花嫁は元男子。

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著者 : ちぃ
  • 飛鳥新社 (2016年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864104647

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花嫁は元男子。の感想・レビュー・書評

  • LGBTQの本棚から
    第23回「花嫁は元男子」

    今回ご紹介するのは
    「花嫁は元男子」
    という漫画です。
    作者のちぃさんはLGBTQのTで、MtFですが、彼女が「花嫁」になるまでの実録漫画です。

    いくつか、ポイントに分けてご紹介しますが、まずは
    「子どものころに思っていること」

    トランスの人は少なからず、子どものころに
    「性別はそのうち変わると思っていた」
    ということがあります。
    小さい頃は男女の差なんてほとんどないし、子どもの想像力ってすごいですからね~。

    でもある時気づくんです。
    「ああ、僕は女の子なんだ(私は男の子なんだ)」
    って……。
    そのときの衝撃とか、混乱が不安に変わったりして、その不安の解消方法がわからずに不登校になったり、問題児といわれるようになることもあります。

    そんな時に
    「自然には変わらないけど、身体を変えることはやりたければできるよ」
    という情報を知ることは、とても大きいと思います。

    これにあたる時期は早い子で5歳くらい、遅くても小学校高学年には訪れるので、小学校図書館にはそういう情報を提供してあげてほしいのです。

    次は
    「小さいころは異性の遊びや服装を好んでいたんでしょ?」
    という誤解……。

    確かにそういう人もいるのですが、人の好みや性格が違うように全員がそうだというわけでもないんです。

    僕もその一人で、男女どちらの遊びも好きでした。
    おままごと、鬼ごっこ、編み物、竹馬……。
    男の子と走り回ったり、女の子とおままごとしたり、と好きなことをしてました。

    服は女の子の服を着ていましたが、デザインは中性的なものでスカートは履きませんでしたね。

    ということで、そういうことをいわれると、逆に
    「別に男の子の服を着たいわけじゃないから、僕はトランスじゃないのかな?」
    と、さらに悩んで混乱する子もいると思いますが、全員が全員がっつり異性の遊びや服装をするわけじゃない、ということも知らせることができるといいと思います。

    似たようなことで
    「テレビとかで見るオネエの人たちみたいになりたいわけじゃない……」
    という悩みにぶつかったりもします。

    これも1つの例であって、彼女ら(彼ら)が全員トランスであるかと言われればそうとも限らないし、正直みんなそれぞれなので、あまり型にとらわれないことが大切だと思います。

    次は
    「男女の恋愛が当たり前」
    という社会の風潮に悩まされる人も多いのではないかと思います。

    以前、他の本の紹介で
    「異性愛にみせるカモフラージュが大変」
    という話をしました。

    それ以外にもたとえば
    「自分は異性愛だし、心のなかは女性だから男の人が好きだけど、そうすると身体的には同性愛になってしまって結婚できない……?」
    と思ってしまう……とか。

    そんな
    「結婚なんて子どもの時から考えてないでしょう」
    なんて思っちゃだめですよ。

    現代の愛の形の最終地点は "結婚" になっているので、それに当てはまることができないというのは結構衝撃で、そのことで、人によってはとても悲観的になる人もいるんです。

    将来の夢は
    「お嫁さん」
    だった5歳の子が、自分は男の子でお嫁さんにはなれないんだ、と知った時のショックを想像してみてください。

    最後は
    「逆の性別で暮らすって無理じゃない?」
    これ、意外と無理じゃないんですよ。
    僕も高校までは女子学生してましたけど、今は男子学生してますし(笑)

    多少の理解者や適した環境は必要かもしれませんが、性別移行の段階次第ではそれも最小限で、サラッと溶け込んでいけたりします。
    だから今悩んでる子はあまり悩み過ぎずに、少しでも前向きに考えていけたらいいなと思います。

    と、こんな感じで、子ども時代~結婚まで幅広く描いている漫画です。

    基本的に四コマ漫画なので読みやすいかと思います。
    絵も可愛らしくて手に取りやすく、図書館にも置きやすいです。

    「これから先、どうなるんだろう」
    と悩んでいる子にぜひ、差し出したい一冊です!

    2017年10月16日

  • 2017/6/20読了

    性に関する問題はナイーブでセンシティブなものが多い。
    それでも、それに向き合う夫さんや周りの環境
    そして家族の理解があって、ほんとうによかったなと。
    周りの存在は大切、そして理解すること
    他者の知識も必要になってくるし。。。

    そしてイラストがとってもかわいい!
    こういうイラストかきたいなぁ

  • 当人同士がOKなんで問題なし。早くそんな世の中になってほしい。

  • ちぃさんのような人たちは世の中に多いと思う。こういう話題は以前からテレビなどで取り上げられていたが、国の取り組みや人々の考えの変化などが見られるようになったのはごく最近であるように感じる。かくゆう私もこの本を読んで改めて知ることが多くあった。(どの程度まで手術を行うかなど)

    実際に戸籍変更や手術をするのは時間もお金もかかるし、何より家族に正直に打ち明けるのはとても勇気のいることだし、本当に女として生きていけるかという不安もある思う。そういう意味で嫁ちゃんが旦那さんに出会えたのは自分を受け入れてくれる人がいると感じられ、女として生きる覚悟を決められた良い機会であったのかなと感じる。
    二人には幸せになってほしい。

  • 簡単に自分の生い立ちや結婚までの道のり、
    法的にも男から女になる手順(体験)が描かれてる。
    喉仏を小さくする手術!!←私がこの漫画で一番驚いたのここ!!(笑)
    ノドチンコって小さくできるんだぁ……(゚Д゚;)みたいな?
    あと…ちぃさんの旦那さんが嫁さんにベタ惚れ!!
    元・男?∑(。・Д・。)アン? それが????って感じで
    嫁さん1番.☆.+:^ヽ(∇⌒ヽ)
    ここまでベタ惚れされてる時点で
    ちぃさんは凄い幸せ者だと思う。
    性別なんて関係ないんだから…
    そうゆう意味でお腹いっぱいの本(ノ∇≦*)(笑)

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