドラゴンは竜ではなく 魔法使い
    村の近くの 森から住民を守っている。
    攫われた娘は10年は返してもらえない。
    村にもどってくる子もいない。
    村人は 愛人にされてる とか思っていた。
    アグニシュカの親友カシアは 才色兼備
    みんながカシアが選ばれると思っていた。
    選ばれたのはアグニシュカ
    そして魔法のとっくんを受ける
    愛人にはされない
    このアグニシュカの元気と 自分の思った通りにやる という意思
    森の心臓樹に囚われて助けられたカシアの体力 分別 勇気が物語を引っ張る。
    私は女の子が自分の人生を切り開いていく話しが大好きなので とってもツボにはまっています。
    アメリカのポーランド移民2世の書いたお話しだそうです。
    ポーランドの女の子も元気だわ!
    2023年4月に発行されたばかり
    まだ有名になってないね!

  • これ、もうちょっと日本で有名になってもいいと思う。アグニシュカの性格がちょっとキツいような気もするけど、そこかしこに漂うダークな雰囲気が素敵。翻訳物とは思えないほど日本語がすっきりしていて読みやすい。恋愛は下巻に期待。

  • 児童書ではなく、大人向けのダークファンタジー。

    私はファンタジーでも、その世界なりの合理性を求めるたちなので、魔法には魔法なりの理論や体系があると思っています。まさに、ドラゴンはそういうタイプの魔法使い。
    ところが、本作上巻ではポッと出の素人の主人公が突然、ドラゴンにも理解できない魔法を使うことになります。
    この点にモヤモヤしたものを感じながら読んでしまってます。

    ここに、本作なりの理論なり、体系があって、下巻ではこのモヤモヤが解消されるようであってほしい。

  • ザ・ファンタジー読みたくなった。
    これは初めて作者。
    本当はこの作者の別の作品を探してたのだけれど、手近の図書館で直ぐに入手できるのはこれだった。

    気が強いけど臆病でいつも身なりがズタボロな感覚派ワイルドキャットガールと、二言目にはばかたれだのとんまだのと罵ってくる気難しい理論派魔術師(見た目は若いがオーバー100)が魔の森と戦うマジカルファンタジー(ロマンスあり)
    ネビュラ賞も取った作品。

    まず、表紙が上下で対になってて、上がヒロイン、下がヒーローな訳だけど、ヒーローどう見てもバン○ラン……
    クールで皮肉屋なくせになんのかんのと世話を焼いてしまう……バン○ラン

    最近はネット小説のわかりやすい展開のをぱかぱか読んでたので、ロマンス開始が遅く感じたけど、上巻の後半なのでまぁそんなもんかな。
    ていうか唐突すぎてびっくりした。え、ここ?

    著者紹介でRPGの開発してたって知ってなるほどなと思った。
    下巻も楽しみ。

    2016年ネビュラ賞長編部門受賞 / アメリカ図書館協会最優秀ファンタジー小説賞受賞
    原題 / Uprooted(2016)
    カバーイラスト / カガヤケイ
    カバーデザイン / 藤田 知子

  • 主人公の性格が読んでいてイライラしてダメだった

  • ストーリーに勢いがあって、あっという間に読めました。視覚だけでなく、匂いについての描写も多く、また地の文の説明も苦ではありませんでした。異世界?ファンタジーですがすぐに世界観に入り込めました。

    ただ個人的には、会話文の段落のつけ方が読みにくかったかな。それは訳者さんの問題なんでしょうけど。

    とてもおもしろかったと思うのですが、ところどころ愛人やら夜伽やらを匂わせるヵ所があったので、高校生以上にしかオススメしにくいかなあ…。

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著者プロフィール

【著者】ナオミ・ノヴィク Naomi Novik
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。他の作品に『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』「死のエデュケーション」シリーズなどがある。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす。

「2023年 『テメレア戦記 7 黄金のるつぼ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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