坂東武士団と鎌倉 (中世武士選書)

著者 :
  • 戎光祥出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864030786

作品紹介・あらすじ

なぜ、彼らは鎌倉に集い、鎌倉にかかわり続けたのか。頼朝のもとに結集し、武家政権の樹立に立ちあがった小山・足利・上総・千葉・三浦を始めとする坂東武士団たち。「鎌倉」をキーワードに、それら氏族の成立と発展の過程を鮮やかに描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 1983年に刊行されたものの再刊。坂東における武者の勃興から筆を起こし、鎌倉幕府成立期に活躍した坂東武士団を詳述する内容。いわゆる源平争乱における関東の動向が、個々の利害関係に規定されていたことがよく分かる。

  • 『鎌倉の豪族Ⅰ』の新版。
    旧版は30年以上前の出版ということだが、大変面白く勉強になる本だった。
    鎌倉幕府の成立に際しての東国武士の動きに関して、その一族の系図、土着過程、領地などの視点から詳説。
    鄙の武士…というイメージではなく、都との関わりを積極的に持ちそれを背景として自領土の掌握に臨んでいた、など。大変面白かった。

  • やや専門的だった。
    タイトルから想像できるような鎌倉幕府の成立との関係がメインではなく、個々の東国武士の氏族についての解説に文量が割かれている。

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。1973年、青山学院大学文学部史学科卒業。1981年、青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了。現在、京都女子大学名誉教授 ※2022年6月現在
【主要著書】『伝説の将軍 藤原秀郷』(吉川弘文館、2001年)、『源氏と坂東武士』(吉川弘文館、2007年)、『源義家―天下第一の武勇の士―』(山川出版社、2012年)、『東国武士と京都』(同成社、2015年)、『源氏の血脈』(講談社学術文庫,2022年)

「2022年 『公武政権の競合と協調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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