第3の案 成功者の選択

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制作 : フランクリン・コヴィー・ジャパン 
  • キングベアー出版 (2012年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863940185

第3の案 成功者の選択の感想・レビュー・書評

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  • ○この本を一言で表すと?
     「7つの習慣」「第8の習慣」と発展させてきたコヴィー氏の集大成の本


    ○よかった点
    ・「第8の習慣」もそうでしたが、「7つの習慣」の全ての要素を包含しつつ、さらに進んだ考え方を示している本だと思いました。

    ・「See-Do-Getサイクル」(P.23)というのは初めて見ました。私たちの行動が全てパラダイムに基づいていてその行動によって得るものが決まる、ということがよく表されていて分かりやすい図だなと思いました。

    ・「私は自分自身を見る」「私はあなたを見る」「私はあなたの考えを求める」「私はあなたとシナジーを起こす」という第3の案を探すパラダイム(P.39)は、第3章以降の全てのケース(職場、家族、学校、法律、社会、世界、人生)で踏襲されていてとても力強いパラダイムだなと思いました。

    ・シナジーに至る四つのステップ(P.87)は、実践がかなり難しいと思いますが、うまくいけばすごい効果を出せそうだなと思いました。

    ・ビル&メリンダ・ゲイツ財団が集めたさまざまな分野の専門家の発想は、しがらみがない状態で考えると本当に多様なアイデアが出るのだなということを強く感じました。(P.105~)

    ・シナジーの障害となる「GET(Gain:利益、Emotion:感情、Territory:テリトリー)」(P.138)は本当にいろんなケースで当てはまりそうだなと思いました。

    ・マイクロソフトの元CTOのネイサン・ミアボルドが創設した「インテレクチュアル・ベンチャーズ」が発展途上国向けのワクチンを提供するために自動小銃の専門家などを集めて、温かい気温に数分さらされただけでダメになるかもしれないワクチンを電力を使わずに6ヶ月保存できる装置を開発した、というのはすごいなと思いました。(P.170~)

    ・クラシック音楽家の父親が娘の好きな釣りやロックミュージックに付き合って仲を深め、娘がクラシック音楽も好きだと友達に話しているのを聞いて喜んでいるところはその喜びがわかるような気がしました。(P.227)

    ・貧困から抜け出せない地域の学校で、学校制度が変わるまで待つことなく、落書きを消し、保護者の関与を0%から100%にし、個人的な相談ができるアドバイザーを付け、さらに動機づけたリチャード・エスパルザはすごいなと思いました。(P.282~)

    ・未熟なペンキ職人が自分の未熟さを隠して仕事を受けたことに対して、ただ非難するのではなくそのペンキ職人にどんな人生だったのかを聞いて、ペンキ塗りの仕事を教えた工務店担当者の懐の深さはすごいなと思いました。(P.345~)

    ・王立カナダ騎馬警察リッチモンド署のワード・クラパムの犯罪を取り締まるのではなく予防するアプローチはすごいなと思いました。(9.11事件後にいろんな人種や宗教の人とコミュニケーションの集会を開いてガス抜き、部下全員をリーダーに育てる、良い行いをした人を捕まえてポジティブ・チケットを渡す、など)(P.388~)

    ・犯罪と絶望の根が妊娠中の妊婦の状態にあるとして、NFP(ナース・ファミリー・パートナーシップ)を立ち上げて貧しい妊婦や薬物中毒の妊婦を助ける活動を始めた医師のデイヴィッド・オールズの視点と行動力はすごいなと思いました。(P.405~)

    ・高校中退でドラッグにはまり、3歳の子供を捨て、32歳までに窃盗で三度刑務所に入ったウェルドン・ロングがエマーソンの「人は一日中思っているものになる」という言葉に出会って、大学を卒業し、MBAを取得し、前科者のハンデを乗り越えて仕事で成功し、愛情あふれる夫・父親になったというのは、誰でも素晴らしい人物になれるという励まされる事例だなと思いました。(P.455~)

