【至急】塩を止められて困っています【信玄】

著者 :
  • 飛鳥新社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864103381

感想・レビュー・書評

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  • twitterでよく見ていたが、書籍でじっくり堪能したいと思い購入。「織田信長がLINEを使っていたら?」「敵から塩を送られた後の御礼メール」「太閤検地のお知らせハガキ」「新撰組の求人広告」など、歴史ネタをモチーフにした様々なパロディが面白すぎる。真面目な歴史本も好きだけど、このくらい気軽に読めるのもまたよし。
    同じパターンが何度も出てくるけれど、ファミ通風クロスレビューやジャンプの巻末コメント欄がツボ。一番好きなのは、江戸時代の五人組がLINEグループだったなら」かな。年貢の相談とかリアルで…。

  • 「甲斐に住んでいる者です。
    先日、同盟を破ったことが原因で塩の流通を止められてしまいました。
    甲斐は内陸国なので塩の生産ができず、大変困っております。
    なにか良い方法はないでしょうか?
    (補足)
    塩止めを行っているのは今川氏と北条氏です。」

    Yahoo!知恵袋で武田信玄が塩不足を相談するなんて絶対あり得ない
    でしょ。だって、あの時代、Yahooどころかインターネットなんてなかった
    もの。

    戦国時代から江戸時代にかけて、現代の様々なツールが存在して
    いたら…という、笑えはするが歴史の勉強にはまったく役に立たない
    であろうといのが本書である。

    ええ、くだらなさのオンパレードですよ。塩不足の信玄に謙信が塩を
    送ったのに不在だった時の「ご不在連絡票」なんて、宅急便からぬ
    城急便ですよ。

    しかもこの城急便、合戦中でも荷物のお届けを忍びの者が直接知らせ
    てくれるらしい。とっと会いたいな、忍びの者。

    戦国時代と言えば下剋上。「あなたは大丈夫?」の下剋上セルフチェック
    シートで当てはまる項目を確認してみましょう♪

    メールでは「清須会議開催のお知らせ」が届き、関ヶ原の闘い参戦依頼
    は結婚式の招待状風だ。西軍か東軍か、選べるんだぞ~。

    一休さんの有名な屏風の虎の頓智問答はLINEでやり取りされているし。

    本書を読んだからって何かいいことがあるわけじゃない。でも、徹底した
    このくだらなさ。私は決して嫌いじゃないのさっ。

    でも、「生類憐みの令違反」の標章が家のドアに貼られていたら嫌だわ。

  • 全部知恵袋風なのかと思いきや違った。
    結構面白いものから巷にあふれるクソコラレベルのものまで多様だが、歴史のパラレルだと思うと面白かった。
    自分たちが過去の出来事として認識している物事も、昔の人たちにしてみれば日常の一部だったというような気がした。
    徳川将軍のジャンプコメントは面白い。
    安心してください。全部本当です。←安心できないわ!
    薩長同盟のFAXが完全に芸能人同士の結婚の時のアレにしか見えない。
    五人いれば無人島が開拓できる←五人いても無人島を開拓できるのはジャ○ーズのT○KIOぐらいしか知らない…。
    本当に面白かった。

  • めちゃくちゃくだらないが笑わせてもらった。
    メールアドレスとかスマホ画面の表示とかメールの文体のリアリティとか、いろいろ芸が細かいのがよい。
    ホトトギスの「ファミ通」風レビュー、「一夜城」築城依頼メール、徳川将軍のジャンプ巻末コメント、五人組LINE、「一休さんの虎退治」LINEあたりが特にツボ。
    (2015.6.1)

  • こういうの、高校時代とかに読んでたら楽しく勉強になったでしょうね。
    五人組のLINEが面白かったです。

  • こういう感じの作品だったのかー、というのが一番の感想。この頃に今のツールがあれば、血なまぐさい戦いは、本の少しだけ控えめに終わったかもしれない。刀狩や太閤検地、一揆に参勤交代。こんなお知らせのされ方をしたら、当時の人達も少しだけ「まぁ、仕方ない」って思えた・・・のかな?分からないけれど。元ネタが分からないものも少しあったけど、読書と読書の合間の休憩本として軽くストレッチしたような、そんな読後でした。歴史を学ぶという観点は私的には一切無かったように思います。が、それが逆に気楽で良かったです。

  • 図書館の棚で見つけてその場で読んでしまった。面白くてついニヤニヤしてしまう・・・花粉症対策のマスクをしていたことに感謝。マスクがなければ完全にアブない人(笑)発想が良い!

  • もしも~時代にeメール、LINE等があったら、という歴史ネタを元にしたパロディ。有名な歴史ネタ(本能寺の変、とか)が多いので、歴史になじみのない人でも十分に楽しめる。また、元ネタの簡単な解説も載っているので、ちょっとした勉強にもなるのがgood。ただ、この手のものは飽きが来るのも早いので、シリーズ化してたくさん出すのはやめた方が良いとも思った。

  • とても面白いのに、まとめて読むと途中からうんざりしてしまい、申し訳なくなる。
    こういうものはツイッターなどで、単発で読むからより笑えるのだろう。

  • 2016.02.02
    本屋で偶然見つけて購入した本。
    面白かった!
    著者の発想がスゴイと思いました('ω')

  • 読書メーターでしばしば見かけ、読友さんのレビューでも気になっていた本。このテのやつか〜(笑)。楽しめました♪ 日本史はいいとして、昨今の文明の利器に無関係だと、イミフ(笑)な1冊かな(*^v^)「 なるはや案件」とか、現代言葉遣いにも明るくなれる⁉︎ 各種ポスター、求人広告や雑誌の表紙、メールやLINEなど、こうやってパロディにしてみると、フォーマットってあるんだなぁと感心しました。下剋上セルフチェックシートとか面白すぎる。「下剋上赤信号。今すぐ逃げて!」って(笑)。

