草魚バスターズ

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著者 : 真板昭夫
  • 飛鳥新社 (2013年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864102728

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草魚バスターズの感想・レビュー・書評

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    名勝・京都大覚寺大沢池を舞台に、生物の多様性と複雑な相互作要によって次々と生み出される謎。ドロンコになりながら生き物たちと向き合い続けそして池に奇跡は起きた!

    草魚といえば利根川にしかいないという印象でしたが、除草目的で放流されることもあるんですねえ。繁殖しないで生きていくというのもなんだか悲しいですね。しかし数十匹の草魚が池の草を喰いつくし、飢えた草魚が杭まで食べて池が壊されていくというのはなんとも物凄いし、飢えた草魚もまた哀れ。
    さて、この本で分かる事は、環境は人間が本気で取り組めばあっという間に改善して行くと言う事ですね。人間が勝手に壊したバランスを、人間がまた取り直すわけなのですが非常に重要な事です。
    皆で色々な取り組みをして池に草花が戻ってくるのを読んでいるのはとってもワクワクします。是非行政もダム作ったりしてムダ金を使うのではなく、壊した環境を元通りにする為にお金を使って欲しいです。

  • タイトルこそ「ソウギョバスターズ」だけども、ただ単にソウギョを駆逐すればいいというんじゃない。あらゆるものとの相互関係を見極め緻密に計算しながらも、体当たり泥まみれもいとわない覚悟で景観を取り戻す、その過程。必見です。

  • これは面白くて一挙読みしました。 (ちょっとだけネタバレも)

    1200年前につくられた日本で最古の景勝人工池 京都大覚寺大沢池が ヘドロに覆われ異臭漂う池に変貌 草魚が凶暴化して見るも無残だった景色から草魚バスターズや地元民いろんな人を巻き込んで 1200年前の景色池に再生されていく景観復元ドラマ それとちゃんと生態系と風景を両立させた自然再生活動に引き込まれ感動しました。 知っていたら絶対手伝いたかった。

    元々蓮の花が咲き誇っていた池にまた 1200年前の種から発芽して蓮の花が咲いたんだからすごい!以前 自然史博物館の講座で聴いた 『 種子を残す 』 発芽してなくても密かにちゃんと生きている! 

    種子を守る残す 生態系の多様性、種における多様性、遺伝子の多様性 生物多様性が生かされていますね。 

    そろそろ蓮の花が咲く季節です。見事に蘇った京都・大沢池へ行ってみたいと思いました。

  • 草魚によってハスが食い尽くされてしまった京都大覚寺の大沢池を再生するという話し。
    もじゃもじゃ先生こと真坂昭夫氏の奮闘ぶりが素晴らしい。
    生態系保全の必要性に異論を持つ人は少ないと思うが、その実践となると、いくつもの高いハードルがあるのだと思う。
    この本では、草魚の頭数(匹数?)コントロールと周囲の植生再生を行い、大きな成果をあげた。しかし、新たな外来種による被害が出始めたとのこと。難しい問題である。

  • 京都の大覚寺にある大沢池の自然を如何に回復するかという話。以前、水草の除去のために、その名のとおり水草を食べるソウギョ(草魚)を池に離した。ただ、離したソウギョの数が多すぎたために、水草はもちろん、ハスも木の杭もすべてを食べ尽くし、自然のサイクルが乱れ、においもひどい無惨な池に。それを回復することのために結成されたのが草魚バスターズ。ただ、草魚を駆除するだけだと思ったら、それ以外にもいろいろな問題があり、自然の生態系を回復するために、多くの年月が費やされている。おもしろおかしく書いてあるが10年以上の年月をかけて、回復させるその姿には敬服。以前、仕事で大覚寺を訪れたことがあるが、こんなことをしていたと知っていたらなと思った。
    読みながら、別のことも考える。エコシステムを作り上げることは、仕事で、コミュニケーションをつくりあげることに似ている。360度様々な要素が入り組み、何と何が繋がるか考え、時々によっておこる変化をとらえ、対応する。勉強にもなる。お勧め

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