アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

  • 晋遊舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863912809

感想・レビュー・書評

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  • リチャード・セイラー『行動経済学の逆襲』p.488で紹介。

  • 医者、パイロット、建築現場、チェックリストの効用。
    コミュニケーションとしてのチェックリスト。

  • 単なるライフハック本のようなタイトルだが、中身は非常に深い。チームとしてことを成し遂げるために必要な要素は何か、とそれを妨げてしまう人間としての特性は何かを考察し、その上でチェックリストという形に落とし込んでえる。バカバカしいほど当たり前のことなのだけど、それをちゃんとやること、ちゃんとやれる仕組みを作ることがどれだけ大変かという学び

  • 医療現場を主に、チェックリストの効果性の高さを伝えている本。建築学や、航空機など、著者のチェックリスト使用の裏付けとなる、考え方が分かりやすく示されているだけでなく、実際に導入するに際して、関係者の反応や、効果性の測り方まで、事実にそくして生生と書かれている点が本当に分かりやすかった。些か章立て構成などは一部疑問符がつくが、それを補って星5としたい。タイトルがありがちなのでもったいない。

  • アナタはチェックリストをなぜ使わないのか?

    チェックリストは使われるためにある

    たんなるお買い物メモやトイレの清掃チェックから、
    医療現場や航空機内で使うものと幅広い

    緊急時にこそ、その重要性が高まる

    実際に使うためにはどうするか

    良いチェックリストの条件
    効率的で的確
    全てを説明しようとしない
    細かい手順を、全て網羅しようとしない

    自分自身がその有用性を理解し
    使う事を訓練する必要がある

    個人的には、
    あると安心する
    迷わない
    作業に集中できる
    と感じている

    きちんと使えるようにするために
    より使いやすいチェックリストを作り挙げることに努める

  • 確認項目の作成/確認、大事なのは分かってますが、なかなか実践できないんですよね。
    そのヒントが少し書かれていた気がします、頭脳明晰な優秀な人は頭だけで難しいことを考えて、何でも完璧にこなせる、という意識ががあるんですね。
    自分たち凡人は地道に、失敗しないように手順を踏まないといけないなぁとは思わされました。

  • WORK RULES!より
    外科医が医療ミスを減らすためにチェックリストを導入して効果をあげた話。
    手術前、中、後にすばきことは何か、飛行機に乗る前にすることは何か、万が一エンジンが停止した場合どうするとか、人命がらみの場合に使えるものが多いのかなという印象。
    死なないようなことは、ミスっても原因究明とか、再発防止策の検討がされないことが多いのではないかと。
    IT業界的には、やはり本番リリースにはチェックリストが必要でしょう。そのほかにも色々あるかも知れません。
    巻末にチェックリストのためのチェックリストが載ってるので、チェックリスト作ったら確認してみると良さそうです。

  • 【超専門家でもミスを繰り返してしまう】
    【あまりに単純なので、こんなものに意味があるのか】

    高度な知識や膨大な情報が行き交う場所では、より高度な技術が必要だと考えていた。しかし、現実的にはどんなに能力のある人物であってもミスをする。ミスを防ぐためには、出来るだけシンプルで使いやすいものが必要だ。

    【記憶力と注意力の危うさ】
    【手順を省く誘惑】

    集中力は、いらない情報を削ぎ落とすことで研ぎ澄まされる。一刻を争う時間の中では、その取捨選択を冷静に行なう余裕など無いに等しい。必要性がない情報(需要がないもの)は、無意識に「忘れる」という箱に仕分けられる。

    【「人」は誤りやすい。だが、「人々」は誤りにくい】

    一人の能力には、限りがある。確認できるものの数にも限界がある。しかし、複数の人間が様々な視点から同じものを見ることで、今まで見えなかった部分を知ることが出来る。

    【いつチェックを行なうか】
    【チェックリストは長すぎてはいけない】
    【シンプルで明確でなくてはいけない】

    チェックを行なう上で、重要なことは時間を掛けずに大事な部分を確認することだ。重大な問題が起こりそうなのであれば、速やかに解決するために最短ルートで原因まで辿り着く必要がある。多くの分かれ道に惑わされないように、シンプルで分かりやすい標識を立てておくことが大事。

    【チェックリストの効果は本物】
    【何度も改訂して洗練していく必要がある】

    チェックリストが効果を発揮するためには、チェックリストがどれだけ信頼できるものなのかをチェックを行なう人たちに理解してもらうことが重要だ。そのためには、チェックリストが実際にミスを防止する経験が必要になる。良質なものを作るには、多面的な視点が必要だ。完璧だと思えば、それはそう思った時点で完璧なものではなくなる。良質なチェックリストは、様々な人たちの意見を取り入れながら作るもの。

    『まとめ』

    ・単純なものほど使いやすく実用的
    ・人は誰でも間違うことがある
    ・盲点は、自分以外の人たちの力で知ることができる
    ・迅速な判断は、シンプルさで生まれる
    ・良質を作るには、改善を繰り返すことが大事

  • 医療の現場へチェックリストを普及させる試み。
    仕事の手順をチェックリストで確認することが驚くべき効果を生み出す。
    良い仕事を実現するもう一つのキーは、簡潔なコミュニケーション実践によるチームワーク機能。
    この手法ですべてのことを見直していきたいと思いました。素晴らしい出会いです。

  • 読みやすい

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著者プロフィール

1965年生まれ。ブリガムアンドウィメンズ病院勤務、ハーバード大学医学部・ハーバード大学公衆衛生大学院教授。「ニューヨーカー」誌の医学・科学部門のライターを務め、執筆記事はベスト・アメリカン・エッセイ2002に選ばれ、2010年に「タイム」誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出されている。著書 『コード・ブルー』医学評論社 2004、『予期せぬ瞬間』みすず書房 2017、『医師は最善を尽くしているか』みすず書房 2013、『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』晋遊舎 2011、『死すべき定め』みすず書房 2016)。 [個人サイト]Atul Gawande http://atulgawande.com/

「2017年 『予期せぬ瞬間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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