「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言

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著者 : 川口淳一郎
  • 飛鳥新社 (2011年2月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864100632

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「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言の感想・レビュー・書評

  • 「はやぶさ」を無事に帰還させたプロジェクトをどうすすめていったのか。この話は、日本を元気にさせるために必要な大事なことが書かれていると思う。
    何度もトラブルに見舞われたけれど、あきらめない心で帰還させた著書の川口魂が多くの方たちに受け継がれたなら、日本が復活できる日は近い。

  • はやぶさプロジェクトを通して、川口教授が伝えたかった24のメッセージ。どれも教訓に富み、心を動かされるものばかりです。
     チームの人たちを大切にし、はやぶさプロジェクトになみなみならぬ情熱を注ぎ、通信が途絶えてもエンジンが壊れてもあきらめない。川口教授はすばらしい人格者だと思いました。
     はやぶさが持ち帰ったものは、正確には二つで、一つは微生物のサンプル、もう一つがこの本に書かれているようなメッセージだと思います。

  • 「“失敗”をカウントするな!!“成功”をカウントする加点法こそが日本の閉塞を打ち破る!!」―“はやぶさの奇跡”を活かす川口式ポジティブ加点法思考の極意。

  • 2010年、60億 kmの旅を終え、地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンに世界で初めて成功した探査機、「はやぶさ」。そのプロジェクトマネージャーを務めた著者が実践する、24の思考法を紹介する。

    減点法を止めて、加点法にしよう
    許認可制は妨げになりうる
    ルールは少ないほどよい
    教科書には過去しか書いてない
    天の邪鬼のススメ
    システムエンジニアリングより親方徒弟制
    「失敗する」チャンスを与えよう
    「ヒラメ」を作らない方法
    スケジュールは必ず遅れる
    トラブルは勲章と思え
    失敗を隠そうとするな
    往生際を悪くしよう
    「早く良いニュースを聞きたい」と思うな
    迷うくらいなら、どっちでもよい
    足下ばかりを見るな
    背伸びするクセをつけよう
    「こうすればできる」と考えよう
    駆け引きのできる人間になろう
    「わからないこと」を認識しよう
    どうしたら運を拾えるか
    味方を増やす方法
    「製造業の宿命」を乗り越えよう
    教育の時代から研究の時代へ
    何が日本の未来を明るくするか

  • はやぶさ2号の打ち上げが記憶に新しいが、日本人の期待を背負った初代はやぶさの帰還は奇跡に近いと言われた。そんなハイリスクなプロジェクトを成功させた著者だから言える格言の数々は説得力大!!
    ベストな答えを考えることだけが成功へつながるとは限らない、ということを教えてくれます。

  • 小惑星探査機”はやぶさ”は、2003年5月9日に
    宇宙科学研究所によって打ち上げられました。

    イオンエンジンの実証試験を行いながら小惑星イトカワに到達し、
    その表面を詳しく観測してサンプル採集した後、
    2010年6月13日に地球に帰還しました。

    地球重力圏外にある天体に着陸しての
    サンプルリターンは、世界初だったそうです。


    本日ご紹介する本は、

    ”はやぶさ”のプロジェクト・マネージャーを務められた
    川口淳一郎教授が心掛けている提言をまとめた1冊。


    ポイントは
    「リスク」

    どんなものでも開発と言えば、
    やってみなければわからないことが出てきます。

    特に宇宙開発では、事前にやってみることができないので
    リスクの固まりといっても過言ではありません。

    幾つもの課題があるなかで、限られた時間と予算で
    やらなければならない。
    リスクの大きな仕事だと思います。

    でも、ほんとうはどんな仕事にもリスクはあって、
    リスクに対して、どう準備し、トラブルが発生したとき
    どう対処するのかというのが、仕事をこなすための
    ポイントだと思います。


    「失敗」

    宇宙開発では、1つでも失敗してしまうと
    やりなおしになります。

    だからこそ失敗は大事で、
    もし失敗してしまったら
    必ず次に、その教訓を生かすことが重要だそうです。

    失敗の教訓を生かすことの重みは
    宇宙開発でも、一般の仕事でも同じですね。


    「目的」

    宇宙探査機では、よけいな物は1つも搭載できません。
    そして、飛行においても、エネルギーの無駄遣いは一切できません。

    だからこそ、なにか事が起こったときに
    いつも「最終的な目的は何なのか」をベースにいろいろな思考をし、
    判断をすることが重要だそうです。

    最終目的の達成に関係ないことは
    一切しないことが重要です。


    「粘る」

    本書を読んでみると、”高度な技術を集結して”と言うよりは、
    目的にむかって細々としたことを積み上げたこと。
    諦めずに努力を重ねたこと。
    が印象に残ります。