    ・エジプト、イラン、イスラエル、ヨルダン、パレスチナ、シリアの若手音楽家で構成した「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」を立ち上げたイスラエル人のバレンボイムとアラブ人のサイードの友情と行動はすごいなと思いました。(P.497~)

    ・スイスの歴史はあまり知らなかったのですが、デュフール将軍の「偉大なる自制」を求める命令により短期間で内戦を終結させたこと、それに続いて少数派を尊重する直接民主制を採用することで多様な言語・民族が存在する国が最高のパフォーマンスを出しているというのはすごいなと思いました。一人の人間のリーダーシップから始まった国が今も繁栄しているというのはすごいことだと思います。(P.516~)

    ・朝鮮戦争で重傷を負った韓国人のジェームズ・キムが北の隣人を助けるためにアメリカで資金を貯めて財産を築き、中国と北朝鮮に大学を開校して教育から変えていこうという活動をしているという、60年以上にわたるミッションに沿った人生はすごいなと思いました。コヴィー氏自身もそうですが、クレッシェンドの人生(生命力を増していく人生)を送ろうとする人の人生は本当に素晴らしいなと思います。(P.543~)


    ○参考にならなかった所、または突っ込みどころ
    ・ちょこちょこ出てくる息子の事例は他の事例と比べて「ほんとにこの本で言う第3の案?」というのが多かったように思います。(P.46,47など)


    ○感想
    ・題名を見て、「7つの習慣」の第六の習慣「相乗効果を発揮する」をクローズアップした本かなと思っていましたが、「7つの習慣」で述べられている人格主義、「第8の習慣」で述べられている人格と能力の両輪をフルに活用した偉大な人生を包含しつつさらに上を求めるとてもレベルの高い本だなと思いました。「7つの習慣」「第8の習慣」と併せて何度も読んで、少しずつでも身に付けていきたいと思います。

    ・2012年7月16日に亡くなったコヴィー氏の最後の著作になってしまったこの本で「クレッシェンドの人生」を送りたいと書いてありました。コヴィー氏が生きておられたらより大きなミッションを果たしておられたのかと思うと、79歳という若さで亡くなられたのが残念でなりません。

  • これは、商談などで実践しています。
    7つの習慣は内的実践ですが、これは外的実践法ですね。

    しかし、3冊含めてこのシリーズは常に読み続けないといけない

  • ・目的を定義すること
    「対立を問題ではなく、機会としてとらえること」
    ・シナジーに到達する4つのステップ
    ①あなたも私も考えたことのない効果的な解決策を探してみないかと問いかける。
    ②よりよいアイデアはどのようなものだと思う?と質問する。それによりすべきことの明確なビジョンができ、全員が満足できる結果であるかどうかを評価する基準-両社の要求を上回る基準-が定まる
    ③基準を満たす解決策を件とし始める。自分たちのアイデアを正反対にしてみたりする。極端な可能性を検討できるかどうかがシナジーの成功の鍵を握っている。
    ④興奮状態になれば、シナジーに到達している。

  • 「7つの習慣」の著者の最新刊。根底にある基本的な考え方は「7つの…」と同じであるが、本書は特に「第4」から「第6」までの3つ習慣をより深め、対立する相手とともに「Win-Win」や「相乗効果(シナジー)」を追求することが、最終的には「二者択一」のジレンマを超えた「第3の案」を生み出すとして、そのためのパラダイムと手法を提示する。

    著者は、何らかの対立が起こっている場合、それが家庭であれ、職場であれ、或いは国際紛争であっても、対立する双方の陣営が、お互いにしっかりと自省するとともに、他方に対して心を開いて傾聴し、真に理解し合えば、勝ち負け(Win-Lose)でも妥協(Lose-Lose)でもなく、より良い結論に至る道が開けると説く。

    著者の主張を理想論として片付けるのは簡単だが、本書には、著者自身を含め、世界の様々なレベルにおいて「第3の案」を実践している有名無名な人々の物語が数多く収録されており、安易な妥協や近視眼的な勝ち負けの議論が蔓延する今日の社会でも、自分のマインド次第で「第3の案」を生み出すことは可能であると気づかせてくれる。

