- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864031912
感想・レビュー・書評
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〈流れ公方〉として知られる足利十代将軍「義稙」の評伝です。「稙」の偏諱を持つ公家や武家、初期の戦国大名も多いですよね。従兄の病死で転がり込む将軍位、有名な〈明応の政変〉では、縄目の恥辱を味わい、毒を盛られ、嵐の日に逃亡。北陸から武力による上洛は失敗し、更なる雌伏の末、京都を奪回し現将軍を追い落し再任します。安定期に入り有馬温泉で湯治をするやの政変で、細川京兆家の争いにも巻き込まれ、出奔中に別な将軍を立てられ、没落先で病死という、まさに『波乱万丈』な人生。義維ー義栄と義稙流を残した影響も大きい(2016年)
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書評はブログに書きました。
https://dark-pla.net/?p=2616 -
第十代足利将軍義稙の波乱万丈な生涯を描く。二度の将軍就任と、権力確立に向けた様々な対応など決して無能ではなかったものの、時代がもたらした構造的な問題に敗れたという点にやるせなさを感じる。
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執念が凄い。
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義稙卿は?…室町幕府の中では、唯一自力で為政者*1なので?…権勢の傘を取り戻そうとした!執念には?…今の社会での就活や就業への自信を付ける事も出来ます!ので?…不純は承知も是非!、一読を御願いしたいですね?‥。
P・S
用語(*)の説明をさせて戴きます。
*1は、“いせいしゃと読み‥‘当時の将軍ですが、現在で制度下が違うので例え難(にく)いのですが?、当嵌(あては)めろと言われれば?、大まかならば?…政党の幹事長クラス(尚、総理大臣(首相)となれば?‥関白!、官房長官となれば?…摂政は無理強い承知で当嵌めて視ました)と解釈’して下さい!”。