ぼくがジョブズに教えたこと

  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864103145

感想・レビュー・書評

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  • 娯楽産業史上「ビデオゲームの父」として世界的に讃えられる起業家・経営者のノーラン・ブッシュネルの著者です。
    著者はジョブズから生涯、師として慕われた人物である。

    未来の鍵を握るのはイノベーションであり、そのイノベーションはトップのひとりではなく、アップルの社員全体から生まれなければならない p15-16からの引用。
    変わっていくことが大切である。自身の身をおいている世界は、あまり変化を好まない世界ではないか。変えることへの抵抗があるのではなかろうか。しかし、進歩には変化は必要である。目の前の子供たちのために、自身は何が出来るか考え、実行していくべきである。
    その人に本当の自分をしゃべらせよう。しゃべっても大丈夫なのだと安心させよう。p74からの引用。
    安心出来る環境は大切である。しかし、それは馴れ合いではない。自分自身や仲間が成長できるように言うべきことを言うという当たり前のことである。しかしながら、他人からの目を気にするあまり言うべきことを言えない状況が自身にもある。話題の映画の挿入歌でも、ありのままの〜という歌詞がある。ありのままの姿を出せるような世界を欲している世相をあらわしたものかもしれない。ありのままの姿を出せる環境とはどんな環境だろうか?他者との関係づくりも大切になってくる。自身の課題である。
    失敗がまったくない状態は無理がなく、同時に進歩もない。p153からの引用。
    失敗を悪と捉えやすいが、失敗を恐れるあまり何もしない方が良くない。何もしないとその人が何をしたいのか分からない。失敗しても良いという環境を作ってあげないといけない。人間は失敗するよりは成功した方が嬉しい。これは当たり前のことである。挑戦しないと成長・成功はあり得ない。子供たちにこれを伝えたい。
    節目の締め切りを設ければ、クリエイティブな人が本当の締め切りに間に合う可能性が高くなるのだ。p174からの引用。
    自身の課題である。締め切りに関しての記述である。自身をクリエイティブな人物かどうかは分からないが、節目の締め切りを作ることは納得した。いつまでにここまで終わらせようなどと見通しを持って取り組む必要がある。
    上記以外にも気になったものがあるが、一番大切なのはまずは「行動」である。これを大切にしていき、日々精進していきたい。

  • トップの人間をどうやって飼っておくかのハウツー本。アメリカ的で面白い。こういう国があることが現代なのだろう。

  • これまた立ち読みなのに骨太な当たり本。買っても損しない。

    人を雇うときの見極め方として、
    〈趣味を深堀するとその人がわかる〉
    わかる気がする。障りだけの人と、はまりきっている人では面白さが違う。汎用性も違う。
    〈クリエイティブの多様性を求める〉
    まずクリエイティビティを発揮している人というのが少ない気がする。多様性・・・レベルが高い。
    〈どんな本を読むかを聞く。大事なのはどんな本を読むかではなく、本を読むかどうか。好奇心と情熱を持つ人は読書をする〉
    確かに。でも、どんな本を読むか、どれくらい読むか、も重要な気がする。

    〈失敗がない状態は無理がなく、同時に進歩もない〉
    だから、チャレンジして失敗が多い方が魅力的なのだ。その失敗を隠したり恥じる必要などないのだ。
    〈クリエイティブな人に生産的な日々を送ってもらうには締め切りを設定しない〉
    イチローに経理をさせないのと似ている考え。そして、意思力、熟考力のリソースが限られているという考えにもつながる。
    〈サイコロを振ってやることを決める。そうしないと、いつも予定通りのことをして、変化がなくなる〉
    これ、もらった!
    〈行動しろ!〉
    はいっ!

  • この際、ジョブズはどうでもよい(笑)。
    独創性あふれる、とんがった、実力のある人材を求める経営者さんのための本。
    痛快。うなづく。
    響く人には響く本だな、まさに「ポン」。

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