「親切」は驚くほど体にいい!

  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101097

感想・レビュー・書評

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  • 幸せには2種類あって、オキシトシンによるものと、ドーパミンによるもの。
    ドーパミンによるものは、もっともっと、となるというのには目からうろこでした。
    仏教講座でも2つの違いについて話を聞いていて、その時はいまいち理解できなかったけれど、この本で少し理解が深まりました。

    人に親切にすることや、愛しあう事が健康に良いというのは、なんとなくそうだろうなと思っていました。
    この本はとても分かりやすく、説得力があり、実行しやすいと思います。

  • •親切な行動を取った瞬間、体と心に変化が起き、親切した本人は無条件に幸せを手に入れることができる。
    •幸せになる方法は2つ。目標達成や夢の実現によって得られる幸せ。親切や触れ合いによって得られる幸せ。
    •親切をするときに見返りを求めないこと
    •精神的ストレスがあると老化が加速する。
    •問題なのは長期的ストレス。ストレスの大きさはそれとどう向き合うかで変わってきます物事の受けとめ方が老化のスピードに影響してくる。
    •私たちは自分の脳を、自分が求める性質を持つものへとカスタマイズすることができる。
    •親切は概念ではなく、生き方です。
    •苦しんでいる人を見ると脳の共感回路が働きます。なんとこの回路自体には苦しんでいるのは自分か相手かの区別がつきません。
    •他社の悩みに心寄せ、その人が悩みから解放されてほしいと願えば自分も健康になる。
    •情けを養う訓練を長期的にやっていると、迷走神経が活性化されて、様々な病気を予防できる可能性がある。
    •あなたが考えたことや感じたことのひとつひとつ、好き怖いといった感情や態度、振る舞いなどの全てが遺伝子レベルで体に影響を与えている。
    •あなたが対人関係でストレスを受けやすいとすれば、オキシトシンを分泌させることで自分を変えていくことができる。
    •日々のストレスから逃れるために一人になりたいと思う人はたくさんいますが、皮肉なことに1人でいることが心臓にはストレスになります。
    •愛と親切な健康に与える影響もそれだけ大きく、薄情な人は、心臓疾患や免疫低下のリスクが高まる
    •私たちの心の状態や振る舞い人間関係によって傷の治り方は早くなったり遅くなったりする。
    •人は歩み寄ってくれるのを待つのではなく、自分から歩み寄りましょう。
    •赤ちゃんが親から受ける愛情や気遣い、関心などの心理的環境が、脳の発達に大きな影響を与える。
    •赤ちゃんの感情や行動にきちんと応え、求めているものに気を配り、愛情や関心、喜びの感情を示していけば脳は健やかに発達する。その逆に否定的な反応したり、求めているものを無視したりしていると、然るべき形に脳機能が高まっていかない。
    •赤ちゃんと触れ合っている時はできるだけ笑顔でいることが大切。
    •与えられているものに感謝するだけで、心身ともに健康になっていく。
    •ぐっすりと眠りたければ羊より恵みを数えたほうがいい。
    •今ある物や状況の素晴らしさに目を向けたほうが私たちはきっと幸せになれるし、はるかに経済的。
    •感謝することで痛みから気が逸れる。同時に感情そのものが、鎮痛剤代わりになる。
    •心がけさえすれば過去にとらわれない自分に変わることができる。
    •健康と幸せを確実なものにするためには自分への親切、自分への優しさが大切。
    •結果よりも、どう生きるのかが大事という彼女の言葉こそ、長い目で見れば幸せと健康につながる。
    •物理的な意味で内にこもること、自体が大きなストレス要因。太陽の光を浴びること、体を動かすこと、人と触れ合うこと。

  • 医者とか薬とかに頼るのではなくて、つまり自己治癒力ってことでしょうか。

  • 幸せ物質オキシトシンは親切や他者とのふれあいによって分泌される。人間関係は、健康に大きな影響を与える。
    ガンジーは、「世界をかえたいのであれば、自分が変わらなければならない」人が歩みよってくるのを待つのではなく、自分から歩みよることが必要。

  • 読みやすい。科学本だけど、科学分はサラッと流し読みでも普通に読める。割と一般書寄りかな。最近脳科学的な何か、心理学的な何かと体と心の健康的な何かと、幸せとはなんぞや(哲学?)的な何かに興味があって、ちょこちょこ読んだりしているのだが、それらがなんとなく腑に落ちた。

    ・他人に親切にする、共感する、慈悲の心をもつと、神経ペプチド・オキシトシンが出て、幸せで健康になる
    ・人への親近感、信頼感が増す,ストレスが消え、幸福感を得られる,血圧の上昇を抑える,心臓の機能をよくする,長寿になる

    笑ってしまったのが、オキシトシンが分泌されるのはこんな時、という部分。
    人とのつながりを感じたとき、恋愛感情を抱いたとき、セックスをしたとき、の三例。最初のはともかく、後ろの二つ…。笑 そりゃ恋愛する人は幸せになるわ。以前、幸せを感じたければ恋をしろ!って内容の心理学コラムを読んで、なんて乱暴な結論なんだ!笑と思ったけど、嘘じゃなかった…、ブルブル。

    知識や経験・体感で、行動や意識を外に向けた方が色々と明るく楽しい気持ちでいられるのはわかっているのだが、なかなか実行するのは難しい。インドア・内向的な嗜好・性格も地だからなあ。うまくバランスを取れる方法を模索中。

  • なぜ親切にすると身体にも脳にも良いのかを、わかりやすく説明してくれている。
    原因はオキシトシンが幸せ物質を生み出してくれるからなのだが、自分のためにもなるとわかれば、さらに気持ちよく動けるのではないだろうか。
    しかし長期的ストレスは寿命を縮めることにもなるので、辛い思いを持続させてまで献身することはない。
    夫婦関係においても、うまくいっているところはストレスによって増殖するコルチゾールを軽減させられることもわかった。
    きちんと話す、感謝する、多少の不満があってもあえて優しく振る舞うなど、日常でも気をつけたいことの再認識ができた。

  • 幸せを感じるホルモン「オキシトシン」

    そのオキシトシンは
     他人とふれあうことによって分泌されます
     身体的なふれあいだけでなく 心のふれあいでも分泌されます
     
     親切をすることで より分泌されるそうです。

    オキシトシンの幸せ感は
     心に灯がともるような ほんのりと長続きする幸せ感です

    イライラしている人や 不機嫌な人をみたら
     よっぽど 嫌なことがあったんだろうなと
     
     情けの気持ち
      情けの気持ちは 共感から生まれます

    ストレスの元凶は
     うちむきになることです

    許すことは 自分への思いやり
     相手を許さないと 自分が損をしますよ。

  • 他人に親切にするばかりだと、自分を犠牲にして損をしちゃうんじゃないかと、狭い料簡を持っていましたか、自信をもって、人に優しくするパワーが出てきました。

  • 私はウツ病です。
    それでというだけではありませんが、この本を読みました。
    最近、身体の不調を訴える人が周りに多くいます。
    病院や薬に頼っていますが、あまり良くなっている気がしません。

    そこでキーになってくるのがこの本に出てくる幸せ物質「オキシトシン」
    以前から自分の体調、気分にばかり目を向けないで、
    周りの人に目を向けなさいというアドバイスを受けることがありましたが、
    その根拠を医学的にも証明してもらった気がします。

    ただし、親切運動の実践は意識しないとなかなか難しいものですね。
    毎日のクセづけが必要です。
    まず自分をいつくしむ、そのために親切をする、そうすると世の中が
    変わっていく。現代に必要な考え方だなぁと痛感しました。

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