    何事も、日々のちょっとした努力や改善の積み重ねが
    偉業を何遂げるんだと思いました。

    ぜひ、読んでみてください。


    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    減点法と加点法=失敗を減らすのか、成功を増やすのか
    研究者にとって最も大切なのはインスピレーション。それがなければ努力を重ねても、誰かの真似で終わる
    何かが本当に身につくのは、自分の判断でやって失敗し、その原因を自分の頭で考えた時
    宇宙開発はリスクの固まり=絶対にスケジュール、予算通りいかないと覚悟すること
    「どっちにするか迷うくらいなら、どっちでもいい」=解決方法があるなら、それでいい
    限られた時間と予算でやる=こうやればできるという選択肢を見つけることを忘れるとブレーキがかかる
    いつも「最終的な目的は何なのか」をベースにいろいろな思考をし、判断をする
    「粘る」=目的にむかって細々としたことを積み上げていけたこと。諦めずに努力を重ねていけたこと
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    減点法を止めて、加点法にしよう
    許認可制は妨げになりうる
    ルールは少ないほどよい
    教科書には過去しか書いてない
    天の邪鬼のススメ
    システムエンジニアリングより親方徒弟制
    その他
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/b5b496f6c73a7178.png
     

  • 川口先生の講演会で、若い人を育てようとの並ならぬ熱意に打たれて衝動買いしました。就活前にオススメ。

  • 教授に頂いた本である。ありがとう。

  • 現在の会社生活における漠然とした不安不満を解決するヒントがあったように思う。
    まずは自己完結できる課題「学びのプロにならない」ために、意図的に天邪鬼になってみよう。(人と同じことはやんねーよ的な)

  • 先日講演を聴く機会があったのですが、とてもお上手でした。
    今まで聴いた講演の中でトップ3には入ると思う。
    (慣れているというか、「ウケ」も含めて計算し尽くされていましたね~)
    内容も興味深かったので著書を読んでみることにした訳です。

    『宇宙プロジェクトはコンサートのようなもの。演奏者だけが
    楽しめたらいいというものでもなく、「興行的にも成功」しなければ意味がない』

    技術屋の自己満足で終わってはいけないという事で、
    とてもバランス感覚が優れているなと思いますよね。

    そんな著者の、「はやぶさ」等の開発にまつわるエピソード等を
    交えて記したこの国へのいくつかの提言が本の内容です。


    特に印象に残った内容(↓)
    「事業仕分」の箇所は、あ、、、これは民間も一緒だな、、といろいろ考えてしまいました。。削減削減、守り守り、、という姿勢では先細りだなと。


    ・日本人は自然と「上限」を設けている。
    (100点を満点と思っていないか?。自分で限界を設けていないか)

    ・学びのプロになってはいけない。教科書には過去しか書いてない。(学びとは手段であり、決して目的ではない)

    ・(民主党の「事業仕分」に関して)
    支出の無駄の洗い出し(事業仕分)は、気をつけるべき注意点であって財政再建の眼目としてはいけません。
    今の事業仕分の発想は細々と生きていく方法を考えようということ。限界を設けて規制し、その内側だけで賄おうとすること、負のスパイラルに入ることを意味します。削っていって均衡させる発想は愚か。(一部省略)


    講演の際も感じたのですが、(本も)ものすごく感情を理性で抑えている方だなと思います。
    「熱」なんだけど、「激」は表に出さないというか。。。。

  • 現実的なプロジェクトマネージメント論。
    何度も読み返したい。

  • はやぶさおよび他のプロジェクトで得た「24の思考法」を説明しています。はやりの○○個のルール的な感じでイマイチ好きになれないです。

  • 2011年度【請求記号】538.9||K【資料ID】91111117【配架場所】工大君に薦める

  • はやぶさ関連はどれを読んでも、体が震える。
    「困難、いや魅力に満ち満ちた」と言い直しているのがすごく素敵でした。困難って、誰かが成功したあとに振り返ってみると、すごく魅力的だったと感じるのかもしれない。

  • 偉業を成し遂げた人の言葉だけに重みがある。

  • 減点法はイノベーションの芽を摘むと。それが日本や極東アジアの民族的特徴だと100%思わない。若者の挑戦もアメリカなどに比べて少ない気がするが決して0ではない。それでも今後、世界に挑んでゆく日本を育むために加点法的評価が必要なのは本当だろう。

  • 172ページ
     「はやぶさ」のカプセル投下予定日は、スターダストの一週間前で計画していまた。
      ◆いまた→いました

  • 借りた

    難しい内容だったと思う
    お金だしてちゃんと読みたい。

  • 探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを努めた川口教授。

    その川口教授が「はやぶさ」をはじめとした各種人工衛星のプロジェクトから得た考え方のポイントをまとめたもので、正確には「川口教授式思考法」とでも呼ぶべきもの。
    ただし、「はやぶさ」が最も長く関わった仕事(約20年!)なので、タイトルが違うとも言い切れない。