  • ネタ本。
    徳川秀忠の「関ヶ原の戦い遅参」遅刻メールの文面とか。
    江戸時代の五人組が今期の年貢をLINEでやりとりしていたらとか。
    薩長同盟の告知をマスコミ宛てのFAXみたいにしてみたらとか。
    「あるあるー! って、ねーよ!」的なネタ本。
    面白かったですよ。

  • もう少しディープなネタが欲しかった。

  • 歴史上の出来事を現代的にアレンジして、楽しんでみる本。歴史が好きじゃない人も楽しめるし、歴史が好きな人はもっとたのしめます。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 一冊づつ読んでいってると思うんだけど、何か読んだことあるようなないような。

  • もしも現代に戦国武将がいたら、戦国時代に現代のツールがあったら、こんなことしてたかも…な本。LINEだったり、宛名票だったり、ポスターだったり、もしも部分のページがやたら凝っていて困る。面白かったです。

  • 戦国時代歴史パロディ。

    赤穂浪士が始末書を書かされたら?
    小早川秀秋が退職メールを送ったら?
    徳川家歴代将軍がジャンプ風巻末コメントを書いたら?

    ・2015年刊の再読、あらためて笑った。今でも新鮮。
    広告風とか、LINE風とか、ご町内チラシ風とか、公的ポスター風とか、よく考えるなあ!
    教科書片手に自分だったら…と、勉強に身が入りそう。たぶん。

  • 読んでてほっこりする歴史小ネタ集

  • 筆者も冒頭で述べていますが、歴史を学ぶ感覚で読むと物足りないです。
    軽い気持ちで読むのがおすすめです。



    でも、現代と戦国、江戸を絡めたらこんな感じなんだろうな、という想像が膨らんで楽しかったです!
    Amazonレビューやyahoo知恵袋などを扱うあたり、センスを感じました。笑
    身近なものと程遠いものは相性がいいのかもしれない!!

  • 気軽にサクッと笑いながら読めて、楽しませていただきました(^^)
    墨俣城のところが一番面白かったです!涙流して笑いました\(^^)/
    とてもヨイ息抜きになりました(о´∀`о)

  • 戦国時代から江戸時代の話をパロディで、描いている。

    今のスマホで、出来る事が、この時代に使用出来たら、こんな風になるのだろうと、想像してみて、笑ってしまった。

    宅配の不在通知にしても、よく考えていると・・・・
    そして、何よりも、会社関係のようなやり取りに、なるほど・・・と。
    取扱書、始末書・・・などなど。
    文章一つにしても、よく考えられているのだが・・・・
    段々と、その時代の出来事を軽視しているかの様にも思えて来て、最後のおまけ迄よんだら、もう一回 この本を読む気にならなかった。

    笑う事が出来る事は、良い事だと思うけど・・・・ひつこさが、残らない程度が、いいのではと。

  • これが今一番読みたい本。
    読んだらレビュー追加します。

    【追記】
    読了。
    思ったより小さな本。文庫の一回り大きいくらい。
    著者も巻頭で書いているけど、「トイレに置いておいて、たまに手にとってニヤニヤするぐらい」がちょうどいい本。
    通して読むにしては、ひとつずつのクオリティが高すぎる。
    個人的には『戦国時代に東急ハンズがあったら』の、ハンズのフロアマップが楽しい。じっくり読みたい。

  • どこかで見たような題名の体裁…そう、信玄が知恵袋で相談しているのです。歴史上の出来事をその時彼らがメールのやり取りをしたら、とかLINEで相談したら、等くすっと笑えるように仕上げています。ちゃんと歴史上人物の人となりも考慮していて、右端に赤で一行ある作者のツッコミも結構面白かったです。太閤検地の絵でこんなに妄想できるのか、とコラムでも爆笑しました。意外と印象に残ったのは「刀狩り」のゴミ出しシール風処理券と「刀狩りを装った詐欺にご注意ください」のポスター。ただ私としては、これは一度読めば充分です。

  • 日本史パロディ。
    羽柴秀吉が部下に送った一夜城建設に関するe-mailなど、
    現代の⚪⚪が当時あったら、というネタ本です。
    まぁ笑って流し読みする程度。

  • ネットで見た時は、初見のインパクトのせいか面白かったんだけど、書籍になるとそれほどでもなかった。 
    歴史の出来事を現代のツールに落とし込むアイデアはさすがだったけど。 
    まぁ、新刊で買うまでじゃないかな・・・ 
    みんなで見ながら笑い転げるにはいいかな? 

  • 戦国時代、webやLineが使えていたら武将達はこんなやり取りをしていただろうな本。シリアスな内容をコミカルにしていてクスッと面白い。中高生が読んだら面白くない歴史の出来事も記憶に残りいいんじゃないかな。

  • 戦国パロディー
    こちらのほうができが良い

  • くだらないけど、面白い。

  • まあまあかな

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著者プロフィール

京都生まれ。大学卒業後に上京、エンジニアとして働く。その後、ウェブ編集者に転身。大手ウェブメディアで真面目な編集業を行う傍ら、ツイッターでつぶやく日本史パロディネタが人気を集める。著書に『【至急】塩を止められて困っています【信玄】』(2015年5月、飛鳥新社)がある。

「2016年 『明日切腹させられないための 図解 戦国武将のビジネスマナー入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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