見せびらかすイルカ、おいしそうなアリ (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
- 飛鳥新社 (2010年8月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864101073
作品紹介・あらすじ
自分よりも100倍も大きいメスを捕まえたくて、速く走れるように2個ある巨大な生殖器官の一方をもぎとる雄グモがいる。マメゾウムシのオスはトゲだらけのペニスをメスの生殖管にむりやりぶちこみ、その腹を切り裂く。コクヌストモドキという甲虫はバイセクシュアルにもなり、雌雄同体のアメフラシは大乱交パーティーをひらいて、来たときはオスなのに、パーティーが終わるまでにはメスになる。そう、不可思議で異様な動物セックス・ワールドでは、なんでもアリなのだ。
感想・レビュー・書評
-
和書では得られない生き物の生態もあって好き
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カウアイ島のコウロギは、寄生ハエに狙われない様に、鳴かなくなった。5%のα雄しか鳴かない。が、鳴く雄は繁殖に有利に働くジレンマ。周期的に増える、減るが繰り返すそうだ。
また、メキシコに住むアマゾンモーリー(魚)は、メスだけしかいないが、単性生殖が可能。だが、近種の雄の精子が必要で、そのためにメーテングのマネごとまでするそうな。
でも単利的なので、いずれ絶滅する。というの考えやすいらしいです。
といった感じの、生物おもしろネタ本。
例えば「アミメヤドクガエル」を一旦「網目矢毒蛙」と書いてみせるのが親切で良かったです。
ただ、研究者本人の文章ではないため、若干ツッコミが足りないというか、物足りない部分が多い感じ。ラジオ並と申しましょうか -
2014/09/04
-
10月新着
-
見たことも聞いたこともなかった動物や昆虫たちに妙な親近感をもってしまう本。奇妙で珍妙でヘンタイでよくわからないのだけれど、とりあえずみんな頑張ってる。必死なのは生き物みんな一緒なんだと少しだけほっとする。
-
1 オスとメスの闘い
2 誘惑のテクニック
3 子孫を残すために
4 したたかなヤツら
5 もっとヘンテコ、もっと異様
6 愛すべき研究者たち -
【新刊情報】見せびらかすイルカ、おいしそうなアリ 481.3/セ http://tinyurl.com/84h3yov 身を削るクモのセックス、偽妊娠で気を引くハエ、自分のクローンを作製する魚…。生殖のために自然が考え出した多種多様な習性を紹介、その驚愕の理由をわかりやすく紹介