    目次を見れば、どのような事が言いたいのか骨子だけは分かる。(一部、中身を読まないと分からないものはあるが)
    最初のページから順番に読まなくても、目次から気になる章を先に読む、といった読み方をしても特に問題のない構成となっている。

    個々の内容は「なるほど」と思う事はあっても、奇をてらったような変な表現がなかったので、ストレスなく読める。
    (最近の本(特に新書で)タイトルだけは人目を引くが、中身がないものが多く、そういう表現のものをみると、それだけで読む気がなくなってしまうので)

    特に印象に残ったのは、
    「減点法を止めて、加点法にしよう」
    「(問題点を指摘するのではなく)”こうすればできる”と考えよう」
    「学びのプロになってはいけない」(=「学ぶ事」自体が目的化してはいけない)
    という点。

    他人や自分の短所は長所より良く見えるし、問題点ばかり指摘し続けていると、何となくやっているように見えるが実は何も前に進んでいない。
    勉強自体は悪い事ではないが、それが自己目的化すると、いつまで経っても「勉強中」になってしまう。

    ・・・やはり「減点法」的な感じになってしまった。
    本書の中でも「減点法」的な評価は「科挙」以来の根深いもの、と言っていたが、自分自身もどっぷりつかっているのがよく分かる。

    ちょうど今、仕事で後輩の教育中なので、まずは「加点法」というのを心がけてみようと思う。

  • 信じてあきらめないって大事だなと思う。
    思うだけじゃダメだ、とも思うけれど。

    兎に角元気のでる一冊だったし、あきらめず頑張ればどうにかなるんじゃないかって気にさせられる。

  • 川口さんが日本を救う思考を語る
    ビジネスマンだけに限らず、学生などにも非常に有用な内容だと思う。
    「学びのプロになるな」
    という言葉が強く残った。

  •  はやぶさのプロジェクト・マネージャの川口淳一郎さんが、自身が大切にしている考え方を24の項目にまとめたもの。
     「はやぶさ」式と言うだけあって、随所に「はやぶさ」に関するエピソードが盛り込まれている。

     宇宙開発を、たんなる夢や、自己満足に終わらせずに、日本の明るい未来のための投資と考えていることからも、川口さんの視点の広さをうかがえる。
     科学的な話だけではなくて、プロジェクトの進め方や、社会の在り方、そして究極的には個人の考え方への提言に昇華されている。
     文章もやわらかく、わかりやすいので読みやすい。

     個人的には「学びのプロ」、イノベーションといった話が面白かった。
     それと、投資の話。未来を切り開くためには、縮小ではなくて、苦しくても投資していくとが大切ではないかということが書かれていた。
     現代の日本が陥りがちな、間違いを恐れる考え方に対しても言及されていて、減点法から加点法へと考え方を変えることの大切さに対しても、とても納得のいくものだった。

     あたりまえのような意見に見えるけれど、それを実践してこられたからこそ、重みのある言葉だと思った。

  • スイングバイを覚えたw 日本復活24の提言と書かれているサブタイトルの割には、一般論として言われている「出る杭は打たない」のような事ばかり書かれていて残念に思えた。一般論的なことよりも、生々しい貴重な体験を主軸にして、もっと夢のある本にして欲しかったと思う。

  • 昨晩、堤幸彦監督の映画「はやぶさ」を鑑賞し、以前購入した川口淳一郎博士の本を改めて手にとってみました。

    そのChapeter 11のタイトルは、「失敗を隠そうとするな。」

    映画のなかでは、「失敗じゃない。『成果』だ」というニュアンスの言葉が使われていましたっけ。

    よく、"Failure is the mother of success."と言われます。

    ・失敗から学び、改善を繰り返す。
    ・先輩研究者が退き、残された後輩・若者がその意志(研究、失敗)を受け継ぐ。

    終わりなきこのサイクルを体現する日本の宇宙工学界は、世界に誇る日本代表です。応援します♪

  • 三葛館一般 538.9||KA

    「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた川口氏が普段から大切にしていること24カ条。
    「失敗をカウントするより成功をカウントする加点法」という発想があったからこそ「はやぶさ」プロジェクトは成功を収めました。思考と発想の転換について考えるにはうってつけの”目からうろこ”の一冊です。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=61573

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「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言の作品紹介

「"失敗"をカウントするな!!"成功"をカウントする加点法こそが日本の閉塞を打ち破る!!」-"はやぶさの奇跡"を活かす川口式ポジティブ加点法思考の極意。

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言はこんな本です

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