  • パラダイスを起こす条件としてまず自分を見る
    次に相手を見る

  • ベストセラー「7つの習慣」の著者の本。
    人や組織の対立を解決するために、「二者択一」のマインドセットから脱却し、どちらの案をも上回る「第3の案」に到達することが必要であり、その考え方・方法・ヒントが書かれている。

  • 前半部分は色々と参考になる部分もあったが、
    後半はあまり。。。私がいまこの本を読む時期ではないのかも
    しれない。

    もう一度読み返したい。

  • やるかやらないか、AかBかという二項対立の問題から第3の案へ至るための方法・考え方について、本当に数多くの事例を交えて紹介した本。
    なかなか本質的で素晴らしかった。ただ、時間の関係もあり、飛ばし読みとなってしまっているので、また時間があるときに熟読したい一冊。

    <メモ>
    ・第3の案を探すパラダイム 自分自身を見る→相手を見る→相手の考えを求める→相手とシナジーを起こす。
    ①自己認識 自分の思いこみを明らかにする。他者に対して誠実になる準備ができる
    ②無条件の肯定的関心 相手を一人の人間として尊重する。
    ③共感的理解 相手の考え方の根本までいき、真に理解すること。
    ・SeeDoGet 物事をどう見るかが、行動をきめ、結果が決まる
    ・自分自身を見つめると自分の文化的傾向がわかる。自分は限界があるが同時に無限界であるという創造的なパラドックスに気付く。
    ・視点 自分の文化的なプログラミングは考え方にどう影響を与えているか 本当の動機は何か 前提は正しいか 前提のどこがどう不完全なのか 本当に臨む結果に貢献しているか
    ・真実の断片を多く持っているほど、多くの物事をありのままに見られることを知っている。「対立を問題ではなく、機会としてとらえること」
    ・シナジーに到達する4つのステップ
    ①あなたも私も考えたことのない効果的な解決策を探してみないかと問いかける。
    ②よりよいアイデアはどのようなものだと思う?と質問する。それによりすべきことの明確なビジョンができ、全員が満足できる結果であるかどうかを評価する基準-両社の要求を上回る基準-が定まる
    ③基準を満たす解決策を件とし始める。自分たちのアイデアを正反対にしてみたりする。極端な可能性を検討できるかどうかがシナジーの成功の鍵を握っている。
    ④興奮状態になれば、シナジーに到達している。
    ・公平を求める気持ちは信頼関係の敵。成功基準作成時には関係者全員が参加しているか、可能な限り多くのアイデアを得ようとしているか、本当に求める結果は何か、なすべきことは何か、凝り固まった要求からよりよい結果に何かに視線を移しているか
    ・対立は人が自分の仕事を本気で考えているときにおこるもの。
    GET→Gain 利益、得てしかるべきもの
         Emotion 感情、気持ち、アイデンティティ
         Territory 縄張り 部下、予算、専門知識
    このGETがシナジーの障害になる。
    ・プロトタイプ 解決策のスケッチ、モデル、模型、草稿など。
    カウンタータイプはこれを物事をさかさまにして考え、前提を疑い、従来のやり方をひっくり返したもの。
    ・家族は社会における第一かつ重要な組織。愛、人格、社会的、個人的責任を育てる土台である。
    ・ポジティブチケット 通常、警察は悪いことをした人にチケットをきるがいいことをした人に褒美のチケットを与えること
    ・ニーチェは「生きる理由を知る者は、およそどんな生き方にも耐えられる」という言葉を残している。
    ・幸福を長く続かせる鍵は奉仕であり、 奉仕こそ、人生の真の成功を測る基準

  • 7つの習慣の「相乗効果(シナジー)」の部分を広く、深く掘り下げた内容。
    7つの習慣で書いてある以外の全く新しい知識を期待せず、7つの習慣を復習するつもりで読むのであれば良い本。

  • 二者択一のパラダイムから脱却し、「第3の案」を通してシナジーを生み出す4つのステップについて書かれた本。久しぶりに「7つの習慣」を読み返したいと思った